横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

椋鳥と尾長

2007-07-31 07:25:17 | 近所

日曜の夜の雷には驚いたが、その前までは暑い日が続いていた。
ムクドリたちも揃って水辺へやってきて思案顔。


水浴びすると気持ちがいいぞー!


ムクドリはスズメやシジュウカラと同じように、水の中へ歩いて入ってから水浴びする。
前に見たヒヨドリは高いところから飛び込んでバシャバシャとしたら戻る方式だった。


きのうは天気が悪かったので所在無く窓の外をみていたら、
向こうの家のテレビアンテナにオナガがとまった。


公園と林の木を渡り歩くときの中継点にしているようだ。
ギエーっ というような鳴き声をたてたり、さまざまな姿をしてみせる。


飛んでいる姿が美しくて好きなのだが、いまだに撮れない。


クサギと仲間たち

2007-07-30 07:38:57 | 近所
昨夜の横浜は激しい雷雨となった。
すぐ近くに落ちたような轟音に驚いているうちに2度も停電した。
PCも落ちて、この記事原稿も消えた。


夕方までは梅雨明け宣言が出ないまま日差しが強く、
境川の堤防に白い花が見られるようになった。


クサギ(クマツヅラ科)
クサギは花つきがよく遠くからもそれと分かる。


白い花弁にオシベが目立つ花もきれいだが、
しばらくして薄紅色の萼につく青い実の姿も見事だ。
その頃また撮ってみたい。


アレチハナガサ(クマツヅラ科)
境川の対岸には背の高い茎の先に、
いくつかの花をつけたアレチハナガサも見られた。


ヤナギハナガサ(クマツヅラ科)
もう少し背が低いけれど花数の多いヤナギハナガサは、
別名を三尺バーベナという。
つまりアレチハナガサとヤナギハナガサはバーベナの仲間なのだ。


バーベナ(クマツヅラ科)別名:ビジョザクラ、ハナガサ
園芸的には、この花がバーベナと呼ばれているようだ。


ランタナ(クマツヅラ科)
あちこちの庭で見るランタナも、バーベナとはちがう属だがクマツズラ科の仲間だ。
ほかにもムラサキシキブ、ニンジンボク、デュランタなどがある。

ミニトマトと風船葛

2007-07-29 07:02:19 | 近所

我が家は狭くて庭と言うほどものはないが、
鉢やプランターを利用して草花を植えている。


去年は失敗したミニトマトが今年は良く育って、
既に赤い実がいくつも食卓を飾っている。


こちらはフウセンカズラ(ムクロジ科)の花。


趣向で上に伸ばさせたら、
3m以上になってもまだ伸びていく。


細い竹に巻きつくだろうと思っていたら、
それでも太すぎてウロウロしたので麻紐を用意して落ち着いた。


花の後、小さい実が生まれて・・


どんどん大きくなっていく。



ヒマワリ

2007-07-28 08:19:27 | 近所

大輪のヒマワリ、抜けるような青空の日を逃がしてしまった。


ここは我が家からも近い隣の区にある追分市民の森のヒマワリ畑。


半分は直径20cm以上の大きいヒマワリの畑で満開。
あと半分は小さめのヒマワリが植えられていて、これから咲き始める。


ヒマワリは外側の舌状花と中央の筒状花で出来ている。
筒状花は外側のものから順次咲いていく。
中央から逆にたどると、緑の蕾(?)が色づき花弁が開きオシベが出てくる。


さらに時がたつと外側の花にはメシベがでてくる。
虫たちもよく働くとはいえ、これだけの花が全部実るのはすごいことだ。


だけど全部が種を落として芽を出すわけではない。
泉の森では花が終わっていて、小鳥たちが小さな実をついばんでいる。


スズメぐらいの大きさ、カワラヒワというのだろうか。
数羽で来ているけれど、傍を人が通ると近くの木へ逃げていく。

木の実いろいろ

2007-07-27 08:35:31 | 近所

ここ数日暑い日が続いた。
泉の森でも川遊びの子供たちとともに、木陰で憩う人たちも見られる。
そんな中、春に咲いた花が実って色づき始めた。


サンゴジュ(スイカズラ科)
真っ赤な実の付いた茎は、なるほど珊瑚の名前にふさわしい。


コブシ(モクレン科)
コブシのユニークな実は、もっと赤くなって弾けると赤い種が出てくる。


ゴンズイ(ミツバウツギ科)
これも形が面白いが真っ赤になったて弾けたら、こちらは黒い種が出る。


ヤブツバキ(ツバキ科)
この実も弾けて2~3個の種を落とす。
椿油の原料だ。


ハナイカダ(ミズキ科)
これは変り種。
既に黒く熟したハナイカダの実は葉の上についている。

実を観察しながら歩いていると、ぶんぶん飛んでいるものがある。


面白いところに日本蜜蜂が巣を作っているようだ。
この奥はどうなっているのか興味が湧くが、さすがに覗けない。

サルスベリ

2007-07-26 08:44:25 | 近所

サルスベリ(ミソハギ科)百日紅
珍しくもないが、しばらく前から我が家のサルスベリも咲いている。
ピンク色で濃淡がある。


ミソハギ(ミソハギ科)
花の形は違うけれど同じ仲間のミソハギも玄関脇で咲き始め、
旧盆のころに満開になる。


近所には造園業のお宅が何軒かあって、
サルスベリの木の数が多く花色の違うものも見られる。


縮れて波打つ一つ一つが花かと錯覚するが一枚の花弁で、
立派なシベを中心にした5cmぐらいの大きな花だ。


花序をつけた枝がぐーんと伸びるのも特徴だ。


こうして見ると純白なのだが、
満開の木を遠くから眺めと薄灰色か薄紫色に映ることがある。


トキワマンサク(マンサク科)
白いサルスベリの近くの若いトキワマンサクの木に、
今ごろ花が咲いていた。
細い花弁4枚一組の花がいくつか集まっている。

久しぶりに快晴

2007-07-25 08:35:16 | 近所

ネムノキ(マメ科)
昨日は久しぶりに雲ひとつない快晴だった。

(追記)
ネムノキのシベは根元が白くて先のほうがピンクなのを、
真下から空に向かって撮っているので白い花に見えますが、
ごく普通のネムノキです。


雨が続いたせいか森にはキノコがにょきにょき。
道の上にまで名も知らぬキノコが出ているが、うっかり食べるのは危険。
犠牲者がでたとニュースで知った。

森の中は前に見たアキノタムラソウやウマノミツバなどに加えて、
ほかの草花も咲き始めている。


ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
穂状に小さい花が並ぶハエドクソウは日陰を好むようだ。


花の形も付き方も面白い。
アキノタムラソウと同様に森の中のいたるところで見られる。


サジガンクビソウ(キク科)
対してサジガンクビソウは少ししか見られない。
煙管の雁首に由来する名前のガンクビソウと同じヤブタバコの仲間だ。
ガンクビソウと違って、花期にも匙の形の根生葉が残る。



割れると赤い種

2007-07-24 07:01:47 | 近所

モッコク(ツバキ科)木斛
霧雨が降っているようないないような曇り空を歩いていると、
クリーム色の花が見えた。
花つきは良くないが、香りに誘われるのか小さな蜂の仲間がきている。


葉の基部が赤いのが特徴。
そして秋に出来る実も赤く、熟すと割れて赤い種が見える。


ザクロ(ザクロ科)柘榴 石榴
モッコクのとなりのザクロはすっかり実っていて、
これも間もなく割れて赤い種を見せるはずだ。
ほかにもコブシやマユミなど赤い種を準備しているものは多い。

木斛も柘榴や石榴も難しくて書けそうにない。

エゴノネコアシ

2007-07-23 07:27:28 | 近所

歩いていると木の上の方に、うすい黄色の花か実のようなものが見えた。
よく見るとエゴノキにつく虫こぶ・エゴの猫足だ。
こんなにたくさんついているのは初めて見た。


中にはアブラムシがいるのだが、
今頃になると穴をあけて飛び立ちイネ科の植物に移動するのだという。


気分転換に、白いキキョウ。
そして四つ葉のクローバー、実はオキザリス・デッペイといって全部四つ葉だ。
デパートでただでもらったのが毎年咲いてくれる。




森の虫たち

2007-07-22 08:44:15 | 近所

少し前に載せたヌスビトハギの名前の由来となる実がこれだ。


ほかの茎で花のあたりを抱いているのは、大きさと時季からヒグラシの抜け殻かもしれない。
市民の森は蚊に悩まされる季節になったが、昆虫の動きも活発だ。


大きな木の根元のゴマダラカミキリは、
もぐろうとすのか何かを探しているのか地面に頭をつけている。


これはムラサキシジミだろうか。
雨のせいか少し羽が痛んでいて、あまり動かなかった。


それに比べて大きく優雅な姿はジャコウアゲハ。


止まっている葉は多分ウマノスズクサだ。
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサで育つそうで、
成虫もそのあたりをゆったり飛んでいる。


タマアジサイ

2007-07-21 08:13:59 | 近所

アジサイもそろそろ終わりだが、今から咲こうというのもある。


総苞にくるまれた丸い蕾のようなものができて、いくつかの花序が少しずつ開く。
2年前に開花の経過をまとめている。まだアジサイ?タマアジサイ


タマアジサイ(ユキノシタ科)
装飾花と両性花があるのがアジサイらしい。
淡い紫色の花に寄ってくる虫も多い。



カサブランカとヤマユリ

2007-07-20 06:38:59 | 近所

いつの間にかセンリョウの脇にカサブランカが咲いた。
何年か前に球根を鉢植えの球根を移していたのか、すっかり忘れていた。
台風の余波で倒れたので切花にした。


我が家のすぐ近くには雑木林がつながっている。
40年近く前に引っ越してきたときはヤマユリや野うさぎも見た。
その後、公園ができたり県立高校のために一部が切り開かれた。


それでも我が家から高校へ行くには林の中の道を通ったのだが、
その場所も開発されて介護老人保健施設が8月1日にオープンする。


桜並木の海軍道路へ出るには公園の脇の狭い車道を通る。
上の方に白い花が見える。


ヤマユリだ。
このあたりの林では、かなり久しぶりに見る。


だんだん住みにくくなっている中で、
気長に球根を大きくして花を咲かせたのだろうか。
逞しいものだ。


通り過ぎる車に気をつけながら、いろんな表情を撮ってみた。
来年も咲いてくれれば、もうけものだ。



アオギリの花

2007-07-19 07:58:52 | 近所

7月9日、市民の森の北側の大きな木にたくさんの蕾がついていた。


これは冬に実が落ちて星空のような姿を見せたアオギリ。
キリといってもいろいろある。
桐はゴマノハグサ科、イイギリはイイギリ科、ハリギリはウコギ科、
そしてアオギリはアオギリ科だ。

昨年見たアオギリの花は、高いところに咲いていてうまく撮れなかった。
今年は、手が届くぐらいの高さに咲く木を見つけた。


7月12日、シベを囲んでいた5枚の萼片が開く。
アオギリに花弁はない。


一見メシベのようだが、実はオシベが合着したものらしい。
先端にたくさんの葯がついている雄花なのだ。。
萼片はクルリと反り返り、白から黄色そして赤色へと変化する。


7月18日、雌花が咲いていた。
雄花から少し遅れて咲くのは他家受粉をするためなのだろう。


付け根に退化したオシベがついていて、柱頭は五裂している。

これから実が出来て、星空になるまでの過程が面白いらしいので楽しみだ。

落ちてこそ生きる

2007-07-18 08:20:18 | 近所

6月10日ごろ顔を出していた、こんな苗。
何だろう。


今はすっかり成長して、よく見ると黄色い花が咲いている。


しっかりしたマメ科の花らしい顔をしている。


すっと立っているが、背はそんなに高くない。
それもそのはず、この後この花は地面を目指す。


落花生の実は地面の中にできるそうだ。