横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

セキレイたち

2009-01-31 08:53:37 | 近所

水辺で久しぶりにキセキレイを見た。


夢中で食べ物を探しているのか、おもわずひょうきんな姿になったりする。


鶺鴒(セキレイ)の仲間はもともと水辺のあるところにいるのだろうが、
ハクセキレイなどは畑や原っぱ、時には宅地にいることも多い。


ハクセキレイの雌と、雄でも冬羽はこのように灰色になるらしい。
頭が黒ければ雄なのだが、灰色のようでもあり黒が残っているようでもあり、
雌雄どちらなのかよくは分からない。


ハクセキレイに比べると少ないセグロセキレイだが、
こちらも水辺だけでなく原っぱで見る機会が増えたような気がする。
ほかのセキレイと違ってセグロセキレイは日本固有種だそうだ。



昨日からの雨がまだ降りやまず風も強い。
家でおとなしくしているしかないようだ。


おなじみの鳥たち

2009-01-30 08:29:08 | 近所

雀の子 そこのけそこのけ カメラが通る

いえいえ邪魔をしないから撮らせてください。


スズメは群れでいることが多い。
草地で餌を探しているかと思うと一斉に木の上で一休み。


もう少し大きく撮りたいと近寄るとたちまち飛び立つ。




ムクドリも畑や野原で食べ物を探し歩く。


そしてこちらの気配を感じて飛んでいくことも同じだ。
そんなに警戒しなくても・・・獲らないで撮るだけなのに。




久しぶりにコジュケイを撮った。
独特の鳴き声はしばしば聞くが、茂みの向こうにいることが多いのでしばらく姿を見なかった。
コジュケイはこちらに気づいたら飛ばないで足早に歩いて逃げる。




ふわー

2009-01-29 08:31:08 | 近所

コサギはよく見かけるし何度も撮っているが、
極上のコートを着たようなふわーっとした姿がいい。




今月15日に撮ったシクラメン。
真綿色ではなくても部屋の中はふわーっと暖かくなる。


1か月ほども旺盛だったシクラメンも、だんだん花数がさびしくなってきた。
そのおかげで珍しい花を見つけた。八重になっているわけではない。
シクラメンの花は一つの茎に一つの花が普通だが、これは二つの花がくっついていた。
双子みたいなシクラメンも楽しい。  だんだん。




向島百花園

2009-01-28 08:24:45 | 近所

向島百花園は名前のとおり草木の種類が多い。
柚子の実は、もぎたいような良い色だ。


だらりと下がっているのはバショウの花序。
バナナに似たような実も生るそうだ。



また園内には29もの句碑、石柱が立っている。
これは江戸時代後期詩人・大窪詩仏の「画竹碑」(文政五・1822 建碑)。
上部に題詩も彫られているが、ちょっと読めない。




さすがに冬は花が少ないが、ウメ、ボケ、ロウバイ、スイセンなどが見られた。


寒牡丹は鉢植えの5、6種類が大きな花をつけていた。


ボタンのめしべの形、オシベの数の多さなどにあらためて気づいて面白かった。





旧中川から向島へ

2009-01-27 09:07:07 | あれこれ

亀戸天神を出て北十間川沿いをしばらく歩くと旧中川に着いた。
もともと中川の一部であったが荒川放水路の開削で分断され、
今は荒川から分岐し荒川に合流する6.7kmほどを旧中川と呼んでいる。
うねうねと蛇行していて昔の流れがしのばれる。
通常は水門を閉鎖して静水としているらしい。


少し上流へ歩くと大正民家園というのがあった。


大正六年(1917)に建てられた旧小山家住宅で、
江戸時代からの農家と近代の町屋の両方の性格を持った都市近郊住宅の構造を保存している。
関東大震災や東京大空襲にも被害を免れて、平成10年に墨田区に寄贈された。
大正時代の民家が保存されているのは珍しいのではないだろうか。


残念ながらイベントが行われているようで室内を見学することはできなかった。
庭には七福神の石像があちこちに配置されていて四季の花も楽しめそうになっている。

最初の写真に煙突が見えたので、その方向へ行ってみると銭湯が残っていた。




そのあと東武亀戸線に乗って向島百花園にも行ってみた。


亀戸天神では梅の花が少し早かったが、こちらでは早咲きの何本かが見ごろだった。


これは紅冬至(こうとうじ)と呼ぶ品種だが、その他の品種名を書きとどめることはしなかった。




うそかえ

2009-01-26 07:28:23 | イベント

きのう東京の亀戸天神へ行ってきた。


正保三年(1646)太宰府天満宮の神官であった菅原大鳥居信祐公は神のお告げにより、
飛び梅の枝で天神像を刻み天神信仰を広めるため諸国を歩いた末、
亀戸村にあった天神の祠に像を安置した。
幕府の援助もあり寛文二年(1662)太宰府天満宮にならい、社殿、回廊、心字池、太鼓橋などを造営し
東宰府天満宮あるいは亀戸宰府天満宮と呼ばれていたが、昭和11年亀戸天神社とした。


天神というと梅がつきものだが、ここは4~5月の藤の花が素晴らしいそうだ。


境内がにぎわっているのは1月25日が初天神であるとともに、鷽替神事が行われているからだ。
神殿の前に大きな木彫りの鳥が飾られている。


木彫りの鳥はウソを模しているそうで、小さなものを求めてきた。



神職が手彫りしたという檜のウソは500円から5000円以上まで、大きさにより10段階あった。
これは下から3番目の800円。


「うそ」は幸運を招く鳥とされ、毎年新しいうそ鳥に替えるとこれまでの悪い事が「うそ」になり
一年の吉兆を招き開運・出世・幸運を得ることができると信仰されてきた。
太宰府天満宮では1月7日の夜に明かりを消した境内で参拝者が「替えましょう、替えましょう」と唱え、
木製の鷽を交換しあい1年間についた嘘を天神様の誠に替えてもらうという。
亀戸天神でもそれにならって文政3年(1820)から毎年1月24、25日に行うようになった。



しかし現在の亀戸では、このように古いものを神社に納め神社の新しいうそ鳥と取替える形になった。


この日は初天神でもあり、境内神楽殿で都無形文化財指定の里神楽・葛西囃子が奉納されていた。
私が見た時は獅子舞が行われていた。
看板の里神楽の下に書いてある正五九祭とは・・?

正五九・八斎戒
正月・五月・九月には八斎戒を守って殺生をやめ、非行を謹んで過ごすことが昔から行われてきた。
正月は物事が生じ始める時、五月は最も盛んに興起する時、九月はそれらの命が実を結ぶ時として、
この正月・五月・九月があげられているともいわれている。 
これらの事から、正・五・九の三つの月に、ことにお参りや祀りごと・祈願などが盛大に行われる。
亀戸天神でも正五九祭として正月・五月・九月に里神楽が奉納されている。


梅はチラホラ咲きはじめ程度であった。


シロハラ、アオジ

2009-01-25 08:05:35 | 近所

2週間ほど前の記事でシロハラとアオジも登場したが写りが悪かった。
近所の小鳥ー2
今回は多少分かりやすく撮れたといえるだろうか。



シロハラは形や鳴き声もツグミによく似ているがお腹に模様がなく白い。




アオジは地面に降りて食べ物を探していることも多いが小さいので見つけにくい。


茂みに入られるとさらに厄介だが、これはうまく顔を出してくれた。




アオジと同じくホオジロの仲間のカシラダカ。
後ろ向きしか撮れなかったので、これを次の宿題とする。

特徴ある模様

2009-01-24 07:23:19 | 近所

この時期たくさん見かけるツグミは胸の鱗模様に特徴がある。


こちらの模様も特徴的で、一部を見てもすぐにアヤメと分かる。



今頃の時期に咲くカンアヤメは寒咲きアヤメ、ウインターアイリスなどとも呼ばれるようだ。
園芸種なのだろうが花の少ない時期なので毎年楽しんでいる。




ソシンロウバイ花の中

2009-01-23 08:19:00 | 近所

ソシンロウバイはあちこちで咲いているので何気なく通り過ぎようとしたが、
ふと目にとまったものがある。


ソシンロウバイの花は小さくてつぼんだ形なので中を覗いたことも少ないが、
奥のほうに車のスポークのようなものが見える。
雄しべにちがいない。


個体によって雄しべの数が違うらしいのは置くとして、
こちらの雄しべは少し立ち上がっているように見える。



さらに中心まで集まって雌しべを取り囲み、花粉を出し始めている花もある。


ソシンロウバイは雌性先熟の花だったのだ。
雄性先熟はキキョウ、ヤツデ、キク科の花たちなどでお馴染だが雌性先熟は少ない。
ヘラオオバコ、クスノキ、イネ科などで見られる。

下手な写真でシベの様子が分かりにくいが、
福岡教育大学福原先生のHP ロウバイ(ソシンロウバイ) に明快な画像と説明がある。


セツブンソウ

2009-01-22 09:05:48 | 近所

フクジュソウを見に行ったお寺の庭にはいろんな木も植えられていて、
シジュウカラなど野鳥にもありがたいところのようだ。
ナツツバキの実を食べようとしているのだろうか。


その庭で思いがけずセツブンソウを見つけた。
もちろん自生したものではないが、昨年は気がつかなかった。
フクジュソウと同じキンポウゲ科の花で、例によって花弁に見えるのは萼だ。
花弁は変化して黄色い蜜腺になっているのだそうだ。


節分は立春の前日、今年は2月3日だ。


暖かな日

2009-01-21 08:24:42 | 近所

今朝は曇り空だけれど、
おととい雨上がりの朝、キャベツ畑の向こうの地面から水蒸気が立ちのぼっている。


暖かくてメジロもふっくらとしているように見える。


そろそろ福寿草も咲くころかと大和のお寺まで出かけてみたが少し早かった。


それでも2、3輪が咲いているのを見ることができた。


帰りに立ち寄った福田公園で見たカワセミ。
カメラの放列もなく自然な雰囲気のカワセミを見ることが出来てよかった。


冬の保護センター

2009-01-20 09:09:59 | 近所

日曜日の自然保護センターは曇りがちで、
どの池も薄い氷が張っていて、場所によっては厚い氷も残っていた。


それだけに今の季節はめぼしい花はなく虫の姿もほとんど見ない。
蜂の巣が落ちて転がっていた。アシナガバチのものだろうか。




これはジョロウグモの卵のう。


実は先月も見ていて、親が息絶えていながらも卵のうを守っていた。
今回はそれも落ちてしまったようだ。




花はないがタブノキにきれいな色の葉があった。


冬芽が展開して春に若葉が展開するのが普通だと思うのだが・・・?


落ちていたヒマラヤスギの実がバラの花のような形で面白い。

撮れなかったので書いてもしようがないのだが、
ヤマガラがつついて10枚ぐらいの種子翼がクルクル回りながら落ちてきたのがきれいだった。


ルリビタキ、オスもいた

2009-01-19 08:18:06 | 近所

今シーズン初めてルリビタキの雄を見た。


名前のとおり瑠璃色の羽だが、全体的には多彩な色づかいだ。


岸辺から飛んで池から生えている若いハンノキに止まったり、
薄い氷が張っている池面に降りたったり忙しい。

ルリビタキは木の枝などに止まって餌を探し、
舞い降りた時に捕食することが多いのだそうだ。


雄に比べて緑褐色の雌のほうがたくさん見られた。


雄でも幼鳥は同じような姿をしていているので混じっているかもしれない。
まだ雌と幼鳥の区別の仕方をよく知らない。


ルリビタキはあまり人を警戒していない様子で、
笹竹の林あたりにいたこの子も餌を探しながら場所を移動して・・


水先案内人のように我々を事務所棟の近くのトサミズキの木までいざなった。

地上273mの展望台

2009-01-18 07:40:40 | 近所

先日、ランドマークタワーの69F、スカイガーデンに上がってみた。
ベイブリッジのずーっと向こうは千葉県。煙突の煙は製鉄所だろうか。
中央に伸びている東京湾アクアラインの先端部分が海ほたるで、
ここから神奈川寄りは海底トンネルになっている。




もっと近くに目を移すと横浜スタジアムがビル群の中で窮屈そうにしている。




右奥は山下公園と氷川丸。
中央左は大桟橋だが大きな船は停泊していなかった。
そこから下へ行くと赤レンガ倉庫。すぐそばの白い部分は冬だけのアイススケートリンクだ。

そして中央の湾曲した防波堤は「象の鼻」と呼ばれている。
米国などと修好通商条約が結ばれ1859年に横浜港が開港すると東西ふたつの波止場が出来た。
そのうち東波止場が10年ほど後に湾曲した形になり象の鼻の原型となった。
その後関東大震災などで形が変わっていたが、
今年は開港150周年にあたることから、明治20年ごろの象の鼻らしい形に復興し、
対岸の部分を緑のオープンスペースとするなど整備事業が進められている。

横浜市港湾局のHP 横浜港 象の鼻地区 に 歴史 地区の変遷 再整備計画などが詳しく説明されている。




西の窓のほうに回ると、伊豆の山々に夕日が沈み富士山が暮れなずんでいた。




バラとビオラ

2009-01-17 08:49:02 | 近所

ここしばらく寒くて朝は窓が結露して一部は凍りついていた。

きのう孫は一日遅れで富良野に帰った。
搭乗前に旭川空港の天候を見たら、雪で-4℃だった。


今回は予定通りのフライトになり、帰宅したその足でサッカーの夜間練習に参加したらしい。


北海道ほどでもないが横浜も窓が結露する程度には寒いので、
家の花瓶や鉢にある花のうち暖かさを感じるものを撮ってみた。

バラもビオラも色や形のバラエティが多い。