明日から1週間、「道元禅師入越足跡・夢街道慕古の旅」に参加する。
日本曹洞宗の開祖である道元禅師が京都深草の興聖寺を発ち越前志比荘に入越するまでの足跡をたどる
道元禅師は天台宗で出家ののち臨済宗・栄西の弟子明全に師事した。
宋に渡って曹洞宗・如浄禅師の下で仏道修行し印可を受け帰国。
1233年に山城・興聖寺を開いて曹洞宗の布教につとめた。
1243年に越前に移り大佛寺、のちの永平寺を開いた。
慕古の旅は、その往時の足跡を偲び道元禅師と同行同修の「禅を歩む」徒歩の旅で、
京都伏見の宝福禅寺が毎年企画・実施されている。
昨年参加した京都の同級生に誘われて初参加することにした。
(注記)慕古:道元禅師の「正法眼蔵栢樹子」に「師の操行におよばざれども慕古を心術とするなり」とある。
「趙州禅師のように厳しく徹底した禅の境涯には及ばないけれども、
古人の徳行に敬慕すること(慕古・・もこ)を心の糧としていきたい」との意。
平成14年に行われた永平寺開山高祖道元禅師の750回大遠忌のテーマは「慕古心」であった。
同行同修:他を受け入れながら同じ修行をすること
行程:
前日 宇治に再建された興聖寺に拝登・献香。所用のため私は参加できない。
1日目 伏見・宝福寺 建仁寺で明全和尚墓前献香、道元禅師荼毘塔献香 白川通 鯖街道を通って 大原
30km
2日目 大原 寂光院 途中峠 花折峠 朽木・興聖寺献香(深草興聖寺の地形に似ていたので同じ寺号だとか)
36km
3日目 朽木 水坂峠 若狭街道 北国街道経由、その途中 保坂宝昌寺、常在院、円成寺、臥龍院で献香 三方
37km
4日目 三方 丹後街道 椿峠 関峠を経由し、 莇生野幸松寺、松島永建寺で献香 敦賀
25km
5日目 敦賀 永賞寺献香 木の芽峠登山 三祖師顕彰碑献香 木の芽街道 今庄棟岳寺献香 今庄
25km
6日目 今庄 湯尾峠 脇本宿決別顕彰碑、生螢山禅師誕生寺、帆山螢山禅師誕生碑、龍泉寺、新保宗生寺、鯖江萬慶寺で献香 福井
46km
7日目 福井 鎮徳寺献香 永平寺街道 越坂峠 永平寺三道 永平寺龍門頭 山門頭 三拝 承陽殿下壇拝謁焼香
本山挨拶展茶 諸堂拝観 寂光苑完歩記念碑賞状授与 下山
18km
宗門僧侶の方5名を含めて25人前後が同行し、笈館(宝福寺秘蔵の道元禅師御頂相)を永平寺まで交代で背負っていく。
また毎日夕食後に座禅がある。
通常は8時頃発17時頃着の行程だが6日目は46kmの長距離なので朝5時に出発する。
1週間にわたり不在のため頂いたコメントに対する返信は行えませんが、ご了承お願いします。