庭の花 2011-03-31 07:33:19 | 近所 庭のカイドウの蕾が少し膨らんだ。 その木の根元ではフッキソウが咲いている。 雄花ばかりで、まだ雌花は見当たらない。 その隣にはヒヤシンスが咲きのこっている。 だいぶ前に知人に貰ったニオイスミレも消えずに毎年咲いてくれている。 さほど世話をしなくても咲いてくれる庭の花たちはありがたいものだ。
ようやくツクシが 2011-03-30 07:00:49 | 近所 少し暖かくなってようやくツクシが顔を出した。 キランソウやキジムシロなど林の縁の花もポツポツと見られる。 でも花が広がっているという状態にはまだなっていない。 田んぼのまわりのタネツケバナはすっかり盛んな時期になった。 ニワトコの花芽もだいぶ大きくなってきたので4月半ばには花が見られるだろう。
大倉山 2011-03-29 07:04:45 | 近所 先日、人を見送りに新横浜まで行ったあと少し歩いてみた。 環状2号線を進み東横線にぶつかったので線路沿いを渋谷方面に行くと大倉山駅があった。 駅前の「不滅への飛翔」像は姉妹提携しているアテネ市との友好を記念した大倉山祈念館への道標である。 大倉山という名前はよく知っていたが歩くのは初めてだ。 元は太尾町の一部であり大倉山駅も太尾駅と呼ばれていたが、 昭和7年に大倉精神文化研究所が設立され大倉山駅と改称され地域も大倉山の名前が浸透した。 近年になって正式に町の名前も「大倉山」と変更されたそうだ。 大倉精神文化研究所は実業家・大倉邦彦により設立され、その本館は現在「横浜市大倉山記念館」となっている。 建物はギリシャ神殿風の西洋的外観と東洋的な木組み内装で東西文化の融合を図っている。 内部はギャラリー、ホール、図書館、集会所などがあり、多くの市民に利用されている。 すぐそばに大倉山梅林があるが、盛りが過ぎていた。 大倉山を下りて歩くと付近は結構起伏のある土地で小高い所が市民の森になっていたりする。 「いの池」の向こうに見える鳥居は師岡熊野神社のものだ。 後で知ったのだが、近くに「のの池」があり、昔は「ちの池」もあって「いのちの池」だったらしい。 熊野神社市民の森にはモモがたくさん咲いていた。 区内の綱島は桃の産地として有名だったそうだ。 港北区から鶴見区に入って二ツ池というのを見つけた。 すぐ近くにある三つ池公園という名前は有名だが二ツ池というのもあると初めて知った。 昔このあたりは農業が盛んだったのだろう。
苔、2種類 2011-03-28 06:13:58 | 近所 ちょっと面白いコケの群落があった。 長さ1センチぐらいの柄(え)の先に丸い(さく 胞子嚢)がついていて、タマゴケという名前の苔らしい。 緑色のが熟すと蓋の部分が赤みを帯びて、とがった部分から胞子を放出するという。 こちらはヒツジゴケの仲間だろうか。 紅い柄が目をひく。長さはやっぱり1cmぐらい。 上と同じ種類のように思うが、こちらはまで紅くなっている。 タマゴケとはの形がだいぶ違うようだ。
水を吸い上げる 2011-03-27 07:07:04 | 近所 とても分かりにくい写真だが、 雨も降っていないのに小川に水滴がポツンポツンと落ちている。 どこからと思って見上げても水をためているような葉っぱは見当たらない。 さらに目を凝らして見るとどうやら藤蔓から落ちているらしい。 うんと拡大して見ると一部はがれたところに小さな穴があいていて、そこから水が出ている。 地面からずいぶん上がったところでもちゃんと水を吸い上げていることが分かる。 近所の市民の森あたりでは太い木が間伐されることも多い。 そんな切り株からは盛んに水が出て、中には赤茶色に変色するものもある。 たくさんの水を吸い上げることで知られるミズキであろうか。
池の水ぬるむ 2011-03-26 06:43:14 | 近所 自然保全センターの池にたくさんの新芽が出てきた。 向こうの方には枯れたヨシがたくさん残っているので、その新芽かもしれない。 来月以降どのように変化し何に成長するか注目したい。 ヤマアカガエルのオタマジャクシもたくさん誕生していた。 男の子がオタマジャクシを掬うと思わぬものが手に残った。 シオカラトンボあたりのヤゴのようだ。 オタマジャクシを捕食することもあるという。 そばの木に交尾しながら歩いているのがいた。カワゲラなどの水生昆虫だろうか。 この日の池の水温は18度近くだった。植物も生き物も春の動きになっている。
チョウジザクラ 2011-03-25 06:49:44 | 近所 今年はサクラの開花がどの種類も遅れているようだ。 それでも、知らないと見過ごしてしまいそうな小さな桜が咲いた。 チョウジザクラ(バラ科)丁子桜 1cmちょっとの小さな花に雄しべは多数ある。 萼筒が長くて横から見た姿を丁子としたものだろう。 虫が蜜を求めて奥を探るときに花粉をたくさんつけてもらう戦略かもしれない。 花芽などに触れると粘りがある。繊毛がたくさんあって、そこから粘液が出ている。 蜜腺ではなくて、生き物に食べられない工夫らしいが詳しくは知らない。
ネコノメソウ 2011-03-24 06:22:45 | 近所 ネコノメソウ(ユキノシタ科) 先日ヤマネコノメソウとハナネコノメソウを見てきた。 ネコノメソウの仲間はほかにも何種類かある。 ミズネコノメソウ(水猫の目草)という別名があるぐらい、ネコノメソウは湿地を好むようだ。 ヨゴレネコノメソウ(ユキノシタ科) 神奈川県自然保全センターではヤマネコノメソウも含めてネコノメソウの仲間が4種類見られる。 ヨゴレネコノメソウも流れの傍の斜面に咲いていた。 オシベの赤い葯が目立つ。 イワボタン(ユキノシタ科) 対してイワボタンの葯は黄色い。 ほとんどその一点で、ヨゴレネコノメソウとイワボタンに区別されている。
アオイスミレとヤマルリソウ 2011-03-23 06:59:44 | 近所 アオイスミレ(スミレ科) チョウたちが気温の上昇で飛ぶように、草花たちは地面の温度を感じて咲くのではなかろうか。 アオイスミレはスミレの仲間の中で最初に咲く種類のようだ。 名前の由来の葉の形とともに、花弁をちょっとすぼめたような咲き方もアオイスミレの特徴だ。 ヤマルリソウ(ムラサキ科) アオイスミレの傍のヤマルリソウも少し早いけれど負けじと咲き始めた。 まだ新しい葉も少なく、ロゼットに抱かれるかのようにひっそりと咲いている。
冬を越したチョウたち 2011-03-22 06:38:52 | 近所 きのうは雨だったが、おとといの日曜日は晴れて風もなく暖かだった。 冬の間は見かけなかった虫たちも少しずつ動き出した。 小さな小さなゴミグモは立派な網を張った。まだ目立ったゴミはつけていない。 気温が上がると姿を見せるのは成虫で越冬するチョウたち。 キタテハが少し飛んでは長く止まるということを繰り返していた。 ルリタテハはずっと木道の上で翅をいっぱいに広げて止まっていた。 日差しで温められた木道が気持ちよかったのだろう。 長い鼻をつけているように見えるテングチョウも参加して楽しませてくれた。
今朝は雨 2011-03-21 07:10:44 | 近所 キイチゴの仲間のフユイチゴは秋に花が咲いて冬に実る。 木苺とはいうものの背が低く、これは地を這う程度であった。 冬の名残もある中で、春らしい花もいろいろと咲き始めている。 泉の森の民家園ではカントウタンポポを見た。 そのすぐそばではカラスノエンドウが蔓を延ばしポツリポツリと花も咲いていた。 公園に植えられたものとしてはクロッカスに春らしさを感じる。 お彼岸なのに今朝は雨。きのうは20度あった気温もだいぶ下がる。 そのかわり花粉は飛ばないようだ。
雪割草と・・ 2011-03-20 06:40:02 | 近所 ミスミソウ(キンポウゲ科) 泉の森の枯れ葉の間から雪割草が顔を出し始めた。 色がさまざまあったり花の形も変異があって楽しめる。 スハマソウと呼ばれるほうなのかもしれない。 ヘレボラス・フェチダス(キンポウゲ科) 泉の森へ向かう途中のあるお宅でヘレボラスを何種類か植えておられる。 フェチダスは木立ち性のヘレボラスで大きくて長い葉も特徴だ。
ハクモクレンなど 2011-03-19 06:59:38 | 近所 きのう市民の森では霜柱が見られた。 被災地がどんなに寒いことか御苦労がしのばれる。 白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘 北国の ああ 北国の春 横浜で咲き始めたコブシが北国で見られるのが近いことを期待する。 これはハクモクレンの蕾。 向こうに白く見えているところは花が咲いている。 同じ場所に4本植えられているが花の進み具合が少しずつ違う。 青空へ上向きに咲く花がユニークだ。 シデコブシも早いものは咲き始めた。
カタクリ 2011-03-18 06:33:38 | 近所 おととい日差しの暖かい所でヒラヒラ飛んでいたモンシロチョウが大きな葉の上に止まった。 泉の森の林の中では気の早いカタクリが一輪だけ咲いていた。 雪の降る厳しい気候の被災地にも春が早く来てほしいものだ。
ハナネコノメ 2011-03-17 06:02:52 | 近所 ハナネコノメ(ユキノシタ科) 裏高尾、日影沢にハナネコノメが咲くので仲間たちと見に行った。 ハナネコノメは蕚片が比較的大きく白いので、ネコノメソウの仲間の中では花らしい花だ。 雄しべは8本が基本だが変異もあるようだ。紅い葯が目をひく。 沢の傍の斜面ばかりでなく流れにある岩の上にも咲いていた。 ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科) ハナネコノメで比べると各地でおなじみのヤマネコノメソウも見られた。 ネコノメソウの仲間のほとんどは、このような花序を作っている。