横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ヒマワリ3種

2005-07-31 16:36:36 | 近所

近所の畑に、今年は花が植えられている。
といって切花として収穫している様子もない。
その中で一本だけ、3メートル以上あろうかという大きなヒマワリが、周りをへいげいしていた。



一方、最近は家庭の鉢やプランター用に、背の低いヒマワリも出回っている。
それでも、立派に大きい花を咲かせている。



花オクラが咲いていた野菜直売所には、八重のヒマワリ。
「七重八重、花は咲けども、ひまわりの、実のひとつだに、なきぞ悲しき」
うそ、ヒマワリじゃなくてヤマブキだろう。

山吹もヒマワリも八重にはシベがなく実(種子)が生らない。
こういうのは、挿し木や株分けで繁殖するのだろうか。


付録:
先日のミョウガを探ってふたつ見つけた。
あることがはっきりしたので、花とか実を楽しめる。
付録の付録:
富良野から、ゆうほが元気に到着した。羽田はキッズもいっぱいだった。



こんな名前でも生きている

2005-07-30 18:50:56 | 近所


いつも少年野球の練習をしているグラウンドのフェンスに、釣鐘型の可愛い花が咲いている。
名前は? 何、ヘクソカズラ?
臭いのせいにしても、この名前はひどい。アカネの仲間だよ。
ツリガネソウ(フウリンソウ)にも負けないよ。



臭いが問題だとしても、万葉の時代は単なるクソカズラだったのに、どうしてまた念押しをするのか。
別名、サオトメバナは良すぎるにしても、ヤイトバナぐらいでどうだろう。
最近は背中にヤイトの後をつけている人も減ってしまって意味が分からないか。

「ヘクソカズラの誘惑」というHPに、この花の構造と知恵・秘密が解説されている。
蜂に花粉を運ばせ、蟻に害虫番をさせているという。

蔓をどんどん伸ばして行くので、別の場所ではヤブガラシ(7月2日の記事)と勢力争いをしている。
いや、仲良く共存共栄かもしれない。




このフェンスの向こう側は野菜畑で、いろいろ季節の野菜を栽培しておられる。
野球のボールが飛び込んでも、優しく取っておいてくれる人だ。
ところが自転車で倒れた拍子に骨折されて、しばらく畑が放置されている。
するとあっという間に雑草に覆われてしまった。

農業が若い人に魅力的でないのか、このあたりでも宅地や駐車場に転換されたり、空き地になっているところが少なくない。

野菜畑から道路をへだてた向こう側の畑も、いつの間にか月見草でいっぱいになっている。




地震の時に

2005-07-30 09:03:53 | あれこれ
地震の時にまっさきに持って逃げるものは?
新しいトラックバック練習板だ。
基本的に体を持って逃げれば十分。
緊急避難袋を作っても、本当に必要な事態の時に持ち出すのは、至難の業。
ましてそれを押入れに入れてあったりしたら、後悔先に立たず。
これまで何もしなかったが、今年になって避難袋の代わりに避難箱を作った。
家の外に納屋など置けない我が家なので、小さい頑丈な箱を作り外側に金属板を貼って一応の耐震耐火にした。庭の片隅に置いてある。中には少しの飲み水、食べ物、手回しラジオ、靴、軍手、筆記具、若干の現金、連絡先などを入れてある。

午後の公園

2005-07-29 16:20:17 | 近所


もうすぐ八月だというのに、まだウグイスがさえずっている。
朝夕にはヒグラシが鳴くが、蝉はまだ土の中のようだ。
と書いていたら、3時すぎにジリジリという声が今年はじめて聞こえた。

この瀬谷中央公園の右側は広場になっていて、午前中はゲートボールが3面ぐらい行われている。
年齢からは私も仲間だが、まだメンバーになっていない。

右奥の方には「まるたのしろ」というログハウスがあって子供たちの遊び場だ。
ミニ遠足に来る園児たちも多い。

道路の左側は、雑木林を少し手入れした形になっている。
先日も区役所から雑草を刈りに来たが、根こそぎ取ることがないので、いろんな野草が見られる。


ヤブラン(ユリ科)の花が咲き始めた。秋には丸い実がたくさんなることだろう。



ヤブミョウガ(ツユクサ科)は早くも実をつけはじめている。
いずれ黒いジュズダマのようになる。

そのほか季節ごとに、いろいろの小さい花が咲いてくれる憩いの場所だ。


誰かが川べりに植えたミョウガが、フェンスの間から公園の中に越境してきた。
美味しいのがあるかどうか、まだ探してはいない。


トロロ と モミジ

2005-07-28 15:29:20 | 近所
上瀬谷小学校の北側に畑があり、一角は直売所になっていて新鮮な野菜が買える。
梅干の赤シソもここで買った。
車の多い道路と畑の間に季節の花が植えられている。6月13日のトリトマもここだった。



今咲いているのは、花オクラ(アオイ科トロロアオイ属)。
花は直径20センチ以上と大きく、シベが長く伸びている。
ズングリとした実は食べてもおいしくないらしい。さればと花を食べるという。
左下に見える葉は、仲間のムクゲ、フヨウやハイビスカスと違って、細く裂けている。



背が高く大型の花は青空に映える。
この花には仲間がいる。



今朝、upplainさんのMy Pug Logの記事を読んで、フィットネスに行こうと大和へ向かう途中で、モミジアオイが空に向かっているのを見つけた。
シベが五重塔の水煙か祇園祭りの鉾を思わせる。

初めてだったが、記事を読んだばかりなので、すぐに分かった。

モミジアオイ(アオイ科フヨウ科)。
葉が掌のように五裂しているので、モミジというのだろう。花オクラは葉の数が多い。
5枚の大きな花弁も、はっきり分かれている。
長く伸びた柱の先にオシベとメシベがついている。

いろいろ特徴のある花だ。


紫がいっぱい

2005-07-27 20:16:11 | 近所

台風は直撃が避けられて、さほど強い風もなかった。
降り続けた雨が上がって、朝から日差しが強い。
近所をちょっと歩いただけで汗をかく。


あるお宅の生け垣の下から濃い紫がのぞいている。
紫御殿だ。


紫御殿(ツユクサ科)パープルハートともセトクレアセアとも呼ばれる。

葉も茎もすべて紫、蕾も紫。数少ない小さな花が薄桃色、オシベの先端が黄色ということで、ほぼ紫一色だ。

ツユクサ科だけに、花は昼にはしぼみ、夕方には殆ど形がなくなっている。




このお宅の向かい側のマンションの庭を覗くと、こんな木があった。
名前は知らない。



台風が来る

2005-07-26 17:03:10 | あれこれ
1 台風は少し弱まったのか。
進路も少し東よりになったらしい。
関東に上陸するのかどうか。

今日は、日本語教室の2周年のパーティを予定していた。
ささやかだが軽食をとりながら、スピーチやゲームで楽しむ予定だった。

朝は直撃だと言うので、どうするか昼過ぎに決めようと相談していたら、会場の方から今日の夜は閉鎖するとの連絡が入った。
やむを得ず中止とし、あらためて計画することにした。
予約してあったサンドイッチは手分けして引き取り、生徒にも電話などで中止を連絡。


今日は外出せず。
妻は近所の友達4人を呼んで井戸端会議、話題は尽きず夕方まで続く。


雨の中、川向こうにバラ3輪。
まだ風が強くないので、すっと咲いている。

初雪草と冬珊瑚

2005-07-25 17:04:05 | 近所
卸売センターの前の酒ディスカウント店が閉店するので行ってみた。
ワイン4本、山田錦(特別本醸造)、二階堂吉四六、菊正宗(料理に)その他で5000円ぐらいだからかなり割安だ。
酒好きならもっと仕込んでも良かった。
帰り道、海軍道路のそばの畑に、ぽつんと1本何かがある。
葉の白が涼やかだ。


はじめて見たが、帰って調べて分かった。
ハツユキソウ(トウダイグサ科)

花の咲く頃、葉の縁が白くなるのを、初雪に見立てたものらしい。
その後、別の場所で見つけた写真でも花は目立たない。



TV東京の「美の巨人たち」ー黒田清輝編に娘がちょっと出たので、ビデオを妻の実家に郵送した。

郵便局のそばの駐車場に、1~2センチの実がたくさん生っている。
これも初めて見た。調べるのにてこずったが、ようやく分かった。
冬珊瑚(ナス科)、別名、玉珊瑚、龍の珠。



花や実の期間がも長く、冬にも色つきが良いので冬の珊瑚ということか。
青い実、橙色の実、赤い実が一緒に生っている。
ナス科とうなづける白い花も咲いていた。(ピンボケ)


暑い季節、名前だけでも雪や冬がつけば、しばし清涼を感じる。


桜の葉に実がなる?

2005-07-24 19:23:20 | あれこれ

高遠のコヒガン桜(4月14日撮影)

満開の桜が散り、花びらが川面に浮かび、帯状に並んで流れるようすを花筏という。
散ってなお、人を楽しませる桜の風情だ。

人でごったがえしていた高遠城址公園も、7月ともなれば閑散としている。
静かな園内をアジサイやギボウシを愛でながら歩くのも心豊かなひとときだ。

帰ろうとした時、駐車場の傍の桜の葉に実がついているのを見た。



虫でも付いているかと思ったが、たしかに葉から小さい茎が出て、その先が丸い実になっているのだ。
葉に実がなる? そんな桜があるのだろうか。
何かの病気か、植物が寄生しているのか、突然変異か。



後で調べたら、ハナイカダ(ミズキ科)という木があって、五月ごろ葉の中央に薄緑色の花が咲く。
葉を筏に見立て、筏に乗った花ということだろう。
その花は、やがて青い実になり、秋には黒くなるという。

しかし、これは葉も少し違うようだし、実が多い。
この正体、常識なのかも知れないが、私には今のところ手がかりがない。

追記:
早速、ごまのはぐさ さんから「虫こぶ」ではないかと教えていただいた。
「虫こぶ」というのは「虫えい」とも言われ、虫や菌類などから何らかの刺激を受けて植物の組織の一部が肥大または縮小して出来るらしい。
エゴの木につく白い実のようなものも、エゴノネコアシという虫こぶだ。
北海道の虫えい(虫こぶ) というサイトに解説と北海道で見られる虫こぶの写真が出ている。ネットには桜の虫こぶに触れているものもあるので少し勉強してみよう。



我が家の生物

2005-07-23 17:41:09 | 家族


孫が来たら、いっしょに愛・地球博へ行こうと思っている。
彼はマンモスを見たいけど、「混んでるからなあ」と言っているらしい。
インターネットで事前予約しようとしたが、どのパビリオンも、ずーっと先まで一杯だ。
当日整理券をとるために並ぶのか、あきらめるのか。まあ人気に惑わされる必要はない。
JTBで入場券を買ったが、家族平日割引券は現地でないと買えないと言う。
愛・地球博といっても、愛は少ないようだ。

こんなことを書いていると、震度5の地震が来た。
どういう意味だ。

家にナマズはいないが、トカゲは住んでいる。
ハーブが好きなわけではなかろうが何か狙いはある。


このハーブには、いろんな虫が来る。ときどき蜘蛛も巣を張る。
ちょっとした生物界を形成しているのだろう。


あちこちから聞こえるサルスベリの花情報に加えて、ご近所でも華やかになってきた。
我が家のサルスベリは遅れていたが、ようやく開花した。


ほかにも咲き始めているものがある。
表側へ回るとミソハギのピンクが、どんどん縦に並びだした。


その隣に鉢植えしたスーパーベルは、まだ3個だけ。
蕾がいっぱいだから、いずれ鉢を埋め尽くすにちがいない。


上に取り上げたのは、ごく一部にすぎない。
こんな狭い敷地でも、いろんな生物が、それぞれの夏を過ごしているものだ。


宵待草

2005-07-22 16:34:56 | 近所


このような花は月見草とも呼ばれている。
しかし、もともとのツキミソウは、夕暮れから白い花を咲かせ明け方には紅色に変わりしぼんでしまうものらしい。一度見たい花だ。
黄色いツキミソウは、マツヨイグサの仲間だ。
花の大きさの順にすると、コマツヨイグサ、メマツヨイグサ、マツヨイグサ、オオマツヨイグサが日本で見られるもののようだ
写真の花は、工場跡地が造成されてできた擁壁と川の間のわずかな土地に咲いている。
花の大きさから、多分メマツヨイグサだろう。


 待てど 暮せど
  来ぬ人を
  宵待草の やるせなさ
  今宵は 月も 出ぬそうな 
「宵待草」は竹久夢二が作詞した有名な歌だ。
この宵待草は、どの花なんだろうか。
来ぬ人なのか、待つ人なのか、この女性はどんな女性だったのだろうか。
こんなことを推理している人がいる。
宵待草(竹久夢二の花・恋)
ちょっと長いので花だけ答を書くと、マツヨイグサだそうだ。



上の開花の写真に至る時間経過。

21:14 開き始める。            22:16 左の花は、裏側が膨らんでいる。 


22:18 一瞬にして開く           22:49 2つ目も膨らむ(アングル90度変える)


22:51 こちらはふわーっと開く       22:52 2つ目も完全開花

 

七月の木の実

2005-07-21 16:05:44 | 近所

駅前の街路樹に実がなっている。ヤマボウシだ。
と書いたが、まだ花から実になる途中といったところだろうか。
ヤマボウシの白い花びらに見えた部分は総苞片で、真ん中の緑の部分が花の集合体だ。
今は花びら、おしべ、苞が落ちたところで、秋には赤い実になる。


花が咲くから、いずれ実になる。キイウイ、ユリノキ、ハマナス、藤、蜜柑など、いくつか記事にも登場させた。

花が咲かないのに、実ができるイチジク(無花果)?
いやいや花があるから実ができる。
この実がもっと小さいとき、これは「花のう」と呼ばれ、その中に白い花がいっぱい詰まっている。
もともとはイチジクコバチが受粉を助けたが、今の品種は受粉なしでも実になるそうだ



そのほかの七月の木の実の様子を、いくつか覗いてみよう。

ナツツバキは可愛い実だ。


ヤブツバキはかなり大きくなっている。いずれ三つにはじけて種を落とす。


形のユニークな実もある。
コブシは袋果が拳のように見えるということだろう。
秋には袋果の中から、赤い種が出てきて白い糸に吊り下がる。


ミツバウツギの実は秋に茶色くなると風に乗って飛ぶという。
この面白い形は飛行上の理由があるのだろう。


ミツバウツギと同じく、三つ葉であることから名づけられているのがミツバアケビだ。
普通のアケビは五つ葉。
秋には、パックリ開いて鳥が食べる。白い果肉は甘いらしい。


果実が食べられなくても、秋にどうなるのか楽しみだ。


クレオメ

2005-07-20 18:37:06 | あれこれ

クレオメ(フウチョウソウ科)

先輩の家に一輪だけ咲いていた。
とりあえず撮っておいて、帰ってから調べた。

別名は風蝶草、風に舞う蝶か。
また酔蝶花とも。
朝、うすい色だったのが、夕方には濃いピンクになるのでこう呼ばれるのか。
いや、この表現と実際はちょっと違うようだ。

この花のことを知っていたら、もっと観察していたと思う。
この花はいくつかの花のかたまりで、それぞれの花から長いオシベが伸びている。
4枚の花弁には柄がついていて、それぞれ離れているため、風にゆれると蝶のように見える。そこから風蝶草と呼ばれる。

花は夕方に開き、最初は濃い色で翌朝から昼には色が薄くなりしおれるようだ。
全体を見ていると、朝は薄い色が夕方に赤くなっているように感じて、酔蝶花と表したのだろう。
どちらかというと、一晩で酔いが醒めた酔蝶花ということか。

こちらで今日、酔芙蓉というのを教えていただいた。
これは朝咲いたときは白く、夕方になるにつれ赤くなってくるという。
一夜花と一日花、色の変化も対照的で、面白い。



クレオメ、上のほうに蕾が一杯。これからまだ咲きあがっていくのだろう。
写真はいずれも早朝撮影。


付録
この前、ギンバイカを取り違えたナナカマド?
先輩の家の近所にあったこの花、ピントがあっていない。
小葉の数が多いから多分、ニワナナカマドだろう。


日本蜜蜂えらい

2005-07-19 16:19:07 | あれこれ

土曜日の夕方、トマト農園の床下に置かれた巣箱に、日本蜜蜂がどんどん帰ってきた。
傍で見ていても刺されるようなことはない。温和なのだ。
日本蜜蜂の中に西洋蜜蜂を入れても受け入れるが、その逆はないという。

分蜂のときにうまく捕まえて巣箱を増やしていく。
信州という土地柄、蕎麦花の蜂蜜になりやすい。


下の写真は、横浜瀬谷の今日の蕎麦畑だ。
ここでは秋に蕎麦祭りが行われる。


日本蜜蜂は在来の日本の小さい花の蜜を好むらしい。
朝食に食べたのは、そば蜂蜜とくり蜂蜜だった。
そば蜂蜜は黒い色で大変美味しい。
くり蜂蜜はうすい色で、栗らしい香りがした。

日本蜜蜂の蜜はミネラルやビタミンが豊富で、抗酸化作用が非常に高い。
現状は生産量が少なく高価だ。それをパンにたっぷり塗っていただいてしまった。


夕方の巣箱は蜜蜂で入口が一杯。
朝の巣箱を覗くと、外へ行っているのか蜜蜂は、やや少なめだった。それでも一杯。


こうして蜜蜂は越冬に備えて、せっせと蜜を蓄えている。
秋になると人間様は蜜をとりだして、越冬のためには砂糖水を代用品とする。
それでも文句を言わず、けなげに働き続けるのだ。