横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

そばでねむりたい

2010-06-30 04:50:50 | 近所

春に菜の花が咲いていた追分市民の森の畑。
今はソバの白い花で埋めつくされている。




ソバはたくましくて成長が早いので夏には収穫できるのだろう。





そこから下流のほうへ歩いて行くと春に梅の花が咲いていたあたりに、
ネムの木の花がふわーっと咲いていた。



梅雨の合間ののどかな風景だ。




おことわり:ちょっと出かけますので  2、3日の間コメントの返信などが滞ります。
      申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

アジサイ

2010-06-29 06:06:04 | 近所

我が家の鉢植え。







ガクアジサイの園芸種だろう。





中にある両性化はいっぱい咲く。





ときに装飾花も開くことがある。





近所の公園のあたりは整備される前からガクアジサイが自生していた。






そして50種3000株が植えられている個人のお宅もある。

区の花はアジサイと制定されている。

チョウが止まる花

2010-06-28 06:22:26 | 近所

アカバナユウゲショウ(アカバナ科)
アカバナユウゲショウは初夏から夏過ぎまでずっと咲いている。

小さな花にぶら下がるようにして蜜を吸っているのはスジグロシロチョウ。





林の縁ではもっと小さな花に止まっている。






アキノタムラソウ(シソ科)
一週間ほど前に夏至になったばかりで秋には早いと思うがアキノタムラソウが咲きだした。






スジグロシロチョウより数は少ないがキチョウも負けじと花から花へと渡っている。

これからアキノタムラソウの数も増え、訪れる虫たちも賑やかになるのだろう。






トンボあれこれ

2010-06-27 06:16:06 | 近所

コウホネの池にアジアイトトンボが現れた。




このカップルは雌が水中たぶん葉の裏あたりに産卵している間、雄もずっと一緒にいた。





近くにはヤゴの抜け殻も・・コシアキトンボだろうか。






近くに羽化したばかりなのかじっとしているコシアキトンボがいた。





谷のほうではハンゲショウの葉のあたりをカワトンボが飛んでいる。






そしてヤマサナエも。





サナエトンボの仲間は水平に止まるので、ヤンマ類と区別できる。





イヌゴマとその近くで

2010-06-26 06:06:06 | 近所

イヌゴマ(シソ科)
上瀬谷の田んぼから一段上がった道路わきの草むらに、
オドリコソウにも似た花が咲いている。




毎年梅雨時になると、この付近だけにイヌゴマが顔を出す。
ヒメオドリコソウなどが盛んに広がるのとは大違いだ。





同じ草むらに薄紫・・・というか白っぽい花も咲いていた。





瞬間的にワルナスビかと思ったが茎にトゲがない。
まさかと思ったが、この葉っぱの感じはジャガイモのようだ。





ジャガイモ(ナス科)
いつのころか畑から掘り出されたジャガイモが放置されて芽を出したものか。





近くをちょっと大きなものが飛んだ。
止まったところを見るとどうもアオメアブのカップルのようだ。
横からなので目の青いところは撮れなかった。

最近見たチョウ いろいろ

2010-06-25 06:13:28 | 近所

梅雨に入り気温も上昇してチョウの活動も活発だ。
ベニシジミは草むらでも木の周りでも大変たくさん見られる。




チョウは花の蜜なども好きだけれど、地上でミネラルを補給する姿も見かける。





ルリシジミは翅の青が大変きれいなのだけれど、止まった時は翅を閉じて裏側しか見せてくれない。





モンシロチョウは畑のまわりで特に多い。





ヒメジャノメはイネ科の植物が好きなせいか田んぼの近くで見た。





同じあたりにヒカゲチョウがいたのは林も近いからか。





コミスジは林の縁の木の周りで見ることが多い。





ツマグロヒョウモンはスミレが好きなので、最近は家の周りでも見られる。





蛾の仲間は蝶に比べて人気が薄いが、面白いのも多い。

トンボエダシャクはシャクガの仲間で幼虫はツルウメモドキを食べる。





今の時期は盛んにクリの木のまわりを飛んでいる。






ヨツボシホソバの♀・・蛾とは思えないスッキリした姿だ。
ヒトリガ科などという分類があるのも初めて知った。







今頃の木の花

2010-06-24 06:31:16 | 近所

クマノミズキ(ミズキ科)
梅雨の今頃に咲く木の花を何種類か見た。

クマノミズキが小さな白い花をたくさんつけた様子はミズキと同じ。





ミズキに比べて花の時期が1ヶ月以上遅いようだ。
みんなが観察しているのはクマノミズキの葉がミズキとどう違うかということのようだった。img






アカメガシワ(トウダイグサ科)
アカメガシワもいっぱいに張った枝に花序をたくさんつけている。






近寄って見ると、こんな姿の雌花だった。






すぐ近くの別の木には雄花も見られた。






ハナキササゲ(ノウゼンカズラ科)
こちらも大きな木だが、花序がずいぶん大きい。

近所で毎年花を見るキササゲは中国原産、こちらのハナキササゲはアメリカ原産だという。





そういえば花が咲いていない時期に小石川植物園でハナキササゲの木を見たことを思い出した。
見事な大木だった。

秋じゃないけど

2010-06-23 06:20:34 | 近所

原っぱで背の低いススキのような白い穂が風に吹かれている。





チガヤ(イネ科)
花のころには気がつかず、もうすっかり綿毛の実になっている。





風が吹けば種がひとつひとつ飛んで行くのだろう






田んぼではすっかり田植えが終わりチョウなどの昆虫のよりどころになっている。
これはコジャノメかな?





田んぼの上をスイスイ飛んでいた赤トンボが畔の草に止まった。
アキアカネのようだ。





田んぼのあたりで生まれて体力をつけたら山間部へ移動するのだろう。
秋に稲刈りが終わったころに戻ってきて子孫を残す。



はしり?

2010-06-22 06:17:18 | 近所

チダケサシ(ユキノシタ科)
市民の森の小さな流れのそばでチダケサシが咲き始めた。




「はしり」なのか、まだ二株ぐらいしか見られない。






チダケサシの近くに咲いていたのは・・・ネジバナ、真上から見た。





ネジバナ(ラン科)
今年初めて見たので「はしり」かと思ったが、別の原っぱではたくさん咲いていた。






最近のブログ記事でも多数紹介されているようだ。





マヤラン(ラン科)
ネジバナと同じラン科のマヤランがたくさん芽を出した。
いつのことか咲きそろうのが楽しみだ。

海岸の花

2010-06-21 06:06:05 | 近所

人が遊びにくるけれど住むことのない猿島の海岸。





ガクアジサイ(ユキノシタ科)
古来から自生していたと思われるガクアジサイが美しい。





海に切り立つ斜面に白い花がたくさん咲いていた。





ハマボッス(サクラソウ科)
ハマボッスは名前通り海岸性の草花で、アジア東南部、太平洋諸島に分布している。
この島へも種が海を渡って漂着したのかもしれない。





すぐ近くに花弁の形が違うのがあって、別の花かと思ったりした。





ハマボッスよりさらに小さな花と細い葉を持つ草も広がっていた。





ハマツメクサ(ナデシコ科)
海岸性のツメクサ、ハマツメクサだった。
近所で見るツメクサと大変よく似ているが、葉もしっかりして全体にたくましい感じがする。





花の左下に見えるような実ができていて、熟すと上のように弾ける。
中に種子がたくさん入っている。

ハグマノキ

2010-06-20 06:05:48 | 近所

木の上にいくつもモジャモジャ、フワーッとしたものが見える。




ハグマノキ(ウルシ科) 
ハグマノキは別名スモークツリー、煙の木などとも呼ばれる。






モジャモジャを近くで見ると花はなくて花柄にたくさんヒゲが生えている。






5月中旬、花序に小さな花がいくつも咲いていた。





1cmもない小さな花だけれど5枚の花弁、5本の雄しべに実り始めた雌しべも見える。





それから1週間ほどするとほとんどの花は落ちて花柄にヒゲが現れ始めた。
しかも花柄がどんどん伸びている。

その結果が最初の2枚の写真になった。





たくさん花が咲いたのに不稔のものが多い。
けれど花序の中にはいくつかの実を見つけることもできた。





そして実っているものの果柄にはヒゲが生えていない。

どうやら多くを不稔にすることで役割分担ができているらしい。
実ったものは果実を成熟させるのに邁進し、実らなかったものはヒゲを蓄える。
熟した果実はフワフワとしたいくつかの花柄とともに木を離れ遠くに運ばれるのだろう。

形は違うがタンポポなどと似たような戦略だ。


セアカツノカメムシ

2010-06-19 06:02:18 | 近所


これは市民の森の中で見つけたセアカツノカメムシ。
ミズキ、ヒノキ、スギその他の実を食べるそうだが、初めて見た。




カメムシも種類が多くて家の近くに来て臭いを出すというので嫌われているが、
私は自然の中で見ることがほとんどなので好きなほうだ。

形や模様もさまざまで面白いが、たいていは上2枚の写真のように翅をたたんだ姿で見る。
このセアカツノカメムシの場合、ネットで検索しても翅を広げた画像は見つからなかった。





ところが今回は翅を広げたり閉じたりしてくれたので、セアカ(背赤)のゆえんもよく分かった。





この写真で左右に張り出しているのが後翅で薄い膜のように見える。
体に近い所で半開きして尾のほうまで伸びているのが前翅。
前翅の前半分はキチン質化して硬く、後ろ半分が薄い翅になっているのがカメムシの特徴だ。
カメムシ目が半翅目とも呼ばれるのは、この特徴による。






テントウムシの子供

2010-06-18 06:01:04 | 近所

蔓と蔓、隣同士が結びあって・・・こうなれば解くことはできない。






ヤブガラシ(ブドウ科)
その花はこれ。ヤブガラシが咲き始めた。






たくさん咲くようになると、角が1本立っているような姿で見ることが多い。





咲いてすぐのときは4枚の花弁と4本の雄しべが揃っているのだが、
午後になるとどちらも落ちて雌しべだけになるようだ。






花盤には甘い蜜があるようでアリなどの虫を集める。

こんな虫が来ているのは初めて見た。






調べたらナミテントウの幼虫らしい。
テントウムシは成虫も幼虫も肉食で、ヤブガラシに集まるアブラムシも食べるという。

しかし小さく動きながらも花から離れず、いかにも蜜を吸っているように見える。
どういうことだろうか・・


ヤマボウシなど

2010-06-17 06:07:49 | 近所

家から5分ほど歩いたところ、アカジソなどの畑の向こうに大きな木が何本か見える。




白く見えるのはヤマボウシかと見当をつけて近寄るとその通りであった。
しかし、花つきの良さはなかなかのものだ。





ヤマボウシの花の白いのは花弁ではなくて総苞だと教えられた。
中心の球状のものが花の集まりになっていて、小さな花に4枚の花弁や雄しべ4本などが見える。







ヤマボウシの木よりさらに高い所に、ヒメシャラの白い花が咲いている。





姫沙羅というのはナツツバキより小さな花ゆえの名前かもしれないが、
木はずいぶん大きくなるものだ。






ヤマボウシなどの木の向こう側に周るとビワの木がいっぱい実をつけていた。
今年はまだ食べていない。






コモチマンネングサ

2010-06-16 06:00:37 | 近所

コモチマンネングサ(ベンケイソウ科)
きのう関東も梅雨入りした。
この季節、道端などあちこちで見受ける黄色い花はコモチマンネングサ。




葉の腋にムカゴを持っているのが特徴だ。





小川の傍に咲いていたコモチマンネングサを観察していると、
ヒラヒラとトンボが飛んで近くの葉に止まった。




ニホンカワトンボか・・羽の縁に赤い紋がある。





川の上に水平に網を張るオオシロカネグモが何頭もいた。

ユスリカなどが川面から上がってくるのを待っているのだろう。