横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ハクサン・・・という花

2015-07-31 06:02:05 | 旅行



高峰高原では数十種類の花と多くの昆虫を撮ることが出来た。
名前の不確実な花や虫も多いが、いずれ整理したい。






高峰高原から池の平湿原まで全域で数多く見ることができたのはハクサンフウロだ。






あまりに多いのでこういう花を全てハクサンフウロとして通り過ぎたが、
フウロソウのほかの仲間も咲いていたかもしれない。






ハクサンフウロは虫の人気も集めていた。
花の上にいるのはキスジホソマダラという蛾の仲間だ。
花弁の裏側にも小さなアブの仲間のようなのが写りこんでいた。






池の平湿原を見下ろす雲上の丘あたりには葉の大きなフウロソウが咲いていた。
グンナイフウロだ。ハクサンフウロに比べ花の姿も少し違う。






花期は過ぎて実になっているものがほとんどだった。






ホテルから池の平湿原までの道中ではハクサンオミナエシをたくさん見かけた。
コキンレイカとも呼ばれるそうだ。






花の姿はオミナエシに似ている。茎はオミナエシほど高くならない。
大きな葉の形もオミナエシとは少し違う。






ガレ場でたくましく咲く花のようだ。
下の方にコマクサが写りこんだ。



高峰高原へ

2015-07-30 06:12:48 | 旅行



一泊で高峰高原へ行ってきた。
バスを降りたところは長野と群馬の県境で浅間山方面への登山口の一つがある。
噴火警戒レベルが2であることなど小諸市の注意看板が設置されている。






付近にはスキー場があり、冬はゲレンデになる斜面一帯はニッコウキスゲが満開だった。
ハクサンフウロ、マルバダケブキ、シュロソウやヤナギランなど色んな花も混じっていた。






午後に着いて夕方まで時間があったが浅間方面の山へ登る元気はなく、
ホテルの裏山のような感じの高峰山まで往復した。
その山頂から見た風景。中央に少し顔をのぞかせているのが浅間山であろうか。






翌日は池の平湿原を歩いた。
湿原そのものより周辺で多くの花や虫たちを見た。

川越の小学生たちが大勢で学習に来ていた。






アキアカネがたくさん飛んでいた。
秋になると下の方の田んぼなどに移動するのだろう。

昼間の天気は良かったが、夜間に雲が多く星空や日の出を見られなかったのは残念だ。


宮ケ瀬のチョウ

2015-07-29 06:13:16 | 近所



宮ケ瀬は早戸川林道をトンネルのあたりまで往復した。






いろんな花のほかにチョウも何種類か見ることが出来た。
橋の手すりに止まっているスミナガシは初めて会うチョウだ。






何かの幼虫のようなものに紅い口吻をつけている。ミネラルの補給だろうか。
長い時間こうしていて翅を広げてくれない。






しばらく歩いたところで翅を広げたのがいたが葉の向こう側で残念だった。






ホソバセセリも初めて会ったチョウだ。






イチモンジセセリと同じぐらいの大きさだが、
はっきりした白い斑点がたくさん並んで印象的だ。






ダイミョウセセリは家の近所でもお馴染みだ。






林道を離れて園地の奥の草原へ行くとジャノメチョウがたくんいた。
セセリを見た後なので、かなり大きなチョウに見える。




宮ケ瀬の花

2015-07-28 06:17:04 | 近所



先日の暑い日、久しぶりに宮ケ瀬を歩いた。
この時期はいつもメタカラコウが咲いている。






数年前に比べると株数が増えているようだ。
斜面側の一部だけだったのが道路の向こう側にまで勢力を伸ばしていた。






ミゾホオズキ(ハエドクソウ科、旧分類ではゴマノハグサ科)
そのそばにはミゾホオズキが広がっていた。
ナス科のホオズキとは似たところのない花だ。
実の形から名付けられたらしい。






斜面からにじみ出る水にぬれた場所が適しているようだ。






ナンバンハコベ(ナデシコ科)
いつもの場所のナンバンハコベはもう実になり始めていた。






ボタンヅル(キンポウゲ科)
他の草木やフェンスに絡んでボタンヅルの白いが咲いていた。
宮ケ瀬ではコボタンヅルあセンニンソウも見られる。


綿毛の素

2015-07-27 06:57:54 | 近所



小網代の森の湿地の今はガマが群生が花期を迎えている。






穂の先の方に先ず雄花が咲く。






しばらくして、ガマの穂の雌花が茶色く咲く。

晩秋には辺り一帯にたくさんの綿毛が飛ぶことになりそうだ。






眼を下にやるとシロバナサクラタデが遠慮がちに咲いていた。


小網代湾の干潟で

2015-07-26 06:49:19 | 近所



小網代の森の湿地を抜けていくと小網代湾に出る。
潮が引くとけっこう広い干潟が現れる。






よく見ると大小のカニ達がいる。
右上にちょっと見えるような1cmにも満たないぐらいの小さなカニもいる。






小網代湾には何種類ものカニがいるらしいが、名前はほとんど知らない。
これは甲羅が3cmぐらいの大きめのカニだ。






干潟には無数の穴が開いていて、雄は自分の巣穴に雌を招き入れようとする。






このカニだけは名前が分かった。
チゴガニは甲羅が1cmぐらいで白いハサミにブルーの体色がきれいだ。






チゴガニたちも穴の傍に陣取っていて・・・






ハサミをヒョイと上げる動作を頻繁に行っている。
雌を呼び寄せる動作なのか、他のカニを遠ざける威嚇なのか・・・






なお小網代には森に棲むアカテガニがいるそうだが、今回は見つけられなかった。



小網代の森へ

2015-07-25 06:00:33 | 近所



城ケ島の後、午後に小網代の森を歩いてきた。






数年前に行ったときは湿地を歩くのに苦労したが、
木道の設置など整備が進められて昨年に一般開放されたらしい。






引橋入り口から階段を下りて行く途中にアカボシゴマダラがいて、
こんなところにも来てしまったかと驚いた。






さらに進むと小さな沢のあたりでモンキアゲハが吸水していた。






ほかにもアゲハの仲間を何種類か見かけた。
カラスザンショウなどミカン科の木も多いからだろう。


飛び続ける

2015-07-24 06:12:32 | 近所



城ケ島の堤防では親子連れが釣りをしていた。
風の強い日は釣りにくいと思うが、それも楽しみなのだろう。







城ケ島公園から海岸へ降りると岩場までの狭い砂地にハマグルマが群生していた。







ハマグルマ(キク科)
浜に咲き花が車状でハマグルマ。葉がザラザラした手触りなのでネコノシタともいう。






白秋碑前でバスを降り城ケ島公園へ向かう途中に鳥が飛んでいた。






10羽ぐらいが数十mの範囲をビュンビュン飛び回っている。
速すぎてカメラでしっかりとは捉えられない。






全く木の枝などに止まらないので鳥の種類を知ることも難しい。
アマツバメの仲間はずっと飛び続けるそうだが、この鳥がそうなのか自信はない。



久しぶりの城ケ島

2015-07-23 06:21:59 | 近所



久しぶりに城ケ島へ行ってきた。






気温は高いが風が強くて蒸し暑さは感じなかった。
波の荒い中で水遊びをする人たちもいた。






ハマグルマなど海岸の花が咲く中にスカシユリも見られた。






いま咲いている中ではひときわ大きい花だ。






逆にソナレムグラは小さい花の筆頭だ。






残念ながらハマツメクサは見つけられなかった。



青空の下

2015-07-22 06:51:36 | 近所



よく晴れた日の神奈川県自然環境保全センター。
池面にきれいな青空が映っている。






午前中は睡蓮がきれいに咲いていた。






頭上には大きなネムノキが枝と葉を広げている。






葉の間にピンク色のきれいな花が顔をのぞかせていた。



シュレーゲルアオガエル

2015-07-21 06:59:07 | 近所



神奈川県自然環境保全センターの谷戸でオオバウマノスズクサの実が生っていた。







保護色のようで最初は気付かなかったがカエルがいることに気付いた。
体長が4~5cmぐらいはある。シュレーゲルアオガエルだ。






モリアオガエルに似ているが、眼が黄色いのが特徴だ。
アマガエルにも似るが鼻筋から眼のあたりにかけての褐色の線がない。


畑に黄色い花

2015-07-19 06:33:45 | 近所



上瀬谷の奥の方の畑に黄色い花が咲いていた。







キク科の花らしい姿で、黄色い舌状花の先が白くなっている。






シュンギク(キク科)
どうしてこんなところで花が咲くのか不思議に思ったが、どうやら春菊らしい。
収獲されないで残ったものが咲いたのだろうか。






その傍の開墾地でなにやら声がする。
探してみると、小鳥がひょこひょこ歩いたり止まったりしている。






コチドリだ。複数の声がしたので、どこかに雛でもいたかもしれない。


カナヘビとトカゲ

2015-07-18 06:49:27 | 近所



ソクズ(スイカズラ科)
市民の森のはずれ。いつもの場所に今年もソクズが咲いた。
この林縁はニワトコが見られたりアカネが咲いたり楽しい場所だ。






シオデ(ユリ科)
今年はその場所にシオデの雄花が咲いた。
付近を探したが雌株は見つからなかった。






代わりにカナヘビがいた。さまざまな生き物もいる場所だ。
尻尾が切られている。どんな危機を逃れたのか。






横浜自然観察の森にいたトカゲ。
カナヘビとは色合いがかなり違う。



トンボに見える?

2015-07-17 06:04:41 | 近所



オオバノトンボソウ(ラン科)
市民の森に珍しい花が咲いていると仲間に誘われて観に行った。
オオバノトンボソウという初めて聞く名前だ。






残念ながら花のきれいな時期は過ぎていた。






葉っぱも痛んでしまっていた。
ほかのトンボソウ仲間に比べると下部の葉の幅が広いそうだ。






上から見ると多少はトンボの姿に見えないこともない。

来年は良い時期に見たいものだ。


湿地で

2015-07-16 06:56:01 | 近所



横浜自然観察の森には何か所か池や湿地があって「いたち川」の源流でもある。
ビジターセンターから遠くないところに「ヘイケボタルの湿地」があり、
前回はアサザが見られ今回はクサレダマが咲いていた。






クサレダマ(サクラソウ科)イオウソウ
腐れ・・。ではなくて草連玉だそうだ。色は違うがオカトラノオに近い仲間のようだ。






湿地にはオオシオカラトンボなどさまざまなトンボがやって来る。






縄張り主張の都合か、それぞれ止まる場所が決まっていて、
飛びたってもまた同じところに戻ってくる。

ところで、この写真の中央近くには何かがいる。






隠れ帯を作るナガコガネグモだ。

網の一部はオオシオカラトンボが止まる葉につながっている。
オオシオカラトンボも大胆なものだ。






しかし油断をすると、こういう目に合うことになる。