横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ヒペリカム いろいろ

2006-06-10 16:05:06 | 近所

マウスオンでシベのアップ

金糸梅や美容柳などオトギリソウの仲間はヒペリカムと呼ばれる。
花屋さんや公園などでも呼び方がいろいろで、ちょっと紛らわしいものがある。


マウスオンで別の場所
表画像は金糸梅と美容柳。左手の方に見える小ぶりのが金糸梅。
裏画像も金糸梅と美容柳。奥の方にに見えるのが金糸梅。
何か、ちょっと違いがある。


キンシバイ(オトギリソウ科)金糸梅 ヒペリカム・パツルム
上の表画像の金糸梅。
実はこの花をはっきり見たのは今日が初めてだ。
たしかに金糸梅の名前に相応しい花弁の形とシベの色だ。
花弁は開ききらず、ビヨウヤナギに比べて小ぶりだ。


キンシバイ(オトギリソウ科) ヒペリカム・ヒドコート(パツルム・ヒドコート)
上の裏画像の金糸梅。
去年、金糸梅として見ていたのは、こちらの花だ。
金糸梅の園芸種らしく、公園はじめあちこちに植栽されている。
オシベは短く花弁が開いてビヨウヤナギと同じぐらいの大きさだ。
花弁に非対称のくぼみが見える。


ビヨウヤナギ(オトギリソウ科) ヒペリカム・チャイニーズ
漢字では美容柳とか未央柳とか書かれる。未央は楊貴妃の住んだ宮殿だそうだ。
美容柳の名の通り、葉が細長い。
ビヨウヤナギのオシベはキンシバイよりもっと長く、きれいにカーブしている。
一番上のビヨウヤナギらしい花と比べて、葯の色が違うようだ。


ヒペリカム・カリシナム(オトギリソウ科)
白と黄色のノコギリソウやカワラナデシコの手前に見えるように、
矮性・低木なので公園のグラウンドカバーに利用されるのが、
このヒペリカム・カリシナムだ。


ヨーロッパ原産で、ビヨウヤナギのようでもありキンシバイのようでもある。
印象としては、シベの赤いビヨウヤナギというところだ。


ビヨウヤナギの花が終わるとオシベも花弁も落ちて、長いメシベが残る。
どんな実になるのだろうか。


ヒペリカム・ピンキーフレアー 
ヒペリカムは花だけでなく、きれいな実を楽しむ品種がいくつかある。
これは多分ピンキーフレアーと呼ばれるものだと思うが、
花が終わると早くも赤い実ができはじめる。
去年も20日には真っ赤になっていた。


金糸梅
金糸梅や美容柳の仲間は多数のオシベを持っているが、
それらは5つの束になっているという。
右側の開き始めの花で確認できる。