横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

スイセンあれこれ

2008-01-31 08:34:05 | 近所

この冬、最初にスイセンを見たのは12月の初旬だった。
先日行った新宿御苑でも花としてはスイセンが主役で、
梅をはじめとする草木に花が咲くのを待っている。


上の日本スイセンに加えて、
こちらのペーパーホワイトがたくさん咲いていた。
どちらも寒咲きのスイセンらしい。


スイセンも品種が多いので花の期間も長いようだ。
横浜駅近くでは早くもラッパスイセンを見た。


ラッパスイセンの種類が多いようだが、詳しくは知らない。


これもきれいだなあと思ったが、よく見ると布で作られた花らしい。
アートフラワーというのか布花と呼ぶものか知らないが、
うまく作るものだと感心する。


街の中で花を見る

2008-01-30 08:46:30 | 近所

いまは野の花などが少ないが、
かえって街へ行くといろんな花に出会うことができる。」


横浜駅中央コンコースを東口に出ると、
シンビジュームやロウバイなどが目に入る。


地下へ降りるエスカレータと階段の間のスペースには、
ツツジなどの花が下まで続いている。


さらに進むとデパートの入り口にカラクリ時計が1時間ごとに動く。


ここで待ち合わせをする人も多く、
季節ごとにいろんな寄せ植えを楽しむことができる。


スイセン、葉牡丹、ツゲ、孟宗竹にサクラソウが花を添える。
ただし、この写真は別のフロアーで撮った。


そして、竹のそばの白いツバキが気持ちを落ち着かせる。


デパートの上のほうのフロアーからみなとみらいを見ると、
ずいぶんタワーマンションが増えた。


冬の新宿御苑

2008-01-29 08:55:12 | 近所

先日、新宿で会合があったので定刻までの短い時間に、新宿御苑を歩いてみた。
広い敷地に花壇、芝生、池、林などがあるが、やはりこの時期は花が少ない。
このモミジバスズカケのような巨木があちこちで目についた。


フクジュソウを期待したが、
水仙の傍に顔を出したのを遠くから見るだけだった。


旧洋館御休所が公開されていたので見学した。
撮影禁止だったが、建物も調度品も飾り立てない落ち着きを感じた。


その御休所の近くには、
おととい載せた寒桜に並んでロウバイが咲いていた。


さらに、そう遠くない場所で鮮やかなヒボケも見られた。
このあたりは小鳥もたくさんいたようだが、じっくり撮る時間はなかった。


梅もまだこれからの状況で、
園内に花が少ないためか洋ランの展示をしていた。
そのうちの一つだけを・・・


カランセヴェスティタというエビネに近い原種ランらしい。

最もたくさん見られたのは水仙だが、その写真はつぎの機会に残しておく。

サギ

2008-01-28 08:29:03 | 近所

泉の森の高い木の上に、大きなサギたちが集まっている。


アオサギとダイサギのようだ。
ダイサギでなくチュウサギかもしれないが区別はよく分からない。


若いアオサギだろうか、
木の上の仲間に加わらずカモたちと一緒に池にいる。


このように飛んでいるところを撮りたいのだが、
なかなか注文通りにいかない。


京都に行ったとき、鴨川でもダイサギを見た。



ボケているけれど飛んでいるのを撮ることはできた。

夢が希望が

2008-01-27 08:41:26 | 近所

相模鉄道のポスターから
入学試験の季節で寒い中をたくさんの子供たちが頑張っている。
いい学校に入ることが究極の目標ではないけれど、
みんなの願いが叶うといいね。


季節限定で硬券が発売されている。
オリジナル絵馬もプレゼントされるという。


寒桜
サクラサク・・が待たれる。

花が少なくて

2008-01-26 07:17:01 | 近所

この時期は森の中を歩いても花は見つからない。
ウバユリは種もすっかり飛ばしてしまった。


池に出るとマガモの雌が左足と羽を伸ばして、
面白い形を見せてくれた。


突然マガモたちが飛ぶ。
ほかのカモたちはのんびりしているのに・・・


花を探すと、今の時期はスイセンということになる。


今年初めてのクリスマスローズも見られたが、
我が家のはまだまだだ。


雨上がり

2008-01-25 08:50:09 | 近所

雪の翌日らしいものを撮りたいと近くの林に行ったが、
雪は全く残っていなくて雨上がりの風景だった。


自分の目には青や虹色が見えたのだが、写真ではキラキラしているばかりだ。


市民の森まで行くと雪が残っていた。
中央にいるのはミソサザイだと思うのだが、確かめる前に飛んでいってしまった。


家の花壇では四季咲きナデシコが一輪、雨滴をためていた。


夕方に見たシバザクラは、すっかり乾いていた。

尚徳

2008-01-24 08:41:26 | 京都

天使突抜を訪ねるために地下鉄を五条で降りて、
花屋町通りを西に歩く。
左に見えるのは東本願寺で、周囲には堀割が設けられている。
このまま進んで堀川通りを渡ると西本願寺がある。


いろんな小道をたどっていると、こんな建物に出会った。
なんとなく学校のように思えたが、
新しい建物なのにコンクリートの外壁でなく木の格子は珍しい。
ぬくもりを感じる。


敷地の一角を区切ったところにクスノキが青々として、
京都ならどこでも見られるお地蔵さんもいらっしゃる。


さらに横には石碑がいくつか置かれていて、
右側のは明治天皇行幸所下京第廿四組小學校と読める。


最近立てられた碑を見て、ようやく建物が中学校。
ここは明治2年に設置された下京第十六番組小学校を始まりとし、
下京第二十四区小学校、新楊小学校、尚徳小学校、尚徳尋常小学校、尚徳国民学校を経て
昭和22年に新制の京都市立尚徳中学校となったものだ。
尚徳は論語の 君子哉若人、尚徳哉若人 に由来している。

その後、市内の少子化が進み生徒数が激減したため、
平成19年3月に尚徳中学校の歴史に幕を閉じ、
近隣5校を統合して新設されたのが、この下京中学校だ。

京都市は市内産木材の需要拡大に力を入れていて、
間伐による森林整備もひとつの施策としている。
下京中学校の建設にあたって、
生徒たちが間伐体験をして間伐材を学校の内装や机、椅子にしたという。
これで外壁の格子が理解できた。


私は京都市でも西のほうにある蜂が岡中学校に通っていたが、
この学校は少子化とは縁遠く当時は10クラス以上あった。
当時お世話になった先生が、尚徳中学校に転勤された後に退職されて、
錦小路でこの豆屋さんを営んでおられる。
80近いが、お元気な様子だった。


参考:論語の「憲問第十四、第六章」

南宮适問孔子曰、羿善射、奡盪舟、倶不得其死然。
禹・稷躬稼、而有天下。夫子不答。南宮适出。
子曰、君子哉若人、尚徳哉若人。

武力によって天下を取りやがて没落した羿(げい)・奡(ごう)にことよせて
当代の豪族を風刺する言葉を南宮适が孔子に投げかけた。
孔子はその旨を察し、心では賛成しながらも、肯定するのをさけて、退出するのを待ってから、
弟子たちに「ああいう人は君子だね。徳を貴ぶ人だね」とほめたのだという。

天使突抜

2008-01-23 09:20:22 | 京都

横浜は今、雪が降っている。
空から天使が突抜けてきた・・?

それはさておき、きのうに引き続いて京都の話題。


京都市内は烏丸通四条上ル、三条通り室町西入ルなどのように、
東西・南北の碁盤目状になった道路の交差点を基準にして住所が分かる。

ところで京都市の郵便番号は日本一細かく設定されているようだ。
最初に書いた烏丸通四条上ルの東側は長刀鉾町、西側は函館鉾町であって、
これらが正式の住居表示だ。
ひとつの町(ちょう)は30mX100mぐらいの規模のものも多く、
市民でも自分の住んでいるところ以外の町名まで知っている人は少ない。
町の数が多いことが郵便番号が細分されている理由のひとつらしい。


八百屋町、魚屋町、仏具町など同じ名前の町が複数あるのも珍しくない。
有名な錦小路は通りの名前だが、正式地名は西魚屋町、中魚屋町、東魚屋町だ。
今はいろんな食料品を売っているが、昔は魚屋が並んでいたのだろうか。


京都の東西に走る道の昔は一条、二条・・・十条などが幹線だったのだろう。
今も四条通りや五条通りは大きい道路だが、室町西入るあたりの六条通りは狭い。
市内ではそんなに珍しいことでもない。


その六条から北へ五条を過ぎて松原通りあたりまでの、
この通りは天使突抜と呼ばれる。
七条通りから仏光寺通りまで通っている東中筋通りの一部分だ。


昔懐かしい地名表示板で天使突抜二町目と読めるように、
天使突抜1丁目から4丁目までに分かれている。


この五条天神宮は平安遷都のころに桓武天皇が勧請したのが始まりで、
後鳥羽天皇のころまでは天使の宮(天使社)と呼ばれていた。

豊臣秀吉が当時は広かった社域を突抜ける道を作らせたそうで、
それゆえ天使突抜と名づけられたのだろう。
市内には、突抜の名前が入った町名はほかにも何ヶ所かある。
それぞれが何を突き抜けたのか興味のあるところだ。


京都の家は道路に面して並んでいるのが多いが、
中には少し下がったり小さな路地で奥に入った家もある。
新しい地名表示板では、二町でなく二丁目となっている。

先に市民でも町名まで知っている人が少ないと書いたが、
私も天使突抜を知ったのは最近だ。

昨年テレビの「徹子の部屋」に出演したマリンバ奏者の通崎睦美さんが、
天使突抜で生まれ育ったという話をされて盛り上がっていた。
通崎(つうざき)さんは数年前に「天使突抜一丁目」というエッセイ集も出しておられる。
こんど読んでみたい。
通崎睦美さんのプロフィール等


これが天使突抜一丁目の住宅案内図。
南北90mX東西60mの町域に50軒ほどの家がある。
通崎さんの実家の名前も見られた。

鴨川

2008-01-22 15:31:29 | 京都

昨日の朝、外を見ると大文字が白くなっていた。


京都荒神橋の近くの宿は、
香淳皇后の実家である久邇宮家の屋敷跡に建てられたもので、
大きなクスノキや皇后の歌碑などに面影を残している。


窓の外に見える鴨川べりでは、
早朝からパターゴルフを楽しんだりウオーキングする人も多い。


ひんやりとする川風の中、友人たちと久しぶりの鴨川を歩いた。


保育園の子供たちが小さな凧をあげたり走り回ったりして元気だった。


アオサギ、ダイサギ、ヒドリガモにカワウ、ユリカモメ、マガモなど
思っていた以上にたくさんの水鳥たちも見ることができた。


三条大橋畔の弥次さん喜多さんを見て、鴨川と別れた。



大寒

2008-01-21 20:09:38 | 近所
今日は大寒。

出かけていたのでカンタンに・・・

カンアヤメ(アヤメ科)寒菖蒲
寒咲きアヤメとも言われる。
背は高くない。


カンツバキ(ツバキ科)寒椿
椿といってもサザンカの仲間らしい。
また寒といっても12月はじめから咲いている。


ヨシガモとカイツブリ

2008-01-20 05:57:37 | 近所

泉の森の水鳥たちの数が増えた。


種類も数も多い中で、ヨシガモは数が少ない。
というか1羽しか確認していない。
雌はほかのカモの雌と似ているのでまだ見分けていない。


雄の頭は似ているようでも向こうにいるマガモとはちょっと違う。


有名なナポレオンハットの冠毛をはじめ、
顔のいろどり、黒い首輪、鼻の頭の白、長い風切羽など、
体のあちこちが美しいデザインだ。


キンクロハジロの夫婦(?)の向こうにいるのは、その子供ではない。
この池の中では一番小さい水鳥、カイツブリだ。


カイツブリはカモの仲間ではなくて、水中にもぐって泳ぐことができる。
カモの仲間は雄の冬羽がきれいだが、カイツブリは冬羽のほうが地味だ。


所要で、明日の夜まで留守にします。
コメントの返信などがおろそかになりますが、よろしくお願いします。

まゆ玉団子飾り

2008-01-19 08:56:41 | 近所

ここは前にも載せたことのある、泉の森にある大和市郷土民家園だ。
2戸の農家が移築保存されているが、
これは江戸時代中期の旧小川家主屋だ。


建坪は約33坪で、ドマ(土間)ザシキ(座敷)デエ(出居)(部屋)からなる。
3部屋のうち8畳のデエだけが畳部屋で、お客の接待や改まったときに使われた。
これは土間から座敷の天井を見たところだ。


小正月のころにはザシキに、まゆ玉団子飾りをしたものらしい。


昔は養蚕が行われていた地域を中心にまゆ玉団子飾りが作られ、
どんど焼きで焼いて食べるのも楽しみな行事だったのだろう。


帰りにカワセミに出会った。
水浴びの後で背中がしまらない。


イイギリと小鳥たち

2008-01-18 09:10:44 | 近所

泉の森のヒヨドリ。
いっぱいの赤い実に囲まれてご満悦だろう。


イイギリの実は11月ごろから赤いが、
そろそろ黒くなり始めるほどに熟した今頃が食べごろらしい。


圧倒的にヒヨドリが多いが、
そればかりでなくシジュウカラやツグミなどもやってくる。


メジロの口にはとても大きな実に見える。


これは我が家のミカンを食べにきたものだが、
大部分はヒヨドリが食べていく。

黄色い花と黄色い実

2008-01-17 09:05:03 | 近所

大きな木に黄色い花が咲いているかと思わせるが、
実はケヤキのとなりにセイヨウヒイラギナンテンが植えられているのだ。


セイヨウヒイラギナンテン(メギ科)は、けっこう背が高くなり花も旺盛。


比較的おとなしいヒイラギナンテン(メギ科)のほうは、まだまだこれからだ。


黄色い花の後は黄色い実。
これはダイダイ(ミカン科)だろうか。
ダイダイなら春にはまた緑色に戻る。


こちらの黄色い実は、木にからんで高いところまで生っている。


クロガネモチの赤い実に不釣合いに並んでいるのは
キカラスウリ(ウリ科)でカラスウリの赤い実より大きい。