横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

アオキにも花が

2006-03-31 10:26:24 | 近所

アオキ(ミズキ科)
近くの林で・・・


楕円形の実が熟すと赤くなるアオキの花が咲き始めた。
実に比べると地味だが、形は面白い。
雌雄異株で、上の花はオシベが4本あって雄花。


こちらは緑のメシベの雌花だ。


はなびらが十分開くと反り返る。
別に雄花だけというわけではない。

ニワウメとユスラウメ

2006-03-30 13:28:24 | 近所
今朝の スモモもモモも の記事で
ニワウメとユスラウメをよく分からないままにしておいた。
早速、自然を尋ねる人さんとポージィさんが、
ピンクのほうがニワウメで白いほうがユスラウメと看破された。
続いてミンキーさんからも白い方はユスラウメと教えていただいた。

白いニワウメもあるらしいので、不明なまま記事にしてしまったが、
もうちょっと比較してみよう。
下記2種類の比較写真は、どちらも左がピンクで右が白い花のものだ。


検索で知るところでは、ニワウメのほうがシベが長いらしい。


またニワウメの葉のほうが、やや細長いという。
そしてユスラウメの葉には毛があるとも。


これは、白い花のほうの葉っぱだ。
触感もふわふわしていたが、アップで見ると産毛が見える。

以上から、お二人のご指摘のとおり、
今朝の写真はピンクの花の方がニワウメで
白い花のほうがユスラウメと考えて間違いなさそうだ。

有難うございました。


スモモもモモも

2006-03-30 08:14:48 | 近所

境川を渡ってしばらく歩くと、住宅街の一角で何本もの木に満開の白い花。
近くの人も、きれいねえ 何の花かしら などと言っている。


スモモ(バラ科)
バラ科サクラ属の花たちは似ているものが多いけれど、
これは多分スモモで果実栽培されているのではなかろうか。
ウメもモモもスモモもみんなサクラ属だそうだ。


しばらく歩くと、もっと低い木にスモモより小さいけれど似たような花がいっぱい。
花の芯の様子がちょっと違う。


ニワウメ(バラ科) やはりサクラ属
これは自信がないが、ニワウメではないだろうか。
ニワウメとユスラウメの区別もよく知らない。


境川の近くに戻ると、樹形も花色もちがうが同じような花が満開間近。


これもニワウメ?
ほかにもニワザクラとかセイヨウミザクラとかあるらしく、難しい。


今朝の海軍道路、桜並木。
昼間は花を見ながらの運転で渋滞する。


追記:白い花のほうがユスラウメでピンクの花のほうがニワウメとご指摘いただき
   調べなおした結果そのとおりと思います。
   詳しくは、つぎの記事「ニワウメとユスラウメ」を参照してください。

ユキヤナギ

2006-03-29 10:19:48 | 近所

早春から引き継いできた黄色い花たち。
レンギョウの向こうのユキヤナギの白が本格的な春を知らせる。



ユキヤナギ(バラ科)
苞から数本の花柄を出して密に咲き、枝も枝垂れるので
満開になると一面が真っ白に見える。


3月27日
これはあまり枝垂れず上に伸びているが・・・ユキヤナギ。


ベニバナユキヤナギ(バラ科)
近寄ってみると花の色はうすいピンクがかかっている。
ベニバナユキヤナギとかピンクユキヤナギと呼ばれる園芸種のようだ。


3月14日
しばらく前にトサミズキを撮ったら
紅い蕾がいっぱいでなんだろうかと思っていた。


3月20日
開花し日がたつとピンクが薄くなっていく。
満開になるとベニバナ~ではないようだが、蕾から見るとなるほどだ。



二輪草と碇草

2006-03-28 09:57:53 | 近所
春になって野草の花も増えてきた。

ニリンソウ(キンポウゲ科)
ミスミソウやカタクリの林で、こんどはニリンソウが咲き始めた。
一輪ずつ咲いているのでイチリンソウかなと思っていたが、
通りがかった人にイチリンソウはもう少し後で咲くのだと教えられた。


葉の形が違うし、花ももっと大きいそうだ。
よく見るともう一輪の蕾もあって、少し遅れて咲きそろう。


やっと一株だけ見つけた。
まもなく、たくさんの二輪咲きが見られそうだ。


イカリソウ(メギ科)
こんな珍しい花にも出会えた。
メギ科というのはメギやナンテンなどの木で知っているが、
このイカリソウは草本だ。
淡紫色などの花もあるらしい。


4枚の花弁についた距が船の碇に似た形をしているので、
イカリソウと呼ばれるそうだ。


距の外側についている同じ色のものは内萼で、
さらにその外側にもピンクの萼がある。

花弁は十分開いてなくて、黄色いシベの写真は撮れなかった。


そばの林で

2006-03-27 10:23:08 | 近所

そばの林で、といっても公道のすぐ傍に
茎にトゲのある白い花が咲いていた。


モミジイチゴ(バラ科)
葉っぱがモミジ葉のようで初夏には果実ができる。
これまで、ここにイチゴができるのを知らなかった。
今年は食べてみよう。


林に入るとモミジイチゴに葉の形がちょっとだけ似ている、
こんな蕾に出会った。


ヤマブキ(バラ科)
よく見ると一輪だけ花が咲いていた。
一重の山吹だ。
八重の山吹は実らないけれど一重は実るに違いないと
探したことがあるが、見つからなかった。
灯台もと暗し、近くにあった。
今年は見てみよう。


タチツボスミレ

2006-03-26 09:30:50 | 近所

タチツボスミレ(スミレ科)
すぐ近所の瀬谷中央公園の草はらにもスミレが咲き始めた。


5枚の花弁の後に距というのが突き出していて、
みつが溜まっている。パンジーにはない。


スミレの品種の区別はよく知らないが、
地上茎についた葉がハート形であることと、
鋸糸状の托葉がついていることでタチツボスミレだと考える。


こちらは常泉寺で咲いていたもの。
色や形は場所などで変わるのかな。

杏(あんず)

2006-03-25 15:27:16 | 近所


関東では数日前にソメイヨシノの開花宣言があった。
その前からいろんな品種の桜が咲いてにぎやかだ。
しかし、これは桜とはちょっと違うようだ。


アンズ(バラ科)
初夏に美味しい実がなるアンズの花だ。
昨年は桜見物のバスツアーで、長野県更埴のあんずの里にも立ち寄った。
泉の森で、こんなに咲くとは知らなかった。


真っ赤な萼が反り返るのが面白い。


メジロにとってもいい季節のようだ。

       _________________________
       付録

ドウダンツツジ、開花宣言。



キブシの花

2006-03-24 17:33:49 | 近所

キブシ(キブシ科)
我が家の近くの林でもキブシが咲いているのを見つけたが、
大和の泉の森には何本も生えている。
池や川に近く湿った土があっているのだろうか。
旺盛な花房は向こうのサンシュユの黄色にも負けない。


キブシは雌雄異株だ。
遠目には違いが分からない。雌花のほうが房が短いと書いたものも見かけた。
しかし、この木の房はとても長く立派なのだが雌株だ。
昨年の実が残っていてるので分かる。


近寄って花を覗いてみると、
雌花はメシベの緑が目立ち、オシベは短くほとんど見えない。
雄花の方は黄色い花粉のオシベを確認することが出来る。



もう少したって、昨年気がつかなかった実が
長い房になるのが楽しみだ。

コブシの仲間

2006-03-23 21:46:00 | 近所

コブシ(モクレン科)
コブシの花はモクレンに比べやや小さく、あちこちを向いて咲く。
純白の白がきわだつ6枚の花弁はしっかり開く。




シデコブシ(モクレン科)
コブシに比べて細い花弁は萼との区別が難しく12から18枚ある。


本来は白い花らしいが、このあたりではピンク系しか見ていない。
このようなのはヒメコブシとかベニコブシ(ベニバナコブシ)というらしい。


ベニコブシの八重だろうか。
白いシデコブシの八重もあるらしい。





モクレン、コブシの仲間のメシベやオシベは面白い形をしている。
すなわち円錐状の花床に多数のメシベ、オシベが螺旋状に並んでいる。
このことが果実の独特な形状につながっていると言う。

またコブシの花は、その根元に葉が1枚ついているのが特徴だ。


木蓮の花

2006-03-23 09:35:59 | 近所

モクレン(モクレン科) シモクレン
ハクモクレンより遅れて咲くというが、
いち早く咲き始める木もある。


とは言え、まだ蕾も多い。
咲いても花弁はハクモクレンほど開ききらない。


ハクモクレン(モクレン科)
見上げるような大木に成長する白木蓮だが、
庭の広い旧家のほか公園などで見ることが出来る。


6枚の花弁に加えて3枚の萼も白い。
なんとも豊かな白だ。

日差しを受けてだんだん開き、開ききると花びらが散るらしい。
こんなに花が多いのに、実りが少ないのは何故だろう。


ヒュウガミズキとトサミズキ

2006-03-22 09:09:11 | 近所

ハナカイドウ(バラ科)
その紅い蕾の向こうに黄色い花が満開。


ヒュウガミズキ(マンサク科)
密生した柔らかな枝に、たくさんの花が咲いている。
葉が出る前に咲くので一面の黄色だ。


トサミズキに比べ小ぶりの花を2つ3つ房につける。
オシベは黄色い。


トサミズキ(マンサク科)
ヒュウガミズキと非常によく似た花のトサミズキも
あちこちで盛んに咲いている。
ヒュウガミズキに比べ枝ぶりが大きく、
いくつもの花穂が7個前後の花をつけてぶら下がっている。


トサミズキの花柄やガクなどに、うぶ毛が見られる。
葯が紅いのもヒュウガミズキと区別できるところのようだ。





ウグイスカグラ

2006-03-21 16:12:12 | 近所

ウグイスカグラ(スイカズラ科)
桜の開花と競うようにウグイスカグラも咲き始めた。
1cmぐらいの小さい花が下向きに咲く姿は奥ゆかしい。


と思ったら中には、やんちゃなのもいるようだ。


おかげで5本のオシベや長いメシベの様子がよく分かる。

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野球のWBCは日本が10-6でキューバを下し初代チャンピオン。
紆余曲折あったが、みんなの努力が実った。おめでとう。



カタクリの花

2006-03-20 18:23:50 | 近所

カタクリ(ユリ科)
泉の森のミスミソウの近くの林で
カタクリが咲き始めた。


カタクリは落葉樹林で3月から咲き、
樹木の葉が茂る前に光合成をして、5月には種を落として枯れてしまう。
発芽して6~7年の間は1枚の葉だけで地上に出て鱗茎に養分を貯める。
2枚の葉が出ると花が咲くという。継続観察して確かめたいが気が遠くなる。
昔はこの鱗茎から片栗粉を作った。


カタクリの葉には独特の模様があり、
葉が片側で模様が鹿の子なのでカタカゴと呼ばれたものが、
このカタクリではないかと考えられている。


ただ葉の模様がはっきりしないものもあれば、
大きさにもばらつきが見られた。


保護のため柵があり、どれも下を向いて咲いているので撮影が難しい。
柵の近くに咲いているのがあったので覗き込んでみた。
咲いて反り返った花弁は内側外側に3枚ずつある。
外側のはガクが変化したものだろうか。
その奥は紫褐色に染められている。



枝垂れ柳とネコヤナギ

2006-03-19 16:06:08 | 近所

近くの大きな枝垂れ柳が鮮やかな黄色になった。


花が咲き始めたのだ。
その姿は、同じように咲き始めたネコヤナギの花に似ている。


一口にネコヤナギといっても色んな種類があるようだ。
大きさや姿の違うのをいくつか見るが区別は分からない。




その上、雌雄異株だそうで雄花と雌花があるが、
その見分けもしっかりとは分からない。


赤い葯があるのは雄花なのだが、
全部の葯が開いてしまうと黄色一色なので雌か雄か分からない。
下のは雌花??