横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

サボテンの花

2011-07-31 06:34:17 | 近所

サボテンがそろそろ咲きそうだというので夕方になって今に下ろしてきた。
家には何種類かのサボテンがあるが、詳しい名前は知らない。





9時半ごろには少し開いてきたが、いつになるか分からないので寝ることにした。





朝起きて見ると、二つともしっかり開いていた。





大きさもほとんど同じ二つの花が同じ方に顔を向けている。





家の中では無理だが、サボテンの花にはどんな虫が来るのだろう。


ヤブガラシ

2011-07-30 06:49:33 | 近所

家の近所でもあちこちでヤブガラシが蔓を伸ばし小さな花を咲かせている。





ヤブガラシの蜜は甘いらしくてアゲハやハチやアリなどいろんな虫が訪ねてくる。





ヤブガラシは花弁や雄しべがすぐに落ちてしまうが虫が悪いわけではないだろう。





こんな小さな虫も・・・アブかハエの仲間のようだ。





コガネムシの仲間もいたが、こちらは蜜が目当てでなく葉や茎を食べるのだろう。



虫とザリガニ

2011-07-29 06:49:22 | 近所

里山には個性的な虫がいろいろ住んでいる。
これはバッタでもカマキリでもなくナナフシの仲間のトゲナナフシ。





名前の通りトゲがついている。





コガネムシのように甲虫の仲間には背中がキラキラしているものがいる。
その代表はタマムシだろう。子供のころはよく見かけたものだ。





カミキリムシは髪切虫と書いたらしい。噛み切りと思い込んでいた。
髪の毛も切るほど強い大顎を持っていて木の葉でも茎でも簡単に切断する。
このアカハナカミキリは花粉まみれになっている。





赤鼻でなく赤花髪切は体が小さくて花粉を食べるほうを選んだようだ。





虫を探していると池のそばで、子供たちが喜びそうな大量(大漁)のザリガニがバケツに入っていた。





だいぶ前に誰かが持ち込んだザリガニが繁殖して池の生き物たちを食べつくしてしまいそうなので、
なんとかザリガニを減らそうとザリガニ釣りを実施しているのだ。
見ていると、まさに入れ食い状態で釣れる。

同じ林でも場所により違う花

2011-07-28 07:08:53 | 近所

近所の市民の森は木々の種類や日当たりの多少などで少しずつ違った環境がある。
それぞれの環境に応じて咲く花の種類も変化がある。





タシロラン(ラン科)
マテバシイの多い所では腐生植物のタシロランが今年も見られた。





ソクズ(スイカズラ科)
タシロランの場所から20mほどのところでも開けて明るいとソクズやニワトコなどが咲く。





ヒヨドリバナ(キク科)
針葉樹の多い林に入ると薄暗く、今の時期はヒヨドリバナが咲いている。





秋になるとシラヤマギクなども見られる場所だ。





ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)
車道に接する草地にはウマノスズクサが咲いている。
毎年、蔓を延ばしながら下草刈りの犠牲になっていたのだが、
今年は有志が棒を立てプレートで注意を引くようにしてくれたので、たくさん咲いた。





ただ、元から市民の森に住んでいたのかどうかは分からないそうだ。



オニユリに集まるアゲハたち

2011-07-27 06:00:16 | 近所

オニユリにアゲハたちが集まる。




まずナガサキアゲハ。尾状突起がないのが大きな特徴だ。





雌は翅に白い紋とちょっと朱が入っている。





黒一色の雄もやってくる。蜜が目的かそれとも雌なのか。





こちらはカラスアゲハとナガサキアゲハが並んでいる。
どちらも雄のようだ。





シベが長いので口吻を蜜のところまで伸ばすのは大変ではなかろうか。





ナガサキアゲハとカラスアゲハの隙間を縫ってナミアゲハもやってくる。





オニユリの傍のヤブカンゾウの上を飛ぶナミアゲハ。飛んでいるときは口吻を丸めている。


アゲハたちはオニユリの花のあたりから離れられないようだった。


横浜市中学総体・野球の部決勝戦

2011-07-26 07:15:36 | 近所

25日、横浜市中学総体の野球の部の決勝戦が行われたので観戦してきた。
というのもすぐ近くの瀬谷中学が決勝まで勝ち進んだからだ。
長男も野球部だったし、関係している少年野球のOBたちも部員なので見逃せない。





相手の飯島中学は強打のチーム。
初回からこの3番打者にタイムリーを打たれるなど着々と加点される。





毎回得点され4回表には6点差とされるが、あきらめず5~7回は零点に抑えた。
少しずつ返したが7回裏まだ3点の差で最後の攻撃に入る。





その7回、先頭打者として代打に立った少年野球OBのS君が2塁打を放つ。





S君が生還し2点差。2アウトになるがランナー2塁。






さらに攻めて、ついに同点に追いつく






延長に入って8回は両軍ゼロ。9回に1点を取られる。
しかし諦めることなく出塁。
ここでライトオーバーのヒットが出て野手がもたつく間にランニングホーマー。






サヨナラ勝ちに全選手集まって歓喜の渦。





最終スコア。まさしく激闘だった。





優勝旗授与。ともに戦った157チームの代表だ。





フィールドで記念撮影。
子供たちばかりでなく、監督など指導者そして父母たちも大きな感動を得たに違いない。
このチームの信条は百万一心だそうだ。「人が皆で力を合わせれば、何事も成し得る」を実証した。
相手チームも一旦追いつかれながら再び先行するなど最後まで力を出し切った。

この大会の上位6チームは神奈川県大会に出場する。
どのチームもまた素晴らしい試合を見せてほしい。






ハンゲショウに来る虫

2011-07-25 07:05:39 | 近所

ネムノキとスイレンの花がきれいな池。





池の上をオオシオカラトンボの雄が飛び回っている。
飛んでいるところは難しいので羽を休めたところを撮らせてもらう。





雄が水辺をパトロールしているのは林から出てくる雌を素早く捕まえるためだ。
結婚成立した雌(ムギワラ型)はすぐに産卵する。そのとき雄は近くで見守る。





雄2頭がこんな風に並んでいるのは珍しい光景だ。なんのつもりだろう。





こんどはハンゲショウの白くなった葉に止まっている。
チョウじゃないので花が目当てではないだろう。

ハンゲショウ(ドクダミ科)は花弁を持たない雄しべと雌しべだけの花が穂になっている。
花弁の代わりに葉が白くなることで虫を呼ぼうとしているのだとか。





ドクダミ(ドクダミ科)の場合は白い苞を花弁代わりにしているらしい。
しかし、これらの花にチョウとかハチとかアブとか受粉を助ける虫が来ているのを見たことがない。


ハンゲショウもドクダミも進化の過程でそのような戦略をとっているのかもしれないが、
少なくも今の段階で成功しているとは思えない。
どちらも実って種を飛ばさなくとも根茎でどんどん広がるという方法で繁殖している。


セミを見つけた

2011-07-24 07:00:07 | 近所

雨がやんでようやくセミの声が聞かれ始めた。
まだまだ静かなものだが、羽化して飛び立てるようになるのを待っているセミがいた。





アブラゼミだ。





まだ青白い。全身が茶色くなると飛び立てる。





抜け殻からもセミの種類が分かる・・・まだ勉強中。





羽化の途中で力尽きるのもいるようだ。





ニイニイイゼミの抜け殻は木の幹の低い所で見つかることが多い。
アブラゼミより小さくて、泥がついているように見えるのが特徴だ。




ハキリバチ

2011-07-23 07:10:42 | 近所

台風の前、神奈川県自然環境保全センターの谷戸では池の上でオオシオカラトンボ、
そして草のまわりではミヤマアカネがたくさん見られた。





深山茜というが低地でも見られ、飛び回るより止まっていることの方が多く観察しやすい。
翅についた太い褐色の帯が特徴だ。





カツラの木のそばでニイニイゼミの抜け殻を探していると誰かが面白いものを発見した。
ねこぐるまのハンドルの穴に葉っぱが吸い込まれていく。





ハキリバチの仲間が近くのヌスビトハギの葉を噛みきってきては穴の中に持ち込んでいるのだった。
何回も何回もくりかえし運んでいて、穴の中で何か作業をしているのか出てくるまでに少し時間がかかる。


穴から出て目当ての葉っぱを探すとあっという間に切り取るので切る瞬間を撮ることはできなかった。
何回も何回も運んでいて穴の中で何か作業をしているのか。





ハンドルの近くにクモが網を張っているので、せっかく切ってきた葉が引っかかってしまうこともある。





午後になってもう一度見ると作業が完了したようでハチの出入りする姿がない。
そこで穴に近づいて中を覗くと、葉っぱが丸められているようにも見える。

ハキリバチは筒などを利用して葉巻き状の巣を作るらしい。


これ以上中を見ることはできないが、下記に巣の一例が紹介されている。↓

里山の風に吹かれて さん のブログ


台風がそれて寒かった

2011-07-22 07:03:00 | 近所

瀬谷市民の森、入口近くの小さな流れのそば。
盛りを過ぎたアジサイの下のほうにチダケサシが咲いている。





チダケサシ(ユキノシタ科)
チダケサシは白い花のアワモリショウマと並んで日本原産のアスチルベだ。





キンミズヒキ(バラ科)
林の中に入っていくとところどころに小さな黄色い花が見える。





この程度しか花がついていないと、金水引という名前がぴんとこない。





キンミズヒキより背が高いけれど、もっと花が少なく地味なサジガンクビソウはヤブタバコの仲間。





サジガンクビソウ(キク科)
頭花がやや上向きにつくガンクビソウよりもサジガンクビソウのほうがキセルの雁首らしく見える。

総苞のほかに細長く伸びた苞葉が面白い。






花時にも根生葉が残っていることはガンクビソウとの区別点の一つだそうだ。



関東には台風が来なくて、きのうは気温が急激に下がって寒いほどだった。

今年はまだ林の中でセミの声が聞こえない。


アブ

2011-07-21 06:10:54 | 近所

アブにもいろんな種類があって花の蜜を求めるのも多いけれど、ムシヒキアブの仲間は肉食系だ。

よく見かけるのはアオメアブとシオヤアブで、アオメアブは綺麗な目が特徴だ。





こちらはシオヤアブのカップル。





シオヤアブの雌。こういうところで待ち伏せしていて虫が近くにくると飛びついて捕まえる。





アブの仲間には共通のことかもしれないが、
ムシヒキアブの仲間の脚には堅そうなトゲがあり平たい爪のようなものも付いている。
狙った虫をしっかり捕まえるのに役立つのだろう。





シオヤアブの雄は尻尾に白い飾りをつけている。





クロバネツリアブは草食系で花の蜜や花粉が大好きだ。




大学時代の友人の数名はボート部に所属していた。
その中の一人は今も漕いでいてマスターズ世界大会にも出場している。
開発中だった周航艇2隻が最近進水したという。これは競技用ではなく浸水しても沈まない構造になっている。
早速、琵琶湖周航が実施され、彼も現役部員とともに4日間で約180kmを漕いできたそうだ。
70過ぎても青春時代を忘れない情熱と活力に感心した。
YouTube 琵琶湖周航  クリック


いろんな発見

2011-07-20 06:55:07 | 近所

昨日から台風の接近で雨模様だが、先日の新宿御苑は日差しが強かった。
なるべく木陰の道をあるいているとクヌギの樹液に虫が群がっているのが見えた。

スズメバチも食事に夢中でコガネムシを追い払おうという気は全くないようだった。





少し明るい所に出るとツマグロヒョウモンが草から草へとひょこひょこ飛んでいた。
皆が見ているのにどうして遠くへ飛んで行かないのだろうと思っていると、
目の良い仲間が「あ、産卵している」と教えてくれた。
小さな卵を確認するために近くまで行くということはできないが、確かにそのように見えた。






新宿御苑にはいくつも池があって、中の島のススキの陰にナンバンギセルが咲いていた。





ハマウツボ科のナンバンギセルはススキなどイネ科の植物の根に寄生する。






アルストロメリアが咲いているはずだというので探していると、隣に黄色い花穂がいっぱいの木があった。

この木は何だろうね。葉っぱの姿に見おぼえがある。などといろんな意見が出る。





花弁がなくて雌花の形がトウダイグサの仲間に似ているなと思っていると、
誰かがナンキンハゼではないかという。
葉っぱに見おぼえがあると言っていた人も、そうそうナンキンハゼに違いないと・・・

グループで歩くといろいろ発見できたり、疑問がとけたりして楽しい。

ナンキンハゼは雄花と雌花があるのだけれど、木によって雄性先熟のと雌性先熟のがあるらしい。






2年前の写真。ナンキンハゼは秋になると紅葉し、実は熟して白くなる。



家の近くで

2011-07-19 05:23:01 | 近所

我が家には庭らしい庭といえるものはないけれど、カイガラソウにミソハギも咲き始めた。
これは一株だけあるグラジオラス。




大きめのバラの木もあるのだけれど、こちらの鉢植えのミニバラのほうが見ごろだ。

近くの会合に出掛けようとして自転車をこぎ出すと道を曲がったところでチョウを見つけた。





最近珍しいゴマダラチョウだと思ったが、残念ながらカメラを持っていなかった。
カメラをとりに帰っているといなくなるに違いない。
とっさに捕まえて、家の中で撮らせてもらった。




黄色い口吻がきれいだ。

神奈川県ではアカボシゴマダラが大変増えてゴマダラチョウを見ることが少なくなったようだ。
私にとっても初めての写真になった。


網戸を開けると元気に飛び出していった。



優勝おめでとう

2011-07-18 06:48:56 | 近所
つい先ほどサッカー女子Wカップで、なでしこJAPANがPK戦の末アメリカを破って優勝した。
初優勝、おめでとう。

2度もリードされながら最後まであきらめなかった粘り強さと体格差を感じさせないスピードに感心した。
震災前まで2人の選手が勤務していた福島原発にも力を与えたことだろう。





ちょっと暗い林の中にできた小さな林。





マヤラン(ラン科)
前から見られるマヤランが大群生になったのだ。
100株以上はある。





マヤランは先日のギンリョウソウと同様に腐生植物だ。
緑の葉はないが真っ白なギンリョウソウと違って茎は緑色だ。






そのそば、ちょっと林を出たところに小さな紫色の花がたくさん咲いていた。





ヒメヤブラン(ユリ科)
ヒメヤブランという名前だけれど、もちろんランの仲間ではなく薮蘭の小型版だ。
ヤブラン自体が紛らわしい名前だ。





花穂にたくさんの花をつけるヤブランに比べるとヒメヤブランの花はうんと少ない。


都心で日光浴

2011-07-17 07:14:39 | 近所

広い芝生。強い日差しを浴びて寝っ転がったり読書をしたり。





ここ新宿御苑は新宿駅かいわいの喧騒と全くかけ離れた世界だ。





季節ごとにいろんな花が咲いてくれる。
今はキョウチクトウ、ムクゲ、サルスベリなど。そしてこれはサンゴシトウ。





サンゴシトウ(マメ科) 珊瑚刺桐
サンゴシトウはアメリカデイゴの交配品種だそうだ。





カラスも暑いからか口を開けたまま。別にこちらを威嚇しているわけではない。