遠くの港に潜水艦が見える。
横須賀と逗子の境にある鷹取山に登って見た風景だ。
京浜急行を神武寺駅から山に向かい、薄暗い坂道を歩いていくと神武寺がある。
医王山来迎院神武寺は天台宗のお寺で、724(神亀元)年、行基の創建と伝えられている。
そこから、さらに急坂を上っていく。
途中には鎖やロープのお世話になったほうがよいところも何ヶ所かある。
ひと汗かいて頂上に着く。
といっても標高はたったの139m。
ロッククライミングを楽しむ人たちがいた。
この山の地質は凝灰岩で柔らかく加工しやすいので、
建築土木用材・鷹取石として人気があり昭和初期まで盛んに切り出されたらしい。
石切り場の跡が垂直に切り立って、ロッククライミングにちょうど良いらしい。
この磨崖仏は40年ほど前に彫られたものだという。
頂上からの展望は360度開けていて晴れていれば富士も見える。
この写真は東京湾方面で、
中央の島らしきものがシーパラダイスのある八景島だろうと思う。