横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

きじ

2012-03-31 07:00:48 | 近所



上瀬谷の畑でキジの雌を見た。何を食べているのだろう。






キジの雄にはよく出会うが、雌は姿が地味なのでこれまで見つけることが少なかった。
近くに雄はいなかったが、そう遠くないところで鳴くのが聞こえた。






家の窓の外にはキジバトのつがいが並んでいた。
この羽の模様はたしかにキジの羽に似ている。






それにしてもキジバトの夫婦は仲が良いものだ。






新聞に鶏の形の鍋つかみの記事が出ていた。
インターネットで検索すると同じようなのがいろいろ売っているようだ。






こういう手仕事が好きな妻は古い生地を引っ張り出して作りあげた。


沢のあたりに咲く花

2012-03-29 06:31:31 | 近所



宮ヶ瀬湖は東丹沢・中津川をせきとめた大きなダム湖で、いくつもの沢から水が流れ込む。







ネコノメソウ(ユキノシタ科)
そんな沢のあたりでは湿地を好む草花がいろいろと見られる。
先日行ったときはネコノメソウの仲間が目についた。






ムカゴネコノメ(ユキノシタ科)
ムカゴネコノメは花の後に匐枝(ふくし、匍匐茎)を延ばしムカゴをつける。
翌年そこから芽を出して密に花を咲かせるという点でネコノメソウの仲間の変わり者だ。







黄緑色の萼がやや立っているが8個の雄しべもよく目立つ。







ユリワサビ(アブラナ科)
近くにユリワサビも咲いていた。
同属のワサビに比べてずっと小型で根茎も細く短いので食用にはなりそうにない。







真っ白な十字花はタネツケバナより少し大きい。


桜じゃない

2012-03-27 07:09:28 | 近所



久しぶりに宮ヶ瀬の林道を歩いてみた。
よく晴れていたが風が冷たく蝶が飛び回るということはなかったが、
テングチョウだけはたくさん見かけた。






少し飛んでは枯れ葉や草の上で羽を休めるというのを繰り返している。
テングチョウは成虫で越冬するそうだ。






花は ? と探していると、コボタンヅルの真っ白な綿毛を見つけた。







そして蜂の巣。これも昨年から遺されたものだろう。







一種類だけ咲いていた木の花。フサザクラが開花し始めていた。







フサザクラ(フサザクラ科)
開花といっても花弁も萼もなく多数の雄しべ(紅い葯)が目立つばかりだ。







中央の大きいのは葉芽。
雌しべは雄しべと葉芽の根元にひそんでいて、やがて葯が落ちると目だつようになる。




春めく

2012-03-24 07:03:10 | 近所



だいぶ前にアザラシのタマちゃんが多摩川の後しばらくいたこともある鶴見川。
鶴見というのは横浜の地名だが、鶴見川の源流は東京都町田市である。

源流と思われるあたりを訪ねてみると「鶴見川源流の泉」というのがあったが、
整備中で草花や生き物などの様子も十分に観察できなかった。
さらに奥の源流があるような気がするのでいつか調べてみたい。







暖かい日だったので源流の泉は遠目で見ても水温む感じがした。
また途中の道ところどころでカントウタンポポを見た。







そしてムラサキハナナもぽつぽつと咲きだした。







さらに歩いてつり橋を渡っていると谷底の方から鳴き声が聞こえる。
カモのようでもあるが小さな流れで動くものを見るとかなり小さい。






中に枯れ葉の上を動いているのもいて、ピョンピョンと跳ねる様子からカエルらしいと分かった。
望遠レンズを持っていなかったので無理やり拡大した。

春らしい光景がだいぶ増えてきたようだ。



濃霧の日

2012-03-22 06:52:36 | 近所



この前の日曜日。珍しく濃霧に包まれた。
瀬谷駅から電車を乗り継いで本厚木に行ったあたりでもまだ晴れなかった。






しばらくぶりの神奈川県自然環境保全センターの斜面にツチグリがいくつも見られた。
ツチグリは季節感が少なくて雨上がりが似合うようだ。






谷戸の流れの方へ下りるとネコノメソウ(ユキノシタ科)が咲きだしていた。







林の中などに多いヤマネコノメソウと違ってネコノメソウは湿地が好きなようだ。







ヨゴレネコノメも湿地で多く見られる。葯が紅いのが特徴の一つだ。





ジンチョウゲの仲間

2012-03-20 06:59:30 | 近所



ミツマタ(ジンチョウゲ科)
ご近所の旧家へ続く道にミツマタが咲き始めていた。







三椏(三又)の名前は枝分れが全て三つ又であることによる。







ミツマタはジンチョウゲの仲間で、花弁はなくて白い毛を密生した萼筒の先が4裂している。







皇居東御苑でも咲いていて、小さなハエかアブの仲間が蜜を吸っていた。
春先はチョウやハチが少ないので、花もこういう虫と仲良くするのだろう。







オニシバリ(ジンチョウゲ科)
東御苑には同じくジンチョウゲの仲間のオニシバリも咲いていた。







ジンチョウゲの仲間は雌雄異株だけれど雄花、雌花の見分けがとても難しい。


東御苑の桜と梅

2012-03-17 07:02:02 | 近所



木曜日、地域の仲間たちと皇居東御苑へ行ってきた。
ちょっと風が冷たかったが快晴だったので気持ちよく歩いた。







本丸跡ではカンザクラが見頃であった。






この向こう側には十月桜や冬桜も咲いていて、そのあたりの芝生で弁当を食べた。







カンヒザクラやリュウキュウカンヒザクラはまだ少し早いようだったが、
カンヒザクラとシナミザクラの交配種だというツバキカンザクラが咲いていた。






桜なのに椿とは面白い命名だが、花の形に由来するのだろうか。

ほかにカワヅサクラが5分咲ぐらいであった。本場の河津では満開だと今朝のTVで報じていた。






梅林坂では、ようやく咲きそろったと思われる梅が人の目を楽しませていた。








スミレとキジムシロ

2012-03-15 07:19:27 | 近所



おととい昨日とよく晴れて近所を気持ちよく歩いた。
道端の斜面に小さな紫の花を見つけた。スミレだ。







タチツボスミレ(スミレ科)だろうか。今年は初めて見た。







同じ斜面の少し離れたところには黄色い花が何カ所か咲いていた。







ヘビイチゴだろうかミツバツチグリだろうかなどと、しばらく迷った。

小葉が7枚あるのを確認してキジムシロ(バラ科)であったかと気づいた。






冬の間に草花の名前を忘れてしまうことも多くなった。



ヒメウズが咲いた

2012-03-13 07:07:54 | 近所



梅や河津桜などの開花が異常と思われる今年の春だが、
草花はそうでもないようで近所の市民の森の縁でヒメウズが咲き始めた。






ヒメウズ(キンポウゲ科)
ヒメウズはごく小さなオダマキといった姿だ。







追分市民の森まで足を延ばすとホトケノザ、オオイヌノフグリ、ミチタネツケバナも見られた。








アジサイ(ユキノシタ科)
アジサイの芽からは葉が展開しはじめている。







ウグイスカグラ(スイカズラ科)
ウグイスカグラの花もポツリポツリ。
梅や桜を除くと木の花もそんなに変調ではないのかもしれない。


早咲きのはずが…

2012-03-10 07:09:55 | 近所



伊豆・河津町の早咲きで有名な河津桜が今年は大幅に遅れて、ようやく見ごろになったらしい。
神奈川県でも松田山や三浦海岸の河津桜が多くの人を集める。
2月24日に三浦海岸へ行ったときは蕾が固かった。
松田山でも3分~5分咲きになったところで、11日までの桜まつりが25日まで延長になった。






近所の境川沿いに植えられた河津桜も開花が始まったばかりだ。







梅や桜など木の花は季節が変調しているような今年だが草花は例年通りなのかもしれない。






大和市のふれあいの森でユキワリソウが咲き始めた。
ひと雨ごとに暖かくなって、これからいろんな春の花が見られることだろう。


アユタヤ

2012-03-08 07:18:34 | 旅行



ワット・プラ・マハタート

バンコクの北80km。チャオプラヤ川の中州にあるアユタヤは14~18世紀のタイの古都だ。
王宮や寺院などの遺跡がいくつも残っている。友人の案内でいくつかを見学した。






ワット・プラ・マハタートには高さ44mの仏塔があったが、
1765年から緬泰戦争がおこり1767年のビルマ軍による侵略で破壊されたそうだ。






破壊はすさまじいもので仏像の頭が全て切り取られ無くなっている。







奇跡的に残された仏頭が木の根の成長で埋まった形で残っていて、お参りする人が絶えない。






向こうに見えるワット・ラチャブラナの仏塔が美しい。
ワットというタイ語は寺院を意味する。





ワット・プラ・シーサンペットはワットとついているが正確には寺院でなく、
アユタヤ王朝の3人の遺骨を納めた仏塔を含む仏教施設といったところだ。
この近くに王宮があったそうだ。






これはモングコンボピット仏という金色の大仏が納められている建物。
堂内には靴を脱いで上がり参拝する。







本堂の外側では少年少女たちが竹の楽器などで音楽を演奏していた。







アユタヤの繁華街? の カフェテラス?
タイでは建物のそばや道路際に屋台とテーブルを出して商売しているのが多い。
タイの人は自宅では食事を作らず外食することが多いらしい。







アユタヤへの途中にあった工業団地。建物が茶色になっているのはそこまで冠水したということだ。
浸水したと分かる跡は至る所で見られた。







ワット・プラ・マハタートの立て看板に浸水時の様子を示す写真があった。
木の根の仏頭は一時完全に冠水したらしい。



タリンチャン水上マーケット

2012-03-06 06:51:00 | 旅行



バンコクの中心街から80kmほど東にダムヌーン・サドゥアク水上マーケットというのがある。
タイ政府が観光客誘致のために開発したものらしい。







今回はそこまで足を延ばさずに近郊のタリンチャン水上マーケットに行ってきた。







週末のみオープンする水上レストランで、はしけにつながれた小舟がいろんな料理を作ってくれる。
とにかく安い。






ナマズがたくさんいて誰かがパンのようなものを投げると取り合いで大騒ぎ。
タイではポピュラーに食べられている魚だ。






遊覧船で付近を巡ってみた。







昨年タイの大きな川の一つチャオプラヤ川が氾濫して大規模な洪水・浸水が起きた。
チャオプラヤ川は平らな土地をゆったり流れていて、その流域の湿地には運河が無数にある。







人々は水上に家を建てて小舟を使って生活している。







なんだかワニでも出てきそうな雰囲気のところも・・・







1時間ほどの遊覧から戻って水上レストランに続くマーケットを歩く。
果物、野菜、花などが売られていた。観光用ではないのでリーズナブルなのだろう。






バンコク近郊の並木などあちこちで、この黄色い花が咲いていた。
帰ってきて調べたら ラーチャブルック(マメ科)といってタイの国花らしい。
ジャケツイバラに近い木でゴールデンシャワーとも呼ばれる。

ほかにもブーゲンビリアなどいろんな花が咲いていたが撮ることができなかった。


ひなまつり

2012-03-03 06:57:57 | 近所



3月3日は雛まつり。娘が独立した今でも木目込みの内裏雛を飾っている。

近所の旧家では毎年たくさんの雛人形を飾りつけて公開されている。







奥の方の七段飾りを撮りにくいぐらいに吊し雛など手作りの人形が多い。







これは七福神。







タツノオトシゴは干支にちなんだものか。
卯から辰にバトンタッチ。






昨年に比べてもかなり数が増えているような気がする。
気のあった人たちがときどき集まって手作りを続けておられるのだろう。







手づくりの草餅を求めて帰った。餡こは入っていないが美味しかった。


もう 3月

2012-03-01 07:00:44 | 近所



昨日は関東地方でも雪が降った。朝7時ごろの様子。
日本海側とは比べ物にならないが、このあたりでは大雪と呼ばれる。






午後2時ごろまで降り続き、横浜でもはずれの我が家のあたりは10cmほどの積雪となった。
雪かきに大汗をかいた。







おととい久しぶりに近所を散歩して紅白の梅が咲いているのを確認したばかりだった。







そして2か所でキジが餌を探していおるのに出会った。






雪は降っても、もう3月だ。