横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ヒヨドリバナと・・・

2014-07-31 06:39:00 | 近所



ヒヨドリバナ(キク科)
舞岡公園の道端にヒヨドリバナが咲いていた。







残念ながらアサギマダラの姿はなかったがコチャバネセセリが蜜を吸いに来ていた。







あれ、蜂もいるかなと思ったが少し違う。







ヨツスジトラカミキリだ。ハチに擬態しているのだろう。
成虫は花の蜜が大好物のようだ。幼虫は木を食べるので嫌われる。







この個体は長い間この葉っぱに止まっていた。何故だろう。







カミキリつながりでナガフゴマカミキリ。
近所の市民の森でカップルがつながって歩き回っていた。





切り株が好き

2014-07-29 06:22:55 | 近所



雑木林などで伐採された切り株が積まれている場所がある。







木としては生きていないわけだが、案外こういうところを好む虫たちがいる。
ルリボシカミキリもそんな一つだ。






タマムシも飛び回っていたが、早くてよく撮れない。







やっと止まってきれいな翅を見せてくれた。
タマムシの幼虫は半枯れのような気で育つらしい。







ハチのようなものがバッタを引きずって歩くのが見えた。
この切り株置き場は草原の端にあって、バッタたちがたくさんいる。







クロアナバチがツユムシを捕まえて切り株から切り株へ急ぎ渡っていく。







行き先を追っていくと、暗がりへ入って一休みしている。
食べているわけではない。クロアナバチの成虫は花の蜜を吸うそうだ。

クロアナバチは土に穴を掘ってバッタを引きずり込むと卵を産み付ける。
バッタは孵った幼虫の食べものになるのだろう。




阿波おどり

2014-07-28 06:45:58 | 近所



土曜と日曜。隣の大和市で阿波おどりが行われたので観てきた。







大和駅周辺の道路をたくさんの連が踊り歩く。






暑いだろうと思うが、そんな様子はおくびにも出さない。






要所要所で得意のパフォーマンスを見せる。






地元を中心とした神奈川県内の連に加えて他県からの参加もある。
この「かもめ連」は本場徳島から来たらしい。







そしてこの「びっくり連」は東京都・高円寺。







道路のほかにステージが設けられていて各連が得意の演技を見せる。







子どもたちも入った地元の連。






先程の「びっくり連」もやってきた。外国人も混じって懸命の演技。







そこに「耕心連」も加わる。







二つの連が一緒になって乱舞。






最後には見物の人たちも一緒になって踊り大いに盛り上がった。



真夏のトンボたち

2014-07-27 06:54:42 | 近所



神奈川県自然環境保全センターのコウホネの池。
ヤゴの抜け殻があった。シオカラトンボか何かだろうか。







この小さな池にはガマなどもあって、いろんなトンボがやってくる。







腰のところが白くなっているのでコシアキトンボと呼ばれる。
黄色いのは雌か未成熟の雄だそうだ。







同じく保全センター。コムラサキシキブの木にウスバキトンボが止まった。







ウスバキトンボはアカネの仲間ではないが、飛んでいると赤トンボのようにも見える。
いつも田んぼの上などをスイスイ飛んで草などに止まらないので撮りにくいトンボだった。







こういう風に止まってゆっくり撮らせてくれたのは初めてだ。
実はウスバキトンボは赤トンボと総称されるアカネの仲間ではない。






このミヤマアカネなど普通の赤トンボは穂先などでゆっくり休む。







所変わって舞岡公園。
オオシオカラトンボやシオカラトンボなども縄張りをパトロールして所定の場所で休憩する。







池のガマの穂の先にはショウジョウトンボが止まっている。
なんか逆立ちしているみたいだ。







ふっと飛び上がって







すぐに戻ってもやっぱり逆立ちをする。
太陽光が翅や体に当たる面積をなるべく少なくして体温を下げようとしているらしい。
それでも真夏の暑い光景だ。







対して泉の森の小川にいたハグロトンボの様子は涼しげだ。







ときどきふわーっと翅を広げて直ぐに閉じる。ハグロトンボ特有の仕草だ。

そんなことを何度も繰り返した後、ふっと飛び去った。










ヒルガオ

2014-07-26 06:00:26 | 近所



ヒルガオ(ヒルガオ科)
城ケ島・白秋碑前でバスを降りて公園の方に上がっていくとヒルガオが咲いていた。
近所のコヒルガオは少し前に見たので花期に差があるのだろう。






蕾は2枚の苞葉の間から伸びている。
花柄はけっこう長い。






コヒルガオ(ヒルガオ科)
すっきりしたヒルガオの花柄に対してコヒルガオの花柄にはもやもやとした稜がある。







ハマヒルガオ(ヒルガオ科)
海岸へ降りていくとハマヒルガオが見られた。






花はヒルガオと似たようなものだが、地を這って広がる葉の形が全く違う。




ハマ~という花たち

2014-07-24 06:40:47 | 近所



城ケ島の海岸。わずかな砂地に生えて長く伸ばした茎は岩の上まで這っている。







ハマゴウ(シソ科、クマツヅラ科)
ハマゴウは背が低いけれど木の仲間だ。







ハマゴウとは変な名前だけれど、浜這う から変化したのかもしれない。







ハマボッス(サクラソウ科)
海岸の近くに住む草木には、ハマ~という名前のものが多い。
同じ海岸でもイソ(磯)がついたものはそう多くなくてイソギクなど数えるほどだ。
ハマ(浜)がついた名前のものはざっと数えても40種類ぐらいはある。







花の時期はすでに終わっていて赤い実がいっぱいだ。
熟すと茶色くなって突起がとれると先端に穴があいて種子が飛ぶ。








花が残っているのがあった。
盛りの時の花序の様子が僧侶が持つ払子(ほっす)に似るというのだが・・・








ハマグルマ(キク科) ネコノシタ
花の最盛期だったのはハマグルマだ。







ハマグルマの名前は舌状花と筒状花からなるキク科らしい形が車を連想させたものか。
一方、葉を触るとザラザラしていてネコノシタ(猫の舌)の別名がある。







ハマツメクサ(ナデシコ科)
ハマツメクサの花は直径4mmぐらいなので見逃しそうになる。
家の近所に咲くツメクサに比べると葉が肉厚でしっかりしている感じだ。







ハマユウ(ヒガンバナ科、ユリ科) ハマオモト
ハマグルマなど地面近くで咲く花が多い中、スカシユリ、ハマカンゾウなどは少し背が高い。
大きな葉の間から太い花茎を伸ばしたハマユウもそんな一つだ。







雄しべが目立つ花の形がなかなかユニークだ。
花序には20個ぐらいの花がついていて次々に咲く。一つ一つは一日花らしい。


城ケ島の草花と実

2014-07-22 07:52:04 | 近所



ミヤコグサ(マメ科)
城ケ島などの海岸にはハマユウやハマダイコンのように「ハマ~~」という植物が多い。
しかし、そうでない名前の草花も見ることができる。







ミヤコグサはそんなに珍しくもないけれど、黄色い花だとばかり思っていた。
しかしここでは赤い花をいくつも見た。
赤と黄色が混じるのをニシキミヤコグサと呼ぶこともあるそうだ。

実が出来て中には種が弾けて飛んでしまったものもある。







テリハノイバラ(バラ科)
実といえば地を這うテリハノイバラにも果実がついていた。







もう花期は終わっていたのだねえと思っていたら、花も少しだけ見つかった。







タイトゴメ(ベンケイソウ科)
冬に茎が赤くなってきれいだったタイトゴメは多肉植物。







これも花期を終えているらしく花は少ししか見つからなかった。
マンネングサの仲間らしい星形の黄色い花だ。







果実も星形だ。茎に比べて実の数がそんなに多くなくても十分に繁殖できるようだ。


城ケ島で見た百合

2014-07-20 06:01:23 | 近所



城ケ島。冬にウミウの大群がいた断崖はすっかり静かだ。
ウミウの代わりに黄色っぽい花が見える。







馬の背洞門の近くの海岸でも同じ花がたくさん咲いていた。
スカシユリだ。







スカシユリ(ユリ科)
スカシユリは海岸性の植物で砂浜というより砂礫地や崖などに多い。
葉が茎に密につく様子が面白い。







花被片の間に隙間があることが透かし百合という名前につながったのだろう。
花被片にたくさんの斑紋があるのはユリ科の花でよく見られることだ。







ハマカンゾウ(ユリ科)
ハマカンゾウやハマユウなども咲いていたほか、ハマゴウなど背が低い花たちもいろいろ見られた。

田んぼのあたり

2014-07-19 06:53:52 | 近所



我が家の北の方。田植えがすべて終わった上瀬谷のたんぼは青々としている。







田んぼの北端の方に目をやるとカルガモがのんびりとしている。







東側の水路のフェンス沿いにはさまざまな草木があって季節ごとに楽しめる。







大きな葉で花は目立たないけれどシオデが咲いていた。







シオデ(サルトリイバラ科、ユリ科)
茎の先に放射状の花序がついている。







シオデは雌雄異株で、ずっと前に見た雄株の花は雄しべが目立つ。







雌花の方は子房のすぐ上に柱頭が可愛く乗っている。
雄花も雌花も6枚の花被片は後ろへ反り返っている。







もう果実もできはじめている。
詳しく調べていないが花の数より実の数の方が少なくなるような気がする。
果柄が伸びているために、そう感じるだけだろうか。

葉柄の脇に巻きひげが付いていて、これがほかの木などに絡んで茎を支持する。





馬の三つ葉

2014-07-17 06:25:58 | 近所



市民の森のあちこちに大きな三つ葉の草に花が咲いている。







ウマノミツバ(セリ科)

茎が1m近く立ち上がり分岐した先に白い花序をつけている。
ウマノミツバだ。







花序はとても小さな花の集まりなので構造が分かりにくい。







ミツバ(セリ科)
同じように小さくてもミツバの花はすっきりしている。







ウマノミツバの花序は両性花と雄花で構成されている。
両性花は比較的大きくて萼筒に鉤状のものがたくさんついている。
雄花は小さくて萼筒の鉤は無く5枚の花弁が内側に曲がっている。







両性花の雌しべは弧を描くように両側に分かれている。

とにかく小さすぎて観察もこれが精いっぱいの花だ。


高校野球神奈川大会

2014-07-15 06:43:00 | 近所



夏の甲子園を目指して各地で予選が行われている。
神奈川県でも12日から始まって、昨日は横浜商大高校と横浜隼人高校が対戦した。







どちらも甲子園出場経験のある強豪校の対戦で1回戦ながら観客席は満員だ。







少年野球OBのY君が隼人高校のレギュラーで出場するというので観に行った。
隼人高校の投手の立ち上がりに連打を浴びて、いきなり2点を先取される。







商大高校のピッチャーは好調で2回までゼロに抑えられる。
3回、Y君が右中間を破る2塁打でチャンスを作る。







レフト前安打が続き3塁へ。そして次打者の内野ゴロの間にホームインした。
この回は1点だけだったが流れが隼人高校に来たような気がする。







続く4回に隼人高校は主将の2ランホ-ムランで逆転する。
以降はしばらく両投手の粘り強い投球が続いたが、8回に商大高校が2アウトから連打で追いつく。
そして9回裏に隼人高校が3本の安打を連ねてサヨナラ勝ちとなった。







内容のある素晴らしい一戦だった。
しかし強豪校も1回戦で敗れる神奈川県予選の厳しさも思い知った。





ナス科の花

2014-07-13 06:01:50 | 近所



先日カラスムギの畑の傍で見たジャガイモの花。
ナス科は合弁花で雌しべを取り囲む雄しべの様子が面白い。







ワルナスビも花の感じがジャガイモによく似ている。







茎や葉についているトゲが悪なすびと呼ばれる所以だろう。







ミニトマトもやはりナス科の花。
だけどジャガイモやワルナスビのように雌しべが顔を出していない。
トマトの仲間は自家受粉で実るらしい。







我が家のミニトマトもそろそろ採れそうだ。




泉の森の小川に

2014-07-12 06:48:57 | 近所



横浜方面は台風の影響があまりなく、昨日は晴れたので泉の森に行ってみた。
引地川最上流の小さな流れも澄んでいた。
画面中央をよく見ると小さな魚たちがいる。







オイカワというのであろうか。







ここは子供たちも裸足でバシャバシャ入るところで、この魚が泳ぐのは初めて見た。







そういえば、普段ここはコサギも常駐しているところだ。
それなのに泉の森のどこにもコサギの姿がない。
オイカワがたくさん泳いでいるのと関係があるのかもしれない。







流れの少ない池のほうではメダカがいた。
大きいのに混じって小さいのも見られる。




チョウが吸う

2014-07-10 06:47:11 | 近所



梅雨の合間、晴れた日に林の縁を歩くとアオスジアゲハが吸水していた。
雨の間はひっそりと耐えているのでミネラル補給もしたいのだろう。
近づいてもあまり気にしない様子だ。







キチョウも道の上で吸水。







こちらスジグロシロチョウは捨てられた畳の上で・・・場所は選ばない。







林の中に入るとクヌギにヒカゲチョウがいた。
こちらは吸水でなくて樹液を吸いに来たのだろう。







コガネムシの仲間たちと呉越同舟。カブトムシやクワガタはまだ見なかった。


笹の葉?

2014-07-08 06:10:44 | 近所



沖縄に接近している台風は強力らしい。風ともに心配だ。







横浜も雨の日が多く、我が家と隣の2階の屋根の間に張った蜘蛛の網も濡れている。







自然観察に歩ける日も少ないので、我が家の鉢に咲いている花を撮ってみた。







コキンバイザサ(キンバイザサ科、ユリ科)
山野草として買ってきたようで、プレートにはキバナアッツザクラと書いてある。







細長い花柄の先に1cmぐらいの黄色い花が1個だけついている。
元はユリ科に分類されていたぐらいだから花被片が6枚で雄しべも6個だ。







少し前に咲いたのは果実になっていた。