横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

暮れんとする時

2015-12-31 06:44:59 | 近所



三番瀬の堤防ぎわの岩場を歩くイソシギ。

50年前のアメリカ映画「いそしぎ」の主演はエリザベス・テイラーとリチャード・バートン。
映画も良かったがテーマ曲「シャドウ・オブ・ユア・スマイル」が名曲で、
今に至るまで多くのアーチストによって演奏されている。






今年はさまざまな楽しいニュースもあったが、世界中で災害や事件など暗い出来事が多かった。

暮れるとき、雲間から差す光が来年は明るく広がってくれることを望む。





今年も拙ブログを訪問していただいた多くの方々に厚くお礼申し上げます。
良いお年をお迎えくださいますようお祈りいたします。

鴎千鳥に鴫もいる

2015-12-30 06:46:51 | 近所



三番瀬の防波堤。
向こうの方に見える35F・ツインタワーは幕張のワールドビジネスガーデンだ。






防波堤の上には鳥がいっぱい休んでいる。






大きいのがセグロカモメで、やや小さい黒い頭はミヤコドリのようだ。
在原業平が都鳥と詠んだのはユリカモメのことで、ユリカモメはまた東京都の都鳥でもある。
ミヤコドリはカモメではなくチドリの仲間なので浅瀬で見たいところだが機会に恵まれない。

もう1種類、右の方にさらに小さい鳥たちが集まっている。ハマシギらしい。
カモメ、チドリ、シギの呉越同舟だ。






砂浜のほうにも、3羽のハマシギがいた。






引き潮の時じゃなかったからか餌をついばむ様子はなかった。






しばらくすると不意に飛びたって見えなくなった。








三番瀬にカモがいっぱい

2015-12-29 07:29:20 | 近所



谷津干潟を後にし京葉線を使って三番瀬に行った。
引き潮の時間ではなかったが海にはカモたちがいっぱいいた。






特にたくさんいたのはスズガモだ。






これは雌かな。






砂浜に上がっているのもいた。
キンクロハジロみたいに白と黒の羽根のが雄だ。
キンクロハジロと違って冠羽はない。






遠くの方を飛んでいるのもいた。






スズガモの雌の近くに別のがいた。盛んに潜水している。






ハジロカイツブリだ。紅い目が可愛い。



浅瀬の鳥たち

2015-12-28 07:31:07 | 近所



谷津干潟では潮がそんなに引いてなくてシギやチドリの仲間は少なかった。
それでもおなじみのセイタカシギたちが浅瀬にいた。






名前通り脚が長いので多少は水があっても餌取りには有利だ。






砂や泥の中からどんなものを見つけるのだろう。






片足立ちで休んでいると風が強くなって、おっとっと羽根でバランスを取った。






水面ではカモたちに混じってオオバンがたくさん見られたが、
オオバンはバンと同じようにクイナの仲間で、浅瀬や地上を歩く姿も多い。






枯草の茂み近くにやって来たオオバン。
よく見るとオオバンのすぐ向こう側にクイナがいた。
クイナは半夜行性で昼間は茂みの中にいることが多いそうで、なかなか見られない。
撮りやすいポジションに来ないまま茂みの中に隠れた。



谷津干潟を見渡す

2015-12-27 07:42:59 | 近所



谷津干潟には多くの水鳥たちが来ている。






谷津干潟自然観察センターの庇に陣取ったカワセミ君が干潟を見渡している。






ユリカモメ君 OK  ヒドリガモ君 OK






カワウ君 OK
向こうの葦原には ダイサギ君、アオサギ君にコサギ君たちもいたよね。






オナガガモ君 OK  オオバン君 OK  裏側でクイナ君もちらっと見たよ。






ホシハジロ君 OK  そのまま寝ていて いいよ! 
キンクロハジロ君もいたし、ハシビロガモ君やツクシガモ君を見たという噂も聞いている。






ちょっと浅瀬が少ないけれど、セイタカシギ君 OK  イソシギ君 OK 
ダイゼン君とかトウネン君は来ていないかねえ。

まあ出席率は良としておこう。




冬にやってくる

2015-12-26 06:59:28 | 近所



谷津干潟自然観察センターに向かう道にスズメがいた。
別に珍しくはないのだが・・・左端に1羽と右の方に2羽?がいる。






トリミング拡大してみる。2羽がくんずほぐれつしているのだ。
左の1羽が争いに何か関係しているのだろうか。
まもなくみんな飛んで行った。






そのうちアオジが茂みから出てきた。






アオジは山地で夏を過ごし、冬になると低地へ降りてくる。






干潟の方に目をやると葦原の間を飛んだりアシに止まったりする鳥がいた。
オオジュリンのようだ。何羽かいる。






オオジュリンを撮ったのは初めての経験だ。
オオジュリンは秋田、青森以北で夏を過ごし、関東以南で越冬する。

谷津干潟にはオナガガモやヒドリガモなど越冬にやってくるカモたちも多い。


上瀬谷の畑あたりで

2015-12-25 06:50:34 | 近所



家から10分ほど北へ行くと上瀬谷の畑地に出る。
向こうに見えているのは海軍道路の桜並木で、手前は芝生の育苗地になっている。






この斜面辺りにはホトケノザ(シソ科)が元気に咲いている。






ホトケノザは春の花だが、毎年いまごろも見ることができる。






さらに進むと畑が何枚もあって季節に応じてさまざまな野菜が栽培されている。
ヒバリ、ハクセキレイ、ムクドリなど野鳥も多く、時には雉が歩くのも見られる。






何かの作業の都合で張られた縄にキカラスウリの実が枯れて吊り下がっていた。




花期と香り

2015-12-24 07:24:39 | 近所



ソシンロウバイ(ロウバイ科)
ソシンロウバイが咲き始めて、よい香りを漂わせている。






花の芯が赤いロウバイに比べてソシンロウバイのほうがあっさりしている。
どちらも花期は1月から2月とされているが、ソシンロウバイのほうが早く咲く気がする。






シキミ(シキミ科)
花期と言えば、いまごろシキミが咲いていた。
3月ごろからの春の花だと思っていたがどうしたことだろう。






ロウバイは花が香るのに対して、
常緑の葉に香りがあるシキミは枝葉を仏花として使う。




栴檀の実

2015-12-23 07:09:47 | 近所



しばらく前から大きな木に黄色い実が生っているのをあちこちで見かける。






センダン(センダン科)だ。
上瀬谷通信隊が返還された広大な畑地・原っぱにも2本のセンダンに実が生っている。






近づいてみると鈴なりの実だ。






熟すと黄色い実が白っぽくしわしわになっていく。






センダンの実は核果で、果皮の中に固い核がある。
左側にある果皮を少し取り除いたのが核だ。






8年前に核とその中身を観察したことがある。
核には5個の(4個や6個以上のも)稜があり、中に4個程の黒い種が入っている。




白い花や実

2015-12-22 07:24:49 | 近所



神奈川県自然環境保全センターの車道沿いにユキヤナギがちらほら咲いていた。






ユキヤナギ(バラ科)
紅葉した葉もほとんど落ちている中で真っ白に咲いていた。
ユキヤナギが雪のように咲きそろうのは春だけれど、真冬にも咲くのを見かける。






雪のようにとは言わないが、葉を落とした大きな木にも白いものがいっぱい。






ナンキンハゼ(トウダイグサ科)
ナンキンハゼの黒い実がはじけて中から種が顔を出しているのだ。
この種は蝋状物質で覆われていて小鳥たちに大人気だ。



冬至を前に

2015-12-21 07:19:33 | 近所



瀬谷市民の森に向かう途中で見た道路際の紅葉。グラデーションが良い感じだ。






明日は冬至。カエデなどの紅葉も多くは散ってしまったようだ。






市民の森のミズキは葉も実も全て落ちている。






その太い幹のやや高いところに黒い虫がかたまっていた。






ヨコヅナサシガメの幼虫が集団越冬しているのだった。






谷戸山公園の樹木案内プレートをめくると、ナミテントウが集団越冬していた。
昆虫たちは成虫だったり幼虫だったり蛹だったり、それぞれのやり方で越冬するらしい。
集団越冬するものも多いようだ。







ナミテントウを見ていると何か飛ぶものがいたので目で追いかけると、
女性の帽子に赤トンボが止まった。アキアカネであろうか。
もう近くの田んぼに命をつないだので越冬することはないと思われる。



ジョウビタキと赤い実

2015-12-20 07:14:30 | 近所



冬の座間谷戸山公園を歩いた。
木の細い枝にジョウビタキ(雌)が掴まってどこかを見ている。






しばらくして今度は茂みのあたりをうろうろしていた。






細い竹に掴まって、尻尾をひょこひょこ動かしている。
このあたりを縄張りとして守っているようだ。そのうち美男の雄が見つかるかな?






ジョウビタキがいる茂みから10mほどのところに赤い実をつけた蔓が見えた。






サネカズラ(マツブサ科)の集合果だ。一見おいしそうだが・・・
サネカズラは美男蔓とも呼ばれる。昔は木の皮から整髪料を作ったらしい。



バチと神輿など

2015-12-19 07:15:31 | 近所



ナズナ(アブラナ科9
近所の原っぱでナズナがいっぱい咲いていた。






ナズナは上へ上へと茎を伸ばしてつぎつぎと花が咲く。
下の方はどんどん実になっていく。三味線のバチのような形からペンペングサという。






バチのような実は真ん中から左右に割れて、たくさんの種が出る。






ゲンノショウコ(フウロソウ科)
ゲンノショウコはすっかり種を飛ばして、神輿の屋根みたいなのがたくさん出来ていた。






オオイヌノフグリ(オオバコ科  前の分類ではゴマノハグサ科)
暖かいせいかオオイヌノフグリが咲きだした。
ほかにもホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ハコベなども見られて原っぱがにぎやかだ。








庭の向こう

2015-12-18 07:00:17 | 近所



家の庭から見た東側の公園。落葉、紅葉が進んでいる。






北側のお宅の2階の屋根にメジロが並んでいた。
公園のジンチョウゲやサザンカの木に行ったり来たりしていた。






公園との間は境川の支流の小さな川が流れている。普段は水が少ない。
小鳥が歩き回っているのが見えた。






セグロセキレイだ。
近所ではハクセキレイをたくさん見るがセグロセキレイは滅多に見ない。
境川にはたくさんいるので遡ってきたのかもしれない。






ハクセキレイとちがって眼の下の頬の部分が黒い。






ハクセキレイは畑や原っぱでも見かけるがセグロセキレイはほとんど水辺にいる。



冬でも咲いている

2015-12-17 07:46:10 | 近所



上瀬谷の畑の周りにオニノゲシがたくさん咲いていた。






オニノゲシはハルノノゲシとともに春から夏にかけて咲く花だが、
晩秋というか真冬でも元気なようだ。






キク科でよく見られる綿毛がきれいだ。風で一つ一つの実が飛ばされていく。






ハルノノゲシに比べて葉がとげとげしい。触ると痛い。






同じく上瀬谷で、クサイチゴが2輪ほど咲いていた。
オニノゲシと違ってクサイチゴの花は春だけ咲くのが普通だと思う。
暖かいので勘違いしたのかもしれない。東京都豊島区ではハイビスカスも咲いたとか。






紅葉しているということは秋か冬だと思っていたはずなのに・・・