横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

北海道、路傍の花

2006-07-31 17:31:34 | 北海道
北海道から帰ってきたけれど花の写真が残っているので、
もう少し記事にしておこう。


今の時期、富良野あたりの道端でもっとも目立ったのは、
このオオカサモチだ。


オオカサモチ(セリ科)
背の高い茎に、セリ科らしい白い花がこんもりとついている。
場所によっては道沿いにずらーっと並んでいる。


ルピナス(マメ科)
つぎに横浜あたりでは園芸花のルピナスも野草のように生えていて、
ほとんどは豆のような実になっている。


エゾノキツネアザミ(キク科)
オオカサモチやルピナスに比べると数は少ない。


ムスクマロウ(アオイ科)ジャコウアオイ
これは野草ではないのだろうけれど、
道路わきでよく見かけた。


色はピンクと白を見かけた。


コウリンタンポポ(キク科)
これは少し時期を逸していたが、少し前は群生していたらしい。


タンポポというけれど、一つの茎に何個かの花をつける。


へそ祭り

2006-07-30 16:21:44 | 北海道

7月28日と29日は富良野でへそ祭りが行われた。
富良野は北海道のへそ(中心)にあたる。


夜にはヘソを中心に顔を描いて(図腹という)
腰に着物を着せてヘソ音頭で中心街を踊り歩いた。


子供から大人までいろんな団体が参加して、
2日間で50団体1900人が踊ったそうだ。


図腹の子供もいた。ちょっと細面になる。
子供は浴衣やユニフォームが多いし、大人も女性を中心に浴衣姿でも踊っている。


子供は太鼓でも参加している。


ヘソ音頭は太鼓のほかに生演奏で歌って
元気な声が会場全域にスピーカーで流れた。


図腹のキャラクターがいろいろで面白いのに加えて、
団体ごとにディスプレーの工夫もあり楽しめる。


全国にあるいろんなヘソの町、たとえば日本のヘソ兵庫県西脇市や
日本の中心群馬県渋川市など6市町が、踊りや観光・物産展示に参加していた。


昼間には赤ちゃんの「はいはいレース」のほか、
いろんなイベントが行われたようだ。

全国区ではないが地元では毎年楽しみにしているお祭りだ。


富良野をサイクリング

2006-07-29 15:23:40 | 北海道

森の時計
朝から自転車を借りて、新富良野プリンスホテル方面へ走った。


途中には乗馬やトレッキングを楽しめるところが何箇所かある。
左のサラブレッドは川崎競馬で走っていたそうだ。
右の小さいのも、これで立派な大人なのだ。


かなりの坂道を上っていった所にSoh’s Barがある。
Sohは倉本聡さんのことで、たしかドラマ「優しい時間」にも登場した。


ニングルテラスの近くにある喫茶店「森の時計」こそが、
「優しい時間」の中心的舞台になったところだ。


寺尾聡と大竹しのぶが話をするカウンターは
自分の好きな粗さにミルを挽けるのが人気で長い時間待つ。
テーブル席で森を眺めながらコーヒーを愉しむのもゆったりする。


ホテルの前、多分ゴルフ場だったところがピクニックランドとなっている。
ラベンダーやダリアなどを見ながら芝生の上を歩くと
蝶、トンボ、蜂やバッタにも会える。


上の写真の黄色いのは、ギロンデというユリの仲間。

往路は登りが大変だったが、そのぶん帰りは楽だった。


旭山動物園など

2006-07-28 20:08:57 | 北海道

きょうは息子の車で旭山動物園へ行った。
ユニークな展示方法などで有名になって、
夏休みでもありツアーのお客さんも多い。
ホッキョクグマ、アザラシ、ペンギン、オランウータンなどの
人気者の場所は満員でゆっくり写真を撮るどころではなかった。


アビシニアコロブス
それ以外にも面白い動物がいるので、
見方を変えれば何度でも楽しめそうだ。


帰りに上野ファームというところに寄った。


タチアオイ八重
広い庭にいろんな花があって、
ガーデニングの参考になるような展示がされている。


ウサギやガチョウ、ニワトリ、アヒルが放し飼いにされている。


夕方、美瑛の近くの四季彩の丘で花畑を見た。
富田ファームなどに比べて人が少なく落ち着いて見られる。


近くの林にエゾシカ?
実は剥製で、ズームイン朝でも紹介されたらしい。


麓郷を歩く

2006-07-27 19:00:27 | 北海道

今日は、妻とゆうほを連れて3人で麓郷へ行った。
家の近くからバスで40分ぐらいだ。

ドラマ北の国からの、純と結のために作った拾ってきた家は、
バスの車体を中心にした素敵な家だ。
残念ながら実生活のふたりは別れてしまった。


五郎の石の家には羊が住んでいる。


食事中の乳牛に声をかけるとこちらを向いてくれた。


牧草を刈っているのだろうか、大型の草刈機が動き回っている。


最後は富良野ジャム園でアンパンマンも見る。


麓郷じゅうを歩き回ったので疲れたかな。
草むらに寝そべると太陽がまぶしい。


富良野へ

2006-07-26 20:37:49 | 北海道

7時半に羽田を発って旭川に着くと、
さわやかな空気に包まれた。
中富良野までバスで行って、ラベンダー園のはしごをする。


有名な虹の畑はラベンダーのほか
カスミソウ、大麦、コマチソウ、カリフォルニアポピーなどが彩る。


クレオメがこんなにたくさん植えられているのは初めて見た。


歩いていると体にぶつかってくるほど、トンボが飛んでいた。
長い茎の先にも多数とまっていた。

夕方、元気なな孫に会った。
しばらく天気もよさそうだ。


百合の仲間

2006-07-25 13:42:23 | 近所

ヤマユリ(ユリ科)
37年前この地へ住み始めたころ、近くの林にヤマユリが自生していて
家の庭に移植すると毎年咲いてくれた。
家の改築などでなくなり、林に自生していたのも見られなくなった。


パイナップルリリー(ユリ科)ユーコミス
町田のダリア園に植えられていた。


全体はパイナップルにも似ているが、
なるほど花はユリの仲間の特徴もある。


オニユリ(ユリ科)
コオニユリにはムカゴがつかないないらしい。
蝶は詳しくないが、これはジャコウアゲハの雄かな。
カラスアゲハとか他の種かもしれない。

明日早朝から旅行しますので、しばらくの間
コメント返信および、ご訪問ができないと思います。
ご容赦お願いします。

わくわくしたかな

2006-07-24 17:24:07 | 近所

ネムノキ(マメ科)
家の北のほう、上瀬谷というあたりには野原や畑が広がっている。
田んぼを見下ろすところにネムノキが1本。
夜になると小葉が閉じる、かわりに花は夕方に開くという。


アメリカホドイモ(マメ科)アピオス、ポテトビーン
畑には、いろんな野菜が栽培されている。
初めて見た植物だが
北米原産でアメリカインデアンの栄養だったという芋は、どんな形で味だろうか。
日本野生のホドイモ(ホド)は淡黄緑色の地味な花らしいが、まだ見ていない。


タラノキ(ウコギ科)
アメリカホドイモのすぐ近くにタラノキが何本かあり、
幹の上の方に小さい花をいっぱい咲かせている。


ウドやヤツデなどと同じウコギ科らしい花だ。


道路を渡って田んぼの畦に下りていくと、
小さいけれど形の面白い花がたくさん咲いていた。


ミゾカクシ(キキョウ科)溝隠し、アゼムシロ(畔蓆)
ここではまだ蔓延っていなかったが、名前通りになれば見事だろう。


今はオシベが目立つ雄性期で、
いずれメシベが成長して雌性期になるらしい。


そんな野原と田んぼで、
瀬谷区の「わくわく瀬谷産ごちそうさま!」というイベントが今朝行われた。
子供たちはバッタや蝶を捕まえたり、
それを観察して子供のバッタは羽が揃ってないと気づいたり、
田んぼではオタマジャクシやカエルを捕まえたり、
水を掬って小さな生物を探したり、
ファーブル顕微鏡でミジンコが動くのも観察した。
わくわくして、生き物に興味を持ってくれたかな。

クサギの花と仲間

2006-07-23 20:58:32 | 近所

境川の堤防に今年も花が咲いて、
良い香りを漂わせている。


クサギ(クマツヅラ科) 臭木
それなのに茎や葉を切ると、いやな臭いがしてこんな名前がついた。


秋になると青い実も見ものだ。
昨年の実の様子は いまの実 いろとりどり 参照


ボタンクサギ(クマツヅラ科)

クマツヅラの仲間には
ムラサキシキブ、ランタナ、バーベナ、人参木などいろいろある。
じゃあクマツヅラって、どんな花?


アレチハナガサ(クマツヅラ科)
境川に咲いていた多分アレチハナガサと思う花は人の背丈ぐらいもある。
茎が四角くて、花は2ミリぐらいのものだ。
クマツヅラはもっと背が低いけれど、花の色や形は似ているらしい。



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蜜腺で誘惑

2006-07-23 07:59:34 | 近所

薬師池公園からダリア園へ行こうと歩いている途中、
道路のそばに咲く白い花を見た。
初めてで、もちろん名前は知らず帰ってから調べた。
ソクズという。


ソクズ(スイカズラ科)
調べて見ると花の構造が面白いのだが、知らないので観察が足りなかった。
オシベが目立つのは雄花らしいが、雌花があったかどうか分からない。
ところどころに黄色いものがあって、なんだろうと思っていた。
これも調べてみて、蜜を出して虫を誘う腺体だと知った。
一つ一つの花についていないのも面白い。


タカトウダイ(トウダイグサ科)
こちらは車道のすぐ脇に咲いていた。
これも花を見るのは初めてで帰ってから調べた。
背が高いし今ごろ咲くのは、葉の形からもタカトウダイだろう。


これも雄花と雌花があるらしいが、よく分からない。
横を向いた子房の先に3本(3裂?)の花柱が見える。
黄色い楕円形が4つあるのは、花弁ではなく蜜腺体らしい。
これも観察不足だった。


同じトウダイグサ科のハツユキソウが、町田ダリア園にあった。
ハツユキソウは近所でも見られるだろうから、花を観察してみよう。


町田ダリア園

2006-07-22 08:03:42 | 近所


大賀ハスを見た後、そう遠くない町田ダリア園にも行った。
500種ぐらい植えられているそうだ。


町田の輝 京の春 京絵巻 港の女 砂漠の月
サムネイルで選んだ画像を表示
色も姿も大きさもさまざまなので、人によってお好みが違うだろう。
最初は場所がらみの花を選んでみた。


クライスチョイスの向こうの噴水、日差しの強い時に涼しくしてくれそうだ。


上昇気流 織姫 キッツパーフェクション アルペンパール 豊熟
サムネイルで選んだ画像を表示
地道な努力で生み出されたユニークな品種だけに
名前をつけるのにも頭をひねっていることだろう。
ほかにも薄化粧とか、かたえくぼとか魅力的な名前がいっぱいあった。


最後は、グッドナイト。

大賀ハス

2006-07-21 08:55:30 | 近所

昨日は降らなかったので、町田市の円林寺へ行ってきた。
円林寺は1428年創建の天台宗の寺院だが、特に大賀蓮で有名だ。
山門をくぐると、たくさんの蓮が目に入るが少し早かったようだ。
進んで本堂の前にはいくつか咲いていた。


昭和26年(1951)千葉県検見川で丸木舟とともに3粒の蓮の種が発掘され、
大賀一郎博士により見事一粒が発芽した。
2000年も前の蓮が蘇ったということで、古代蓮、二千年蓮とも呼ばれる。


当時のご住職が大賀博士と親交があった関係で、
この円林寺に最初の株分けがされた。
その後ここから全国各地に株分けされていったのも多いそうだ。


この後、薬師池公園の蓮田にも回ってみたが、
七月末から八月に入ってが見頃のようだ。


花が少ないので一休み?
羽は破れているのでなくて手前の葉がかぶっているだけ。



ヤブのつく花

2006-07-20 06:15:22 | 近所

ヤブコウジ(ヤブコウジ科)
つい先日のヤブコウジ花がもう実っている。
ほかにもヤブガラシなど頭にヤブとつく植物は数多い。


ヤブカンソウ(ユリ科)
ノカンゾウと同じように道端や野原に咲いている。


ノカンゾウは一重だけれど、
ヤブカンゾウはオシベが花弁化して八重になっている。
完全に花弁かしないで、花弁に葯が付いているような姿も見受けられる。


ヤブラン(ユリ科)
ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)同様に、小さなユリだ。


ヤブミョウガ(ツユクサ科)
葉の形がミョウガに似ているから、こんな名前がつけられた。


実際はツユクサの仲間で、花を見れば似たところがある。


ヤブマオ(イラクサ科)
アカソやカラムシなどイラクサ科の仲間の繊維は、
古代から衣服の材料であった。

古事記、万葉集から

2006-07-19 09:54:29 | 近所

市民の森に隣接した空き地で蔓を這わせている植物。
フェンスなどに絡んでいるのを見ることが多いガガイモだ。


ガガイモ(ガガイモ科)
日本在来の植物で、古事記にもカカミ(カガミ)として記述されていると言う。
少彦名命(すくなひこなのみこと)は、ガガイモの舟に乗り、ミソサザイの皮を着て
海上から出雲の国にやって来た。
穀物の種を持ってきて、大国主命の国づくりにも協力したとされている。


昨年9月のガガイモの実
大きなオクラのようなガガイモの実を、縦に二つに割ると舟の形になる。


フェンスに絡んでいるヘクソカズラも
匂いとともに万葉の時代からお馴染みだったようだ。


ヘクソカズラ(アカネ科)サオトメバナ、ヤイトバナ
さうけふに延(は)ひおほとれるくそかづら 絶ゆることなく宮仕(みやづかへ)せむ   
高宮王
  さうけふ=サイカチまたはカワラフジ(ジャケツイバラ)

万葉集に詠まれた植物は数多い。
今の季節ではアジサイ、キキョウ、オミナエシなどあるが、
もっと小さな草花の歌を取り出してみよう。


ツユクサ(ツユクサ科)
 朝(あした)咲き夕は消(け)ぬる月草(つきくさ)の 消ぬべき恋も我(あれ)はするかも    
作者不詳


ジャノヒゲ(ユリ科)
 妹待つと三笠の山のやますげの 止(や)まずや恋ひむ命死なずは
    作者不詳
 ぬばたまの黒髪山のやますげに 小雨降りしきしくしく思ほゆ  
    柿本人麻呂

やますげ(山菅)はジャノヒゲとヤブランの両方を指すらしい。
我が家のジャノヒゲ、蕾のまま咲かずに終った姿なのか。

歩けば花に

2006-07-18 08:56:25 | 近所

リアトリス(キク科)など
今朝は雨、一日降りそうだ。
雨でない日に近所を歩いていると
季節に合わせて、あるいは季節を先取りするように
さまざまな花に出会う。
いつもの竹林のそばの空き地はリアトリスのほかに
ベロニカ、アガパンサス、チェリーセージなど色とりどりだ。


オミナエシ(オミナエシ科)
上の場所を別の角度から見ると、オミナエシが目に入ってくる。


ニワナナカマド(バラ科)
枝先に小さい花をフサフサとつける花も見かける。
このあたりではナナカマドは見ないが、
ニワナナカマドの白い花や丸い蕾も惹きつけるものがある。


ブッドレア(フジウツギ科) フサフジウツギ
色は何種類かあるようで、
その香りと蜜で蝶を強く惹きつける。
今回は残念ながら姿がなかった。