横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

海軍道路の両側

2014-10-31 06:30:20 | 近所



家の近所を走る通称・海軍道路は環状4号線の一部で南北3kmの一直線だ。
桜並木で有名になったが、最近は魅力が乏しい。







右側は通信隊広場で先週は瀬谷フェスティバルが行われた。
普段はいろんな人がさまざまに遊んでいる。この日は紙飛行機を飛ばす人たちがいた。







左側には畑の風景が広がっている。道路の右側、広場の向こうにも田畑がある。
畑のほか造園の樹木もたくさん植えられている。







そういう環境であるのでキジなど野鳥も少なくない。







畑の傍ではホトケノザがたくさん咲いている。







ホトケノザは秋が深まるころに一度咲き、年が明けて春になると本格的に咲く。





幹にハート

2014-10-30 06:15:11 | 近所



ニワウルシ(ニガキ科)
市民の森を抜けたあたりにニガキの若い木が数本植わっている。
名前に反してウルシの仲間ではないのでかぶれる心配はない。






羽状複葉の長い葉柄は基部が膨れているが、この季節ばっさりと落ち始める。






幹には大きなハート形の葉痕が残る。
葉痕は木の種類により個性があり、何かの顔などさまざまなものに見えるので面白い。






幹の一部に細かなトゲが多数見られた。成長するとなくなるようだ。


いのちをつないでいく

2014-10-29 06:46:24 | 近所



セイタカアワダチソウ(キク科)
瀬谷市民の森の近くの公園のそばでまだたくさんのセイタカアワダチソウが咲いている。







セイタカアワダチソウの蜜を吸うモンシロチョウ。
すぐ近くにブロッコリー畑もあってモンシロチョウにとって絶好の場所だ。







ギンヨウアカシア(マメ科) ミモザ
公園の中に入るとギンヨウアカシアの若い木が有って来年の花の準備をしている。

葉の上にテントウムシとその抜け殻らしきものがある。







抜け殻を見ると二重になっている。
外側が終齢幼虫の抜け殻で中のが蛹のものらしい。







少し離れたところからギンヨウアカシアを見ていると黄色いチョウがじっとしている。







角度を変えて見るとチョウが翅を広げて止まっているかのようだが、
少し近づいてみるとキチョウが2頭並んでいるのだった。







反対側から見ると交尾していることがはっきりと分かった。向かって左側が雄だろう。

昼食を食べて公園を離れる時もまだ一緒にじっとしていた。




紅い実

2014-10-28 06:53:16 | 近所



弘法山を歩いた時に見た紅い実。よく見ると何かに巻きついた蔓だ。








トキリマメ(マメ科)の豆が紅く熟して、弾けたものは中の黒い実が見える。







こちらは蔓ではなくて普通の木に実が生っている。







ゴンズイ(ミツバウツギ科)の袋果が弾けて中の黒い種子が顔を出している。







トキリマメもゴンズイも弾けた殻の方が紅くなり中の黒い実との対比が面白いが、
こちらの実はちょっと様子が違う。







コマユミ(ニシキギ科)の実はニシキギの実と同じで、
朔果が裂開して中から紅い種子が出てくる。

紅い実のでき方も姿もさまざまで面白い。


カモたちはどこに?

2014-10-26 06:29:15 | 近所



泉の森の緑のかけ橋。上戸彩主演・TVドラマ「昼顔」の舞台として何回も登場した。







その泉の森にある「しらかしの池」にカモの姿が全然見えない。







アオサギだけがのんびりしている。







ちょっと深いところへ歩いてみたり・・・食事の気分でもなさそうだ。







しばらくすると飛び立った。

カモたちもどこかへ移ったのだろうか?







谷戸のほうなどを歩き回って池にもどると3羽の姿が見られた。
多くのカモたちはアシの茂みの中で寝ているのかもしれない。



白い実

2014-10-25 06:33:18 | 近所



駅前で待ち合わせをしていると頭の上から何かパラパラと落ちてくる。
下を見ると何かの殻が散らばっている。







上を見ると木の実がたくさん生っている。







ナンキンハゼ(トウダイグサ科)
殻が割れて中から白い実が顔を出しているのはナンキンハゼだ。







たくさんのムクドリが実を食べに来ていて、このときに殻を落とすようだ。







少し離れたところにもナンキンハゼの木が見えて、そちらは紅葉が始まっていた。

秋に咲くキク科の例

2014-10-24 06:41:31 | 近所



オケラ(キク科)
先日、弘法山に登った時オケラがたくさん見られた。







少し時期が遅かったらしくオシベに紅い花粉がつく時期が過ぎてメシベが目立った。







コウヤボウキ(キク科)
登り道の両側にオケラと並んでコウヤボウキもたくさん咲いていた。







シロヨメナ(キク科)
秋はキク科の花が多く見られる。
特にシロヨメナなど野菊と呼ばれるものがいろいろと咲く。







ノコンギク(キク科)
弘法山ではノコンギクが咲き始めていたがリュウノウギクも間もなく見られるだろう。
どれにも似ていて区別について毎年思い出さねばならない。







アキノキリンソウ(キク科)
秋のキク科にはアキノキリンソウのような黄色い花もある。
家の近くで見るセイタカアワダチソウは帰化植物だけれどアキノキリンソウ属だそうだ。






ヤクシソウ(キク科)
弘法山ではヤクシソウの群生も見られた。

秋のキク科の花としてはコセンダンングサ、アキノノゲシ、ツワブキ、イソギク、フジバカマ、枚挙にいとまがない。



この実おいしいかな

2014-10-23 06:35:47 | 近所



青空に柿の実が映える。甘い柿だろうか。
甘くなくとも熟せば小鳥たちがやってくるだろう。







同じ色合いでもカラスウリは人の口には合わない。熟すともっと紅くなる。







こちらのキカラスウリはカラスウリより丸く大きい。熟すと名前通り黄色くなる。







柿やカラスウリよりずっと小さいけれど紅く熟した実がついている木があった。







球形の集合果は春に白い花を咲かせたヤマボウシだ。
割ると果肉が少しどろっとしていて、食べてみると甘くてうまい。







アカスジキンカメムシの幼虫も好物のようだ。




蜻蛉

2014-10-22 06:09:19 | 近所



神奈川県自然環境保全センターの谷戸。葦の茎に、か細いトンボが止まった。








アオイトトンボのようだ。
春ごろから見かけていて秋が深まったのでそろそろ終わりだろう。







静かに止まっているばかりでなく、尾を曲げる動作を行ったりしている。







池の上の渡り板には赤トンボが止まった。







マユタテアカネのカップルだった。しばらく休んだ後、池で産卵を始めた。
赤トンボたちも見納めなのだろう。







トンボは漢字では「蜻蛉」と書く。
平安時代の藤原道綱母の「蜻蛉日記」は「かげろうにっき」という。
トンボとカゲロウが混同されていたことがあるらしい。トンボは「あきつ」とも呼ばれた。

紛らわしいことに昆虫の分類で「カゲロウ目」というのと「アミメカゲロウ目」というのがある。
アミメカゲロウ目の中にウスバカゲロウというのがいて、その幼虫がアリジゴクだ。
アリジゴクは、すり鉢状の砂場に隠れて落ちてくる獲物を捕まえる。

木のベンチを歩いているのはアリジゴクに似ているけれど・・・





アリジゴクではなくて同じアミメカゲロウ目の仲間のツノトンボの幼虫だった。
ツノトンボの幼虫はアリジゴクと違って地中にもぐらず地上を徘徊する。

ここでも「トンボ」という言葉が混同している。



アザミに蛾も来る

2014-10-21 06:32:25 | 近所



ノハラアザミやタイアザミにいろんな虫がやってくる。







アブの仲間は種類も数も多い気がする。







ササキリなどキリギリスの仲間もたまに見る。







弘法山でホバリングしながら蜜を吸おうとしているのはヒメクロホウジャクだ。
ヒメクロホウジャクとホシホウジャクは似ているのでいつも間違えてしまう。







神奈川県自然環境保全センターの近くでヒメクロホウジャクが行ったり来たりしている。
花がないところなので産卵行動らしい。近くにアカネが見え、葉を確かめると卵もあった。。






この時もホシホウジャクとは違うからオオスカシバか?などと話したりしたが、
オオスカシバの食草はクチナシだよねと詮索しながらヒメクロホウジャクの名前が出なかった。
調べたらヒメクロホウジャクの食草はヘクソカズラに加えてアカネでもあった。




秋に見る蝶

2014-10-19 06:06:00 | 近所



近所を歩こうと思って家を出るとすぐにチョウが飛んでいるのが見えた。
葉っぱの上に止まったのを見るとアカタテハだった。夏より秋に多いようだ。







通信隊広場の北のあたりではヒメアカタテハがいた。
前翅はアカタテハと似ているが後翅が違うので区別できる。







瀬谷市民の森を抜けるあたりにはメスグロヒョウモンの雌がいた。
翅の模様はイチモンジチョウとかダイミョウセセリとかフタスジチョウなどの系統と誤解させる。







メスグロヒョウモンは前にも見ているのだが記憶が飛んでいて、
翌日に先生や仲間のアドバイスで思い出した。







実は9月に中津川沿いの田んぼの近くでメスグロヒョウモンの雄を見ていた。







雄はなるほどヒョウモンチョウと思わせる翅模様だ。

蝶たちも秋が深まるとだんだん活動が鈍くなることだろう。



アザミ 2種

2014-10-18 06:29:41 | 近所



8月ごろから瀬谷市民の森でもノハラアザミが咲いている。







アザミの仲間は筒状花の集まりだ。
咲き始めのころ雄しべに花粉がついている。







暫くすると花粉がなくなり雌しべが伸びてくる。
詳しい構造はいずれまた撮ってみたい。







最近の市民の森ではノハラアザミとは様子の違うアザミが咲いている。
タイアザミだ。






タイアザミは少し横向に咲く。総苞片が反り返っているのも特徴だ。
ホソヒラタアブなど訪れる虫たちはノハラアザミと変わりがない。


薬師池公園から上がったところで

2014-10-17 06:27:41 | 近所



薬師池公園は多摩丘陵南部の谷間にある。







ぼたん園から七国山方面へ上がっていくと、道の上にパラパラと落ちているものがあった。

左側は果皮が付いた実で、右側は果皮が破れて堅果が見えている。






上を見ると木の枝にいくつも果実がついている。
カシグルミであろうか。







果皮を割ってみる。少しの果肉が出てきたが食べる気にはならなかった。
下のは近くに転がっていた乾燥した堅果だ。







カシグルミの傍に別の木が植わっていた。







紅い実がなっているのでなんだろうと思ったらイイギリのようだ。







イイギリの実はいつも見上げているので、こんなに低いのは初めて見た。


薬師池あたりで

2014-10-16 06:22:55 | 近所



台風が思いのほか早く通過したので町田の薬師池公園に行ってみた。
蓮の時期のように目立った花があるわけではないが楽しめた。







歩道のあたりをヒラヒラ飛んで傍の落ち葉に止まったのがいる。
ウラギンシジミだ。ずっと翅を閉じていて表側を見せてくれない。







別のところに止まってようやく翅を開いた。この赤い翅は雄のようだ。







近くの「ぼたん園」も覗いてみた。もちろん牡丹の花は咲いていない。
かわりに何種類かの蝶を見ることが出来た。

まず草の上をちょこちょこ移動して産卵するツマグロヒョウモンの雌。
必ずしも食草スミレ類に直接産卵するとは限らないらしい。







真夏に休んでいたテングチョウをまた見ることが出来た。







ぼたん園は裏山に林があるからかクロヒカゲも出てきた。
家の近くの市民の森ではヒカゲチョウのほうが主流だ。







木の上の方の葉に止まっているチョウがいた。
泉の森などでも上の方でヒラヒラして葉っぱに止まるのをよく見かける。
シジミチョウの仲間と想像していたが、今回のはどうやらムラサキシジミのようだ。




コセンダングサと虫たち

2014-10-15 06:16:11 | 近所



コセンダングサ(キク科)
近所のムクゲの木の手前にコセンダングサが群生していた。
これほどでなくとも、あちこちにコセンダングサが咲いている。







コセンダングサにはキタテハなど蝶のほかさまざまな昆虫が訪れる。







ミツバチは背中に花粉をつけて夢中だ。






こちらはヒゲナガハナバチの仲間であろうか。







おなじみヒラタアブたちも常連だ。







こちらはアブではなくて、仲間のハエのようだ。







ミドリバエなど花が好きなハエも少なくない。







虫たちのおかげで受粉して実ると、ひっつき虫がたくさんできる。