横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ハナネコノメとサイカチ

2011-02-28 07:41:38 | 近所

この時期に裏高尾を訪れる大きな目当てはハナネコノメ、コチャルメルなどの野草を見ることだ。





コチャルメルはまだ早かったがハナネコノメはポツリポツリと咲いていた。
本番のときはかなりにぎやかになりそうだ。





紅い葯が魅力的だ。






このあたりはカツラの林になっているので上を眺めていたら、
カツラとは別の木で枯れ葉にも見える実のようなものがたくさんついているのがあった。






下を見ると20~30cmぐらいのクネクネした莢がたくさん落ちていた。
サイカチ(マメ科)の豆だという。





薄いので最初はフジの実のように弾けた莢の片側かと思ったが、よく見るとどうも弾ける前らしい。

それで莢を破ってみると中から小さな種が出てきた。数が少ないのはできが悪かったのか?






莢が弾けることなく形がクネクネしているのは種を含んだまま風で遠くへ飛ばされる戦略だろうか。






サイカチの幹についたトゲは尋常なものではない。これはどんな作戦なのだろう。





小仏城山

2011-02-27 07:33:53 | 近所

3月に20人ほどで歩くコースの下見のために裏高尾・日影沢へ行った。
下見参加者は元気な人ばかりだったので、昼食の後で小仏城山まで足を延ばそうかということになった。

小仏城山は標高670mなので599mの高尾山は少し下に見える。





道々、タチツボスミレが咲き始めていた。






こちらはタチツボではないスミレだが詳しい名前は分からなかった。






小仏峠を通って下山する途中、標高369mあたりに113号一等水準点の標石があった。
一等水準点は主要道路の約2kmごとに全国で15000カ所近くあるらしいが、
旧甲州街道のここは明治17年4月に設置されたらしく若い番号がついている。






小仏まで下りて小仏山・宝珠寺にさしかかると都天然記念物の文字が目に入った。
境内にカゴノキ(クスノキ科)の大木があるのだ。






樹齢は3~400年。高さ約23mで目通り幹囲が約4mあるそうだ。






このまだら模様から鹿子の木の名前がついたのであろう。





春一番

2011-02-26 07:19:00 | 近所

きのう関東では春一番が吹いた。
風速18m以上。気温は20度を上回った。今日の最高気温は一桁に戻るという。





フキノトウは少し前から出ていて、ふき味噌も既に味わった。





ハルノノゲシの茎が伸びるのも間もなくだろう。






このハナニラも早めに出てきた口だが、春一番に納得しているかもしれない。






なかなか良い色合いだ。


今日はこれから裏高尾へ春を探しに行く。



ホトケノザとヒメオドリコソウ

2011-02-25 06:22:09 | 近所

昨年の秋遅くから既に咲いていたホトケノザ。場所によっては一面に広がっている。





寒さに強いのだろう。カメラの位置を下げて見ると青空を背景にシャキっと立っている。





ヒメオドリコソウもようやく咲き始めたが、ホトケノザに比べてまだ元気がない。







ヒメというだけあって花も小さく踊り子の風情は感じにくい。





アカガエルの卵

2011-02-24 07:31:14 | 近所

少し前に葛西臨海公園に行ったとき、観察窓から見える池にダイサギがいた。
食べものを探しているのだろうか。下を見ながら、ゆっくり歩いたりたたずんだりしていた。






高い鳴き声が聞こえたので遠くを見ると何かが盛んに動いたり時にはジャンプしているのがいた。






公園のサイトなどで確かめるとニホンアカガエルの繁殖行動らしい。







その後、神奈川県自然保全センターの池で卵塊を見つけた。 ここのはヤマカガエルだ。





産卵後まだ数日しかたっていないという。例年より若干遅いようだ。





近くにカエルが息絶えていた。  (苦手の方はクリックしないでください。)
力尽きたヤマアカガエル





この池にはサギの足跡らしきものが残っていた。
やや大きいのでアオサギかダイサギだろうか。





春の息吹が

2011-02-23 07:06:19 | 近所

3月も近くなって春の息吹を感じることが多くなってきた。
林の中ではキツネノカミソリの葉が元気よく伸びている。




もっと小さな葉も。  これはジロボウエンゴサクだろうか。





下草刈りをして残されたスイカズラの枯れたかのような茎にも新しい葉が展開している。






ほころび始めたニワトコの芽。ブロッコリーのような花芽が出てくるのも近いだろう。






ハナミズキの蕾はそろそろ口を開けようかなと外の様子をうかがっているようだ。






張り付く

2011-02-22 08:19:21 | 近所


しんとした森の中、よくは見えないけれど何かが落ちる小さな音が聞こえる。
頭の上を高く伸びたサワラから落ちる水滴なのか何かのかけらなのか小鳥の仕業なのか・・・?





林床には枯れ葉ばかりでなくキヅタ(ウコギ科)のような常緑の植物が這っていることも多い。

キヅタのような蔓性植物は林床で芽生えた後、頼りになる木が見つかるまで横に広がるのだろう。





そして太い木にたどり着くと上へ上へと登っていく。






最初は細い蔓だったものが年数がたつとずいぶん太くなる。






蔓をよく見ると無数の根のようなものが左右に出ている。
この付着根と呼ばれるもので木肌に張り付いてどんどん上へ登っていく。






根から養分を吸収するわけでもなくフジのように木を絞めつけもしないが、木にとって迷惑には違いない。
木の上の方までキヅタの常緑の葉が茂ると重さは相当なものになるだろう。






ツタ(ブドウ科)
常緑のキヅタはフユヅタとも呼ばれる。対するツタは秋に落葉しナツヅタと呼ばれる。





木に張り付く方法も少し違って、蔓の脇に少し延ばした茎の先の複数の吸盤で付着する。

こういう工夫のお陰で甲子園球場など建物の壁もツタで覆うことができる。





食事中です

2011-02-21 06:50:36 | 近所

頭の上を小さな鳥が飛んで行って、向こうの木に止まった。仲間がたくさんいた。






少し近づいて目をこらすとマヒワの群れだった。







そーっと近づいてみる。
一生懸命食べているのはサルスベリの実だろうか。






中の実か種をほじくり出して夢中で食べていた。







普段は警戒心があるのだろうが、食事中は木の真下まで入っても気にしていない様子だった。
トリミングしないでも、望遠でこんなにアップで撮れる。






これも飛び去るためでなく、ちょっと隣の枝に移っただけのことだった。






舌を覗かせた顔が面白いので拡大してみた。




ディズニーリゾートが見える

2011-02-20 06:03:22 | 近所

葛西臨海公園から東の方を見るとホテルのような建物がズラリ並んでいる。





中央よりちょっと左をズームするとシンデレラ城が見えて、ディズニーリゾートがすぐ近くだと分かる。





ユリカモメたちのずっと奥の方に見えるのはビッグサンダーマウンテンだろうか。






園路のそばではジョウビタキが木に止まったり地上に降りたりする姿がよく見られる。






メジロは薮でカサコソしていたり木にいたり葦原で動き回ったりたくさん見かけた。

ここは野鳥の数も種類も多い公園だ。






私たちもいますよとアピールしてきたのはスズメたち。
だけどムクドリなどより数は少なかったかもしれない。






ここの観覧車は直径111mで日本最大だそうだ。







観覧車の上のほうからはディズニーリゾートのいろんなアトラクションが見渡せるのだろう。





暖かな日だった

2011-02-19 07:27:08 | 近所

葛西臨海公園のところどころに黄色いリボンのシナマンサクが咲いていた。






中には少し紅いリボンも。ベニバナマンサクと呼ぶのだろうか。






海の方に向かうと芝生広場のようになっていて、親子連れや犬を連れた人たちがくつろいでいる。






その一部に菜の花が植えられていて春を感じさせる。






暖かな日だったので、一休みしての会話も楽しい時間だったにちがいない。






海の向こうにカモの大群がいたが遠くてよく見えない。たぶんスズガモだろう。





ふたたびトラツグミ

2011-02-18 06:09:12 | 近所

ギンムクドリのことを知った葛西臨海公園へ行こうというきっかけはミモザを見たかったことだった。
ミモザとして近所のどこでも見られるのはギンヨウアカシアだけど、
イギリスで好まれて mimoza と呼ばれたのはフサアカシアの方だったらしい。

見頃にはまだしばらく時間がかかりそうだ。両者は葉の姿がかなりちがう。





前に一度ここで見たことがあるので記憶を頼りに探すが見つからない。
公園のサービスセンターで聞いてやっと見つけたが、前に見たと思っていたあたりと遠く離れている。
まわりの雰囲気も違ってみえて、なんと記憶のいい加減なことかと驚く。





ジョウビタキやシロハラなどを見ながら園路を歩いていると林の中を双眼鏡で見ていた人が、
「ほらあそこにトラツグミがいますよ」 と教えてくれた。

枯れ葉に同化していたが動いてくれるとすぐに分かる。





市民の森で見たのと比べると落ち着いていて、こんなに近づいても平気だった。






というのも食事に夢中だったからだ。嘴で枯れ葉を乱暴にはねのけて・・・






突っ込んだ首を激しく動かして、食べられそうなものを探している。






かなりトリミングして口先を見ると、朽ちた小枝のようなものをくわえたりしている。
小さな虫でもついいていたのだろうか。





遠くへ来てしまった

2011-02-17 07:07:03 | 近所

大勢のカメラマンたち。珍しい野鳥を狙っている。
池を挟んだこちら側にもたくさんの人が鳥が近くに来るのを待っている。






カメラの向いている方向を追うと・・・ いた !!  まずは木の上で。






少し撮りやすい枝に出てきてくれたが後ろ姿。
この鳥はムクドリの仲間のギンムクドリといい、関東に現れるのは5年ぶりだそうだ。






食事のためか芝生の上へ降りてきた。






ギンムクドリは中国南東部に生息し、まれに日本の離島などに冬鳥としてくるらしい。
どうしてこんなに遠くまで来てしまったのだろう。





珍しい野鳥を観察しても場所がどこかというのを明かさないのがマナーらしいが、
葛西臨海公園・鳥類園ブログにもギンムクドリの紹介がありネットで知れ渡っているようだ。






今回はどうやら1羽だけで来たらしいが、ムクドリの群れと一緒に行動している。









初めて見た鳥

2011-02-16 07:22:22 | 近所

市民の森にいると教えられて先日ちょっと見ることができたが望遠レンズがなかった。





そのトラツグミを昨日もう一度見かけた。
羽のこういう柄が虎斑と見立てられたのだろう。





暗い林の中で枯れ葉の上を歩いているのはなかなか見つけにくい。
餌を探して枯れ葉をガサゴソしてくれるのが頼りだ。





時には木の枝に止まってしばらくじっとしていることもある。





林の中でも畑まわりでもたくさん見かけるツグミより一回り大きい。





普通のツグミ






上も下もやかましい

2011-02-15 06:11:03 | 近所

米軍の早期警戒機E-2Cはプロペラ機だけれど、
厚木基地の近くではジエット戦闘機も頻繁に低空を轟音をあげて飛んでいる。





頭の上がうるさいなあ。
うっかり飛ぶと大きな鳥にぶつかりそうだ。






あれ、今度は下の方も騒がしい。






カルガモが池の水をバシャバシャと体を洗っているのか。






ほかの鳥たちもうるさいなあと思っているのかもしれない。






ちょっと岸辺のほうに退散しよう。





ついでに何か食べて静かになるのを待とうかな。



京都の友人から姫路ー大阪100kmのウオーキングを21時間30分で完歩したと連絡があった。
足にまめもできなかったようで大したものだ。 M君、おめでとう。




寒桜

2011-02-14 07:22:13 | 近所

泉の森にある郷土民家園。花や鳥を撮りに行ったときに立ち寄ることがある。






その裏手に桜が咲いていた。






民家園には何本かの河津桜が植えられているのだが、どれもまだ蕾が固い。






この1本だけは熱海桜などの系統の寒桜だろうと思われる。






寒桜の木の前になっている夏蜜柑の色が輝いていた。