横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

鷹取山

2006-11-30 11:52:09 | 近所

遠くの港に潜水艦が見える。
横須賀と逗子の境にある鷹取山に登って見た風景だ。


京浜急行を神武寺駅から山に向かい、薄暗い坂道を歩いていくと神武寺がある。
医王山来迎院神武寺は天台宗のお寺で、724(神亀元)年、行基の創建と伝えられている。


そこから、さらに急坂を上っていく。
途中には鎖やロープのお世話になったほうがよいところも何ヶ所かある。


ひと汗かいて頂上に着く。
といっても標高はたったの139m。
ロッククライミングを楽しむ人たちがいた。


この山の地質は凝灰岩で柔らかく加工しやすいので、
建築土木用材・鷹取石として人気があり昭和初期まで盛んに切り出されたらしい。
石切り場の跡が垂直に切り立って、ロッククライミングにちょうど良いらしい。


この磨崖仏は40年ほど前に彫られたものだという。


頂上からの展望は360度開けていて晴れていれば富士も見える。
この写真は東京湾方面で、
中央の島らしきものがシーパラダイスのある八景島だろうと思う。

近くの晩秋

2006-11-29 11:53:01 | 近所

奥日光へ行って以来、紅葉の名所には行きそびれた。
近所でも秋の終わりを感じることができる。
2階の窓からは公園の向こうに雑木林の紅葉が見える。
このあたりはカエデ、モミジがないので真っ赤にはならない。


公園では毎朝ゲートボールやパターゴルフなどを楽しむ人が多い。


午後に行ってみると、グラウンドは落葉でいっぱい。


2階から見えた林ではコナラ、ミズキ、エゴノキ、アブラチャンなどに混じって、
ヤマブキの葉が黄色くなっている。


となりの高校の壁に這い上ったツタも色づいて、
来年はさらに延びるだろうという勢いを感じる。

シャコバサボテン、うす色

2006-11-28 11:34:17 | 近所

シャコバサボテン(サボテン科)
雨上がりの昨日は、まだ開ききらないでいたが・・


今朝はいくつかの花がシベを見せた。


古い株を整理して、
何本か挿し芽をしたのが順調についてくれたのだという。


普通は茎の先に一つの花がつくのだが、
中にはふたつ並んで出てくるのもいる。





落葉降る

2006-11-27 15:05:22 | 歳時記


        落葉降る        
            
森の香に
                
息深めをり      (弦四朗)

晩秋に檜や杉の森を雑木の落葉を踏みしめて歩く。
しんとして人にあうこともない。


香りでなく香が正しいので、07.4.23訂正。

何だろうなあ、つづき

2006-11-26 21:50:58 | 近所

けさ近所の林でひょろっとした茎に花が咲いているのを見た。
アザミかと思ったが、よく見るとちょっと違う。


この葉もアザミの仲間のようなトゲがない。
多分キツネアザミ(キク科)だと思うが、普通は初夏に咲くはずだ。


そばには、ハハコグサ(キク科)と思われる花も咲いていた。
春の七草のゴギョウ(オギョウ)とも呼ばれて、花が咲くのも春のはずだが・・

何だろうなあ

2006-11-26 09:56:47 | 近所

近くにある有名なゴルフ場の外を一周してみた。
墓苑の中に立つひときわ高い木が面白い形をしている。
ここに写っていないもう一本も同じような姿だった。
自然にこうなったのか、こんな上のほうまで剪定したのか。


何だろうかなあ。この葉を見るとメタセコイアかとも思う。


病院の前の歩道脇に白かうすいピンクの花のようなものが見えた。
左の木は桜のようだが・・


近づいてみるとヤマボウシだった。
初夏の花だと思ったが、花の少ない時期にありがたい。

秋の実みっつ

2006-11-25 09:21:12 | 近所

サネカズラ(マツブサ科) 実蔓、美男蔓
名にし負はば逢坂山のさねかずら 人に知られでくるよしもがな  三条右大臣
百人一首のこの歌を子供のころに覚えたのは、
琵琶湖へ行く途中にある逢坂山が馴染み深かったからだ。
この歌の意味は知るよしもなかった。
「逢ふ さ寝 という名前を持っているならば、蔓を手繰るように
人知れずあなたのところへ辿りつける手立てがほしいものだ」
掛詞が散りばめられていて難しいものだ。

ようやく見つけたサネカズラの実。
花はまだ見ていないが、こんな実になるシベの姿を想像している。


カラスウリ(ウリ科)
サネカズラと同じように蔓性のカラスウリももっと紅くなるが、
これぐらいの色合いも好きだ。


この季節、よく見かけるのは大きな木に小さな赤い実の組み合わせだ。


サンシュユ(ミズキ科)
秋珊瑚とも呼ばれるサンシュユもそんな一つ。
冬芽も見られて、実がシワシワになるころには黄金色の花が咲き始めるだろう。


ヒイラギの花

2006-11-24 09:29:28 | 近所

色は違うけれど金木犀にちょっと似た花。
ヒイラギの花を昨年はじめて知ってから、もう1年たった。


ヒイラギ(モクセイ科) 雄花
ヒイラギは何といっても、このトゲトゲの葉が特徴だ。


ヒイラギ 雌花
ヒイラギは雄株と雌株があるようで、
雌花は緑色のメシベが突き出している。

この葉はトゲがない?


老木は葉が丸くなるそうで、この写真のように一部の葉にトゲが残るものもある。

クリスマスホーリーと呼ばれるセイヨウヒイラギは赤い実も魅力だが、
ヒイラギは春に地味な青黒い実をつける。

落ち着く

2006-11-23 08:38:49 | 近所

ネリネ(ヒガンバナ科)
妻が友人からいただいたネリネはダイヤモンドリリーとも呼ばれる。
ヒガンバナやリコリスとはちょっと違う種類で、この季節に咲く。


どういう場所が落ち着くのだろうかと、たくさんの花の前に置いてみた。
やはりセンリョウをバックにするほうがいいかもしれない。


どれも1株50円で買ったビオラやストックのほうは、
このあと花壇やベランダなど家のあちこちに落ち着いた。


落ち着いてくれないのが小鳥たち。
センリョウの前で何かをついばんでいるヤマガラは、
今年になってよく見かけるようになった。
そのうちきれいに撮りたいものだ。

ミナロバータ

2006-11-22 09:59:19 | 近所

パンダの庭を見に行く前に鎌倉に寄ってきた。
北鎌倉を降りて、いつもとは違う方向へ歩く。
台という地域は山ノ内と違ってあまり観光客の来ない住宅街だが、
大きな庭にイイギリの実を見つけたりもする。


光照寺の横をすぎて坂道を登っていくと、山の上に小さな稲荷神社があった。
ヒヨドリジョウゴの実を撮っていて、
気がつくと裾にチジミザサの実がベトベトとまとわり付いていた。


坂を下っていって道を迷ったところで、
塀の上いっぱいに見たことのない花が咲いていた。
コエビソウとはちょっと違うしサルビアの仲間でもない、なんだろう?
家に帰って調べたら、ミナロバータ(ヒルガオ科)と分かった。


門の脇で何気なく咲いていたスイセン。
うまく撮れていなかったが、今年の初物なので・・


鶴岡八幡宮は紅葉には少し早いが、
七五三の家族連れもいて賑わっていた。

庭にパンダ

2006-11-21 09:30:57 | あれこれ

きのう雨が上がったので、会社の先輩の庭を拝見してきた。
菊御殿としてとても有名なお宅だが、昨年からコリウスを手がけておられる。
2階の上のほうまで届く皇帝ダリアも加わって華やかだ。
昨年の様子→コリウス、佳きかな


パンダもテーマの一つ。
どんな丹精をすれば、このような仕立てができるのだろうか。
この1年レッサーパンダが話題を呼んだが、こちらも忘れないで・・


家の壁もコリウスや菊がいっぱいに飾られている。
この庭の中は見たい人が自由に入れるように開放しておられる。


タワー仕立てのコリウスも昨年よりうんとふくらみが出た。

そろそろ気温が下がって、コリウスは寒さ対策が必要になるのだろう。

栴檀は・・・ではない

2006-11-20 09:36:56 | 近所

秋が深まって近所の野原でよく見かける風景。


コセンダングサ(キク科)
直径1cmもないが、筒状花が集まって黄色いボールのようだ。
普通は周辺に舌状花はつかない。


シロノセンダングサ(キク科)
すぐ近くで白い舌状花のつく変種も見ることができた。


先が二又、三又になった鉤で、
バラバラと動物や衣服について、種がどこかへ運ばれる。


センダン(センダン科)
初夏に咲いたセンダンの実が熟している。


ワタが採れた

2006-11-19 15:11:46 | 近所

きょうは冷たい雨の中で東京国際女子マラソンが行われて、
土佐礼子選手が優勝した。

先週の後半には、こんな雲が浮かんでいた。


8月に咲いていたワタの花が実った。  花の様子
青い実の皮がしばらくすると弾けて白い綿が顔を出す。


さらに日にちがたつと収穫ができるようになり、放置すると、そのうち下へ落ちる。


一つの実の中には、これだけの綿と種が入っている。
今朝の「目がテン!」によれば、これ一つから木綿糸が95mできる。
そしてTシャツ1枚に使われる糸は5604mだそうだ。59個でTシャツができる。
我が家には7個しか実らなかった。



たまには JAZZでも

2006-11-18 21:52:58 | イベント

午後から近くの中屋敷地区センターで、
フロアーコンサート「ハッピージャズに想いをよせて」が行われた。

ギター:傳田修弘  ベース:戸谷仁一  サックス:山岸友和
日大文理JAZZ研のOB+現役のトリオだという。
プロとしての演奏活動を目指している人もいるのだろう。
JAZZが大好きなことは間違いない。


40人ぐらいの聴衆は中高年が多く静かに聴いていたので、
演奏者は勝手が違ったかもしれない。
Stella By Starlight  Dolphin Danceなど8曲が演奏された。
私としては、St Thomas のアップテンポな演奏が楽しかった。


アンプ担当もご苦労さんでした。

シロダモの花と実

2006-11-18 08:19:57 | 近所

シロダモ(クスノキ科)シロタブ  雄株
日本製の野球のバットの材料として知られるのはアオダモ(モクセイ科)だが、
我が家の近所の地域ではシロダモの木を多く見る。
ちょうど今頃、たくさんの黄色い花序をつけている。
花が黄色く実が赤いのにシロダモとは葉の裏が白いからだ。


シロダモは雌雄異株で、雄花にはオシベが目立つ。


雌株は花と同時に赤い実が見られるので分かりやすい。
この実は去年の花が、1年がかりで熟したものだ。


雌花にも仮オシベがあるというのだが、よく分からない。


春の若葉はうぶげのある黄緑色でうなだれた姿が面白い。