横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ゼフィルス

2015-05-31 06:12:32 | 近所



今年もゼフィルスたちが出始めたかなと舞岡公園に行ってみた。
めぼしいところを探してミドリシジミは何とか2頭を目撃した、






翅を閉じたままなので表の緑色が見えなかったのは残念だ。






アカシジミのほうはたくさんいた。






葉っぱで休んでいたり・・・






クリの花で蜜を吸っていたり。






こちらも翅の表は見せてくれない。






ウツギの花に来ていたウラナミアカシジミは縞模様がきれいだ。






クリの木のまわりでも見た。


まだ少し早かったかもしれないが、しばらくシジミチョウたちの季節だ。


桑と蝶

2015-05-30 06:32:23 | 近所



桑の木に実がつく季節だ。







赤い実はまだ若く、これぐらい黒く熟すと甘くなって美味しい。






桑の木まわりにサトキマダラヒカゲの姿が目立つ。






蛇の目の数が多くまだら模様も複雑だ。






いつも翅を閉じているので表側はめったに見ない。
地上に止まっていたのを撮ろうとしたら飛びたつ瞬間に翅表が見えた。




ナス科の花

2015-05-29 06:13:50 | 近所



近所の畑で白い花が目を惹いた。






ジャガイモに花が咲いていたのだ。






太い雄しべ雌しべを取り囲んでいる。






ナス科ナス属の花は同じような姿で分かりやすい。






我が家のミニトマト。今年も順調に育ってくれるだろうか。




蛹と卵

2015-05-28 06:30:55 | 近所



四季の森公園にアカボシゴマダラの蛹がいた。
すぐ隣にエノキの木があった。幼虫時期に過ごしたのだろう。






色や姿は葉っぱに擬態しているように見える。






実り始めたミズキの葉っぱで休むアカボシゴマダラ。おなじみの翅模様だ。







こちらの白い翅もアカボシゴマダラで春型と呼ばれる。
ミネラル補給にやってきたようで、黄色い口吻が印象的だ。






こちらは上手に撮れなくて白っぽく見えるがキチョウ。
ネムの木の葉っぱに何回も産卵行動をしていた。






居なくなってから一枚の葉を裏返して見ると小さな白い卵があった。


海軍道路の工事

2015-05-27 06:03:39 | 近所



家の近くの海軍道路は環状4号線の一部になっている。
桜並木を壊しても拡幅するとの計画に反対運動が起きて取りやめになったが、
上瀬谷の旧16号と接続する部分で信号待ちが長いという欠点があった。
信号の手前から斜行し読売新聞の信号で環状4号線と直結する工事がかなり進んだ。






上瀬谷あたりの畑のそばや道端にはアメリカフウロの果実がいっぱいだ。







このあたりには造園業の方たちの樹木畑があって、さまざまな木が見られる。
ベニバナトチノキはセイヨウトチノキ(マロニエ)とアカバナトチノキの交配種だそうだ。

先日のトチノキは小さな花がいっぱいの花序であったが、こちらは一つの花が大きい。
一つの花序に雄花と両性花がつくところは同じで、これは雄花の方だ。






そしてこちらが両性花。太い雌しべが付き出ている。






チョウの翅

2015-05-26 06:29:21 | 近所



だんだん暑くなってアゲハの仲間がいろいろ出始めた。
林の中で止まっていたチョウは尾状突起がないのでナガサキアゲハだろうか。







その傍から不意に飛びたったのはクロアゲハか。






同じ林の中ではアゲハチョウの仲間よりクロヒカゲなどジャノメチョウの仲間のほうが主流だ。







黒日陰も少し明るくして撮るとなかなかカラフルだ。






後翅をよく見ると開いた扇子を少し畳み始めたときの形に似ている。
今までずっと気付かないし考えもしなかったのだけれど、
蝶の翅は単純な薄板ではなくて翅脈があって強度を保つようになっている。
しかも翅に凹凸がついている。飛翔時に空気力学的な効果があるのだろうか。
いつか飛んでいるときの翅の動きを撮ってみたいものだ。




変わった花

2015-05-24 06:26:06 | 近所



オオバウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)
自然環境保全センターの水辺の斜面でオオバウマノスズクサを見た。






ウマノスズクサに比べて、たしかに大きな葉だ。






ユニークな花の形は虫を呼び込む仕掛けなのだろう。






ツチアケビ(ラン科)
林の中ではツチアケビが茎を伸ばしていた。






まだ蕾が固く、花が咲かなければ見過ごす雰囲気だ。
ランの仲間なのでどんな姿の花が咲くか楽しみだ。



四季の森公園の草花

2015-05-23 06:30:49 | 近所



オカタツナミソウ(シソ科)
四季の森公園で何種類かの草花を見た。
オカタツナミソウは花木園に向かう林縁で咲いていた。






ナルコユリ(ユリ科)
ナルコユリも林縁で遊歩道からよく見えるところに咲いていた。
よく似たアマドコロは1か月ほど前に市民の森などで見た。






茎からたくさんの花が下がっている。花被片の先はもう少しだけ広がるはずだ。







ノアザミ(キク科)
水辺に近い草地ではノアザミが咲いていた。






ノアザミはアザミの仲間では一番先に咲く。
近所ではキツネアザミがだいぶ前から咲いているが、アザミの仲間とは属が違う。





大きな木に花咲く

2015-05-22 06:08:51 | 近所



自然環境保全センターでは背の高い木がつぎつぎに花を咲かせる。
少し前はホオノキだったが、今はユリノキなどだ。






ユリノキ(モクレン科)
ユリノキは葉っぱの形も花もユニークだ。






たくさんの雌しべが円錐形に集合しているのがモクレン科らしい形だ。






オレンジ色の斑紋が付いた花弁がぱらぱらと落ちていた。






トチノキ(ムクロジ科)
大きな葉っぱが特徴のトチノキも咲き始めた。大きな花序だ。






しっかり見ると雄花と両性花があるらしい。
秋には大きな丸い実がなる。



谷戸の虫いろいろ

2015-05-21 06:49:04 | 近所



神奈川県自然環境保全センターでハンミョウがおいでおいでと道案内をする。






付いていくと背中の模様がテントウムシに似た虫に出会った。
実はテントムシではなくてイタドリハムシだった。
名前通りイタドリやスイバが好物なのだろう。






イタドリハムシよりちょっと小さめだけれど色がきれいなアカガネサルハムシ。
こちらはノブドウとかエビヅルなどを食べる。






葉の上でじっと休んでいる触角の以上に長い小さな蛾がいた。
ホソオビヒゲナガの食草は何なのか、よく分かっていないらしい。






こちらはヒゲも長いが産卵管がもっと長いヒメバチの仲間。
木道の傍に群生しているスギナにハバチの幼虫がたくさん見られる。
なるほどヒメバチはスギナハバチに寄生するためにここにいるらしい。



子供たちと木の花

2015-05-20 06:33:21 | 近所



よく晴れた四季の森公園に元気な子供たちがたくさんいた。
遠足とか校外学習なのだろう。







ヤマボウシ(ミズキ科)
周囲にはたくさんのヤマボウシの木が植えられている。







今がちょうど花盛りの時期だ。







イタチハギ(マメ科)
そばに何本かあるイタチハギにも花が咲いていた。






大正時代に護岸目的で北アメリカから持ち込まれたそうだ。



白い花と虫の関係

2015-05-19 06:07:51 | 近所



エゴノキ(エゴノキ科)
今あちこちでエゴノキの白い花が咲いている。






花はみんな下を向いて咲く。
いずれできる果実はサポニンが含まれていて昔は洗濯などに使われたそうだ。






ところどころの葉っぱが折りたたまれている。揺籃だ。
エゴツルクビオトシブミの卵が入っているに違いない。






バイカウツギ(アジサイ科)
こちらの白い花はバイカウウツギ。エゴノキよりはだいぶ大きい。






梅の花に似ているのかどうか・・・。






クロウリハムシが花弁を食べていた。
名前の通りウリ科の葉を好むが、ほかの植物も食べるようだ。





初めて見たチョウ2種

2015-05-18 06:24:05 | 近所



市民の森入り口近くで、ハルジオンの蜜を吸っているのはミヤマチャバネセセリのようだ。






後翅の裏に大きめの白い斑紋があるのが特徴だ。
コチャバネセセリはあちこちでよく見るが、ミヤマチャバネセセリは初めてだ。
家の近所はミヤマ・深山ではないのだけれど・・・






神奈川県立四季の森公園で見たゴイシシジミも私にとって初めての出会いだ。
黒い斑紋がシジミチョウにしては大きめなので碁石と言われればそうなのだろう。






チョウの仲間は食草が何々・・・ヤマトシジミの食草はカタバミなどというが、
ゴイシシジミに食草はなくて実は肉食だという。
つまり幼虫はタケやササなどタケ科植物に付くアブラムシを捕食する。
成虫もアブラムシの分泌液を舐めるのだそうだ。



雛や幼鳥

2015-05-17 06:06:15 | 近所



泉の森は自然豊かだけど厚木基地のジエット機が少しうるさい。
負けじとアオサギが飛んでいた。






しらかしの池には妙な形で羽根を広げているのがいた。






アオサギの幼鳥らしい。






そう遠くないところにカイツブリが浮かんでいた。
ときどき潜って魚を追っている。






そしてカイツブリよりもっと小さいのがゆっくりと泳いでいた。






バンの雛鳥だ。まだ産毛に覆われている感じで頭がちょっと赤い。






こちらがバンの親だ。






何か小魚をくわえているのは雛に与えようとしているのか。
そこまでは追えなかった。






雛は全部で3羽いたが、2羽だけが親の後についてヨシの奥に入っていった。
もう1羽は別のヨシの奥に隠れていた。






その向こうの水辺にヒメヒオウギがぽつんと咲いていた。



近所の帰化植物たち

2015-05-15 06:59:50 | 近所



アカバナユウゲショウ(アカバナ科)
いま広い範囲でアカバナユウゲショウが咲いている。






色は違うが月見草(マツヨイグサ)の仲間だ。






ヒルザキツキミソウ(アカバナ科)
アカバナユウゲショウより少数派だが家から3分の所にはヒルザキツキミソウが咲いている。
名前通り、やはり月見草の仲間だ。






4枚の花弁、8本の雄しべ、雌しべの先端が4裂するなど花の形はアカバナユウゲショウと同じ。
アカバナユウゲショウの花が1.5cmぐらいなのに対し、アカバナユウゲショウは4cmぐらいある。

アカバナユウゲショウもヒルザキツキミソウもアメリカ大陸からの帰化植物だ。






ヒルザキツキミソウに競うようにフクロナデシコが咲いている。






フクロナデシコ(ナデシコ科)別名サクラギソウ、サクラマンテマ
別名通り桜色をした1cmちょっとの可愛い花だ。
こちらは地中海沿岸からの帰化植物だそうだ。





花後、萼筒がだんだん膨らんでくるのでフクロナデシコと名付けられたのだろう。