ダイコンソウ(バラ科)
市民の森も花が少ない季節になった。
ダイコンソウはまだ咲き残っているが、これは花の後すぐ。
ダイコンソウの実はひっつき虫の一種なので鉤を持っているが、
この時期はまだその先端にちょっと曲がったものをつけている。
メシベが花粉をつけやすくする仕組みだそうだ。
オトコエシ(オミナエシ科)
森の入り口の道路際には、高さ5cmぐらいの小さな白い花が咲いている。
葉の形も微妙に違うのだが、この実を見ればオトコエシだろうと思う。
森の中でも比較的日当たりのよい場所に黄色い花がたくさん咲いている。
ヤクシソウ(キク科)薬師草
茎を抱く楕円形の大きな葉も特徴だ。
名前の由来は薬効がある?薬師堂の近くで見つかった?葉が薬師如来の光背のようだ?
薬効の秘密を盗んだ弟を切ったというオトギリソウの別名には
アオクスリ、タカノキズクスリとともにヤクシソウがあるそうだ。
和泉晃一さんという人が 草木の話 ヤクシソウ の項目で
諸説を詳しく考察された上で、奈良薬師寺の仏足石の文様から命名されたとしておられる。
大変勉強になった。