横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

はみだしモノは切られる

2005-04-30 15:47:51 | 近所


瀬谷区のアジサイで有名な白鳳庵の近くです。

直径3mぐらいの大きなケヤキでした。江戸時代からずっとここで育ってきました。
樹齢を重ねるにつれ道路まではみだすほど大きくなりました。
後から生まれた人間様の生活が変わって邪魔ものになりはじめると、はみだしモノは切ってしまおうということになりました。
はみだしても最初は受け入れられていました。けれども目立つようになると邪魔になってきます。
大事にしようとい人もいたでしょうが、多分苦渋の決断とかで数年前に切られてしまいました。
この大木、根っこから全部取り除くのはおおごとで、幹だけ切り取ろうとしましたが、鋸が入りきらず一苦労。

切られてもケヤキは大地の一部となり、フェンスをしっかり支えています。

社会でも、会社でも、学校でも似たようなことありますよねえ。


長屋門

2005-04-29 16:18:08 | 近所

瀬谷区阿久和の長屋門

相鉄の三ツ境駅から長屋門公園、希望ヶ丘高校を通り希望ヶ丘駅まで歩いた。
長屋門公園は旧家の母屋、穀蔵、文庫蔵、長屋門などが横浜市に寄贈され復元整備されたものだ。
母屋は江戸中期、長屋門は明治17年築と言われている。
長屋門公園HP

長屋門公園は伝承行事、伝承遊戯の普及に力を入れ、七草粥・ひなまつり・七夕・十五夜など年間30回近い行事は子供たちの楽しみになっている。生涯学習や地域交流の場ともなっているほか、長屋門寄席も月1回行われる。

今日は「巣箱作りと自然観察」の会に多くの子供が参加し、竹トンボや竹馬でも遊んでいた。
写真の長屋門の左の白い建物が穀蔵で、ここでは水彩画の個展が開かれていた。
母屋には何十と言う五月人形が展示されているほか、広い土間に竈とか昔の民具が残されている。
3月には雛人形がたくさん飾られるそうだ。

散策路には地下水が沁み出してせせらぎを作っている。子供がザリガニ釣りをしている。
この水は水田や製糸に利用されたらしく、横井戸の跡も残っている。
半日あそぶのに丁度いい公園だ。

希望ヶ丘高校のグラウンドでは4チームぐらい集まって練習試合をしていた。たしか一昨年甲子園に出た雪谷高校がやっていて途中大勝のようだった。

いい汗をかいた。



ゴールデンウイーク

2005-04-28 17:50:33 | あれこれ
近くの藤の花
近所の藤の花

明日からゴールデンウイークらしい。なんてのは白々しいか。
会社をやめてからは、有難みが失せた。どこかへ出かけるのは混雑を避けてGWを外すのが当然。
自分も楽だが、折角の休みを楽しむ人たちの邪魔をしないのが筋。

近くを歩いて、あちこちのいいところを探してみようか。花の穴場が見つかるかもしれない。
少年野球の試合が入れば手伝いに行こう。
お天気その他と折り合いがつけば鎌倉へ歩いてもいいな。下調べはできている。

予報どおり雨が降らなければみんなハッピー。のんびりしようよ。

少年野球の練習

2005-04-27 20:16:21 | 近所
 となりの家のカラー


今日は3時半から少年野球の練習のお手伝い。
土曜日、日曜日に試合や本格的な練習をするのだが、水曜日は学校が終わってからこれる子供で練習する。守備練習が中心だ。
投手や打撃はセンスもあるし日によって調子の波が出るが、守備は練習を重ねるだけ上達する。
20年ぐらい前に息子が入っていた時は週に5日も練習したことも有り、安定した強豪だった。
今は塾その他で子供たちも忙しく、同じようにはいかない。今日も参加者は8人だった。
それでも1人の子は、今日の練習で明らかに一つのポイントを修正できた。こうして少しずつ伸びていってくれれば嬉しい。

孫のような子供たちに老化防止のお手伝いをしてもらっているようなものだ。

脱線事故の勝手な評論について

2005-04-26 10:11:17 | あれこれ
尼崎の脱線事故に関してテレビ、新聞、ネットなどで多くの評論が展開されている。

このような事故の場合の例に漏れず、急いで原因を求め、関係者をバッシングしようとする。
JR西日本の対応についてここが悪い、あそこが気にいらないと言うが、こんな状況で冷静で完璧な対応を出来る人がどれだけいるだろうか。

まだ事故原因が明確にならないのに、運転手の過去について暴き欠陥運転手であるかのような印象を与える必要があるのか。

JR西日本の体質が問題だとか民営化で私鉄との競争が激化したのも遠因などと言う評論家もいるが、事故原因との関連を明確に分析した上で言っているのか。

車体の軽量化が問題で安全性を無視しているとも指摘する。しかし車体側面がマンションにぶつかるケースを想定して設計するものだろうか。
むしろ環境にやさしい省エネとかコストの要求を受け入れて設計するのではないか。
設計者や会社だけではなく、社会の大きな流れの結果であろう。

いまメディアや評論家が問題視していることは確かに問題なんだろう。しかし、それなら何故事故が起きる前に問題提起し改善するようなキャンペーンを行わなかったのか。

もちろん被害者や家族の気持ちは無念でやりきれないし、一般市民も悲しみと怒りの感情でいっぱいになっているのは当然で、その表れの発言は有りだろう。
しかしメディアは事故原因を推測し、その責任を追及することをあまりにも急いでいるように見える。そして評論家は、その期待にこたえている。

きちんとした客観的事実に基づいて正しく事故原因を特定し、それに関わるいろいろな問題点を解決するよう働きかけていくことがメディアの責務であり、専門家(評論家でなく)も協力すべきである。
ただし直接的な事故原因だけではなく、現代社会の諸問題が関わっていることを認識し、それにどう対応するのか我々も良く考えねばならない。

亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、怪我をした人や遺族のケアが適切になされることを期待する。

JR脱線

2005-04-25 17:04:39 | あれこれ
瀬谷中央公園の「まるたのしろ」では子供たちの遊ぶ声が明るい。
新緑を吹き抜ける風もさわやかだ。

今朝の尼崎の脱線事故はひどい。1両目はマンションの中に入り込んでしまっているらしい。
カーブでの脱線は、地下鉄でも大きな事故があったのを思い出す。こんなことを繰り返すのは悲しいことだ。
踏み切りで自動車と衝突したという最初の情報は違っていたようだが、原因究明はこれから時間がかかるだろう。
速度の出しすぎとも言われているが、そんなに高速だったのか。また粉砕痕が有ったとか、台車に問題があり阪急では使っていないとかいう話もある。

そもそも都会の密集地を電車が高速で通れば危険と隣りあわせだ。
この危険を軽減するために人間系も含めた安全システムを構築していると思うが、人間の作るシステムは100%ということはなく、いろんな理由から不十分なレベルで妥協している。
たとえば、この線のATSは旧式のもので速度オーバーでもブレーキされないという。脱線防止ガードが設置されていなかったともいう。(事故原因と関わっているかどうかは不明)
また安全システムに万全を期したつもりでも故障、不注意などの不備は起きる。
フェールセーフの考え方で故障が起きても安全サイドにするというシステムは有効ではあるが、徹底すると鉄道線路の周囲には構築物を置かないなど、社会的・経済的な壁に当たる。

今回の事故は、地震災害とは全く異なり、完全に人災である。
現在の都会型文明社会のひずみが露呈し、そんな社会を構築してしまった我々への警鐘であると考えなければならない。

瓦を磨いて鏡とする

2005-04-24 20:30:44 | あれこれ
きょうは、ちょっと禅問答。

中国禅宗史上で有名な馬祖道一禅師が若い頃、ある寺で坐禅ばかりしていると、
後に師とする南嶽懷讓禅師が「ここで何をしているのか」と馬祖に問うた。
「座禅をしています」と答えると、南嶽禅師は「坐禅をしてどうしようというのか」
「ただ佛になろうとしています」。
すると南嶽は瓦片をもってきて、砥石で磨きはじめた。馬祖は「瓦を磨いてどうするのですか」と問う。
南嶽は「磨いて鏡にする」と答えた。馬祖が「瓦を磨いて鏡にすることができましょうか」と言うと、
南嶽は「(瓦を磨いて鏡にすることができないのに、)人が坐禅をして佛になることができようか」と答えた。
馬祖が「ではどうすればよいのですか」と問うと、
南嶽は「(牛が引く)車が動かない時、お前は車を打つのがよいか、牛を打つのがよいか」と言った。
馬祖の答えはなかった。

南嶽が瓦を磨いたのは、馬祖に坐禅など無用と言いたかったというような短絡的なものではなさそうだが、我々は、いつの間にか「瓦を磨いている」ことが多いのではないか。

またこの話は生活上のことがらについての考え方のヒントにならないか。
たとえば郵政民営化で車は何か、牛は何か、何を打つのが良いのか。 答えは?

ふれあいの森・芝桜

2005-04-23 12:43:19 | 近所
大和市泉の森公園の南に隣接するふれあいの森の芝桜がきれいだ。まだ若く、年を経ればもっとびっしりと、じゅうたんのような姿に成長するのだろう。
ほかにもチューリップ、つつじ、花みずき、山吹、ぼたんなどの花がよく手入れされ、散策する人たちを楽しませている。
一角に台湾亭という六角形の紅い建物、日本で言うあずまや風のものがあり、戦前の台湾の人たちの日本での交流と苦労の歴史の一部を知ることができる。

泉の森も合わせるとかなり広く、花も緑も豊富で、水の流れも有り魚や虫とふれあうことも出来る。ホタルも見られるらしく近隣のおすすめの場所だ。

ベンチで将棋を指している二人に脇からあれこれ言う人、いずれも中高年のほほえましい姿だ。熱が入ってけんかしなければいいがと思うのは余計な心配か。

ムシキング

2005-04-22 20:03:59 | あれこれ
このごろスーパーなどのゲームコーナーに「ムシキング」というゲーム機が置いてあり、小学生ぐらいの子供たちが楽しんでいる。
1回100円でキャラクターカードやワザカードを使って、画面上でクワガタやカブトムシの類を戦わせるものだ。残虐シーンは無さそうだ。
子供たちはカードケースにいっぱいカードを持っている。結構お金を使っているのだろう。
「ムシキング」は、この前ゆうほ(孫)が来て初めて教えられた。ゆうほは保育園の友達から知ったらしいが、富良野には置いてないのでカードを持っていないしやったことも無かった。
虫かごに大きなクモを捕まえてきて母親に嫌がられるほどの虫好きのゆうほは、マルエツで「ムシキング」初体験。滞在中3回やった結果はまりそうな雰囲気で、横浜に住んでなくてよかった。
その代わり、4月からTVでムシキングのアニメが始まり、富良野ではこれも見られないのでゆうほのリクエストで毎週録画している。5,6回分たまったら送ることにしよう。

義経の父のサバ神社

2005-04-21 16:39:29 | 近所
40年近く前に就職して東京へ出てきた時には、鎌倉のあちこちを歩き回ってみようと思っていたが、全く実行できていない。

京都の大学時代に古美術のサークルに属していたこともあるが、それより前の蜂が岡中学時代にも郷土クラブに入っていた。
S先生の指導で嵯峨野を含む校下を歩き回って歴史に触れた。当時の嵯峨野は一部の有名な場所を除けば、今のように多くの人が訪れてはいなかった。さらに郷土クラブでは地元の人もよく知らないこと、古墳の分布を調べたり、旧家を訪ねて古い話を聞き古文書を見せてもらったりの活動をしていた。ひっそりとした史跡にさまざまな人の生活や情を知ることもできる。

鎌倉や周辺にも名所が多く人で賑わっているが、一般には知られていない史跡もあちこちにある。
江ノ島を河口とする境川の流域の藤沢、戸塚、瀬谷、大和に、サバ神社が12社もあるという。左馬、佐婆、佐波、鯖などの字が当てられている。
源義朝、源満仲を祭神としている。義朝の役職が左馬頭(さばのかみ)だったことと関係しているらしい。
写真は大和市上和田の左馬神社である。住宅地の近くに静かなたたずまいである。宝暦14年徳川九代家重のころに建立されたそうだ。

いずれ12社全て訪ねて由緒なども調べて見たい。今度の鎌倉へのウオーキングのコースのそばに3社あるので、立ち寄るつもりだ。

結婚記念日

2005-04-20 16:11:23 | 家族
昼前から雨が降り続いている。

今日は36回目の結婚記念日。35年は珊瑚婚式らしいが36年はなんと呼ぶのだろう。いずれにしても、よく続いたものだ。社会的に華やかな脚光を浴びることもないが、落胆する出来事もなく、今も健康な生活を楽しんでいられる。子供たちも順調に独立した。

娘が自分の結婚式で列席者に、「両親が口論をしないのを普通のことだと思っていたが、大きくなって友人たちの話によると珍しいことと知った。自分たちもそうありたい。」と挨拶するのを聞いて嬉しかった。
夫婦としてはお互いに要求しすぎない点で相性が良かったのかもしれない。

金婚式までは、まだ長いなあ。ゆっくりと有意義に生きて行こう。

ウオーキング しようかな

2005-04-19 15:53:22 | スポーツ
庭の海棠は今が花盛り。うららかな日和だ。

そろそろウオーキングしよう。近くの散歩道を毎日ウオーキングするというような律儀な性格ではなく、用事があるときも自転車で済ませている。

ウオーキングする時は、コースと里程を設定し、周辺の史跡などを調べておきたいので回数は多くない。距離は長いし歩行速度も速いので、単独行動になってしまう。ピンクリボンのイベントで六本木・丸の内ウオーキングの時には11~12kmを夫婦で歩いて、なんとかお互いに歩調を合わせた。

2月末には自宅から「かまくらみち」をたどって、ほぼ真っ直ぐ北上して武蔵国分寺まで30km余を5時間半で歩いた。

こんどは「かまくらみち」を南にたどって、鎌倉までの20km余を考えている。「かまくらみち」は一本道でなく複数のコースがあり、全てが残っているわけでもないので、どの道をたどるか考える時間も楽しみのうちだ。
さて、いつにしようか。

やかん

2005-04-18 14:15:37 | あれこれ
会社へ行っているころは気にならなかったが、家に居ると一日中やかんのお世話になっている。

長い間フランスのSTAUBのティーポットを使っていた。前に7000円で買ったものだが、色もあざやか、形もおしゃれ、さめにくいなど、人気があるようでデパートなどでは28000円もするらしい。少し重いのと、フタが扱いにくい、取っ手が熱くなることから、そろそろ変えてみようという気になった。

前に娘がくれた南部鉄瓶を1ヶ月ほど使ってみた。鉄瓶の湯はさめにくくまろやか、水道のカルキなどを飛ばす、貧血に良いなどの利点があるらしい。ただなにぶん重い。また無精者が湯を注ぎきろうとするとフタがはずれ落ちる。いいものを活かしきれない、困ったものだ。

最近、シンプルなステンレスのやかんを1000円で買った。湯が沸くとピーと鳴る。この歳になると生活用品は使いやすいのが一番。安いやかんだからといって、舌や心が貧しくなるわけでもなかろう。

真相報道バンキシャ

2005-04-17 19:49:52 | あれこれ
真相報道バンキシャを見ていると、塩じいが三屋裕子さんと一緒にメイドカフェの店員にオムレツを接待されていて笑った。
ところが、その前の大音量おばさんの話題の時、塩じいが不適切発言をしたので福澤アナウンサーは大あわて。その言葉は塩じいはもちろん我々世代も若い時は普通に使っていたものだから、塩じいはキョトンとしてた。
TVやラジオでは使ってはいけない言葉を取り決め自主規制しているようだが、視聴者の一部から問題にされないための自己防護策なんだろう。
エンディングで今日は疲れましたと言っていた福澤さん、お疲れ様。

斑尾高原

2005-04-16 11:08:17 | あれこれ
スキー場やホテルを経営する斑尾高原開発が民事再生法を申請したそうだ。私の現役時代にスキー場のシステムを採用してもらったり、夏にはジャズフェスティバルに力を入れているというので大変親近感を持っていた。先日の旅行で志賀高原から斑尾山を眺めて、賑わっていたゲレンデの様子を思い出していたばかりなのでショックだ。当時お世話になった関係者の方々には辛い時間だと思うが乗り切ってほしいものだ。