横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

シャクナゲとミツバツツジ

2007-03-31 08:42:20 | 近所

シャクナゲ(ツツジ科)
ツツジの仲間のうち常緑のものをシャクナゲと呼ぶそうだ。


山に入れば日本在来のシャクナゲを見ることが出来るのだが、
これは西洋シャクナゲだろうと思う。
枝の頂上についた花芽から、いくつもの花が咲く。


ミツバツツジ(ツツジ科)
常緑のシャクナゲと対照的に、
ミツバツツジの花が咲くときは葉がない。


これから枝先に三枚の葉が伸びてくる。

カキドオシと仲間たち

2007-03-30 09:23:27 | 近所

何か条件があうのかホトケノザが群生しているのを、
ところどころで見かける。


最近、ちょっと違う花が群生しているのに気づいた。
ホトケノザからそう遠くない場所だ。


カキドオシ(シソ科)
ホトケノザやヒメオドリコソウの仲間らしいが、
横にベタっとした感じの花だ。


カキドオシの群れの中に、ヒメオドリコソウも紛れ込んでいる。
どういうわけか、ホトケノザはいなかった。

どれも小さい花だけれど、雄シベが分かるように撮ってみた。
雌シベのほうは見当もつかない。

カキドオシ
上のほうの白っぽいのが雄シベのようだ。


ヒメオドリコソウ
上のほうに4個の葯を見ることが出来る。


ホトケノザ
ヒメオドリコソウと同じようだ。
この仲間たちの雄シベはどれも、
上側の花弁の裏側に隠れるように伸びている。


畑の花木

2007-03-29 09:06:11 | 近所

近所の住宅も多い一角にある畑は、
まわりにいろんな種類の花木が植えてあって楽しめる。


リキュウバイ(バラ科)
茶花として使われることもあって、利休梅と呼ばれたものだろうか。
いくつも重なって咲くので、
花弁がぱあっと広がった写真を撮りにくい。


リキュウバイの向こうに薄黄色の花が広がっている。


ドウダンツツジ(ツツジ科)
近所で咲いているところはまだ珍しい。
ここは日をさえぎるものがなく暖かいのだろう。


ボケ(バラ科)
背景はレンギョウ。
そのうちキンシバイなども咲くはずだ。

花・大根

2007-03-28 08:31:54 | 近所

ムラサキハナナ(アブラナ科)
最近、公園でも道路わきでも、この花が盛んだ。


オオアラセイトウとかショカッサイと並んで
ハナダイコン(花大根)という別名もある。


この時期は、ところどころで大根の花も咲いている。


ダイコン(アブラナ科)
なるほど形はムラサキハナナと同じだ。


花の色は白や薄紫などあるが、
品種なのか時期なのかよくは知らない。


ソラマメ(マメ科)
付録として・・ ある畑で大根の隣に咲いていた。
調べたらどうもソラマメの花らしい。

ネコヤナギの仲間

2007-03-27 08:50:15 | 近所

ネコヤナギ(ヤナギ科)
黄色い花たちに桃や桜も加わって華やかな春になったが、
ネコヤナギも静かに咲いている。


小さな川のそばに何本も植えられているのを眺めると、
形や色や大きさなど姿が違うのも見られる。


品種が違うのか雌雄の別なのか分からない。


クロネコヤナギ(ヤナギ科)
冬芽の殻を脱ぐと、銀色でなく黒い蕾が表れる。
花が開くとネコヤナギらしい黄色になる。


クロネコヤナギをYAHOOで検索すると、
「クロネコヤマト」ではありませんかと出てくる。
そのせいか、これは川のそばでなく街道沿いに咲いていた。


シダレヤナギ(ヤナギ科)ヤナギ、イトヤナギ
おなじみの柳も小ぶりだが猫柳と似たような花が咲く。


ミツマタとトキワマンサク

2007-03-26 10:00:56 | 近所

大和市の常泉寺は花の寺。
季節ごとの色んな花に、河童たちもたくさんいる。


ミツマタ(ジンチョウゲ科)
特にミツマタは有名で、多くの人が見に来る。
たいていは黄色だが、紅色のミツマタも華がある。


ハナモモ、サンシュユ、リキュウバイなど季節の花も豊富だ。
ミツマタとは違う雰囲気で
背の高い木が一面に薄黄色の花をつけている。


キバナトキワマンサク(マンサク科)
マンサクは花の時期に葉が無かったり枯葉だったりするが、
トキワマンサクは常緑の葉がついている。


家の近所のベニバナトキワマンサクのほうがお馴染みだ。

碇の形

2007-03-25 08:36:46 | 近所

カタクリ(ユリ科)
大和市の泉の森ではミスミソウやニリンソウにつづいて、
カタクリとイカリソウが咲いている。
カタクリは鉤の多い碇に見えないこともないが・・


イカリソウ(メギ科) 碇草
花びらの根元から出る4個の距の形が船の碇のように見えて、
こちらこそ碇草と呼ばれるのにふさわしい。


花の後ろに葉が何枚もあるようだが、
全体が1個の複葉で1枚1枚は小葉と呼ぶそうだ。
この様子から、三枝九葉草(サンシクヨウソウ)という別名もある。


白花のイカリソウも見られる。

キンポウゲ科の花

2007-03-24 08:47:16 | 近所

キクザキイチゲ(キンポウゲ科) キクザキイチリンソウ
白と紫のキクザキイチゲ。
アズマイチゲやニリンソウなどの近い花とともに雑木林で見られる。


デジカメは青紫系の色がうまく出ない。
モードを調整して撮った、この色が一番近い。

ほかにもキンポウゲ科の花は多彩だ。
ミスミソウ、オキナグサ、ヒメウズ、フクジュソウなど・・


セリバオウレン(キンポウゲ科)
そんな中でセリバオウレンの花姿もユニークだ。
特にメシベが面白いと思う。


さて、この花は何だろう?
萼片がずいぶんと豊かだ。


この中央の花は黄色い花弁の前に萼片がついている。
葉の形からフクジュソウ(キンポウゲ科)ではないかと思って調べたら、
三段咲きという品種があって、黄色・緑・黄色と三段に咲くらしい。
どうも、それに近いのではないだろうか。

トウダイグサ

2007-03-23 08:50:43 | 近所

オオバベニガシワ(トウダイグサ科)
藤沢街道を自転車で走っていると赤い葉や黄色いものが見えた。


オオバベニガシワは、黄色い花が咲く頃に葉を伸ばし
もう少しすると見事な紅葉になる。
昨年の オオバベニガシワ 参照


ハナキリン(トウダイグサ科)
トウダイグサ科の仲間は木も草もある。
細分するとオオバベニガシワ、アカメガシワ、ヤマアイ、トウゴマの仲間、
アブラギリの仲間、コミカンソウの仲間、
それにトウダイグサに近い仲間があるらしい。
トウダイグサの仲間には、ポインセチア、ハナキリン、コニシキソウ、ナンキンハゼなど。
よく見かける猩猩草と初雪草もそうだ。
猩猩草と初雪草 参照


トウダイグサ(トウダイグサ科)燈台草
昨年の夏には タカトウダイ を見ることが出来たが、
科の名前に引用されたトウダイグサの花を知らないままだった。
近所の何ヶ所かで地面付近が黄緑色になって、ようやくトウダイグサを発見した。


この仲間の花は杯状花序と呼ばれる形をしていて、
総苞葉に守られて雄シベ、、雌シベ、、腺体が並んでいる。
このトウダイグサも黄色い雄シベの傍で腺体の蜜が光り、
雌シベはすでに実っている。

雌シベの具合がよく分からないので、新たにトウダイグサ、追加 の記事を作成・追加しました。

紅葉・苺

2007-03-22 08:19:57 | 近所

クサイチゴ(バラ科)
木イチゴの仲間だけれど、背が低いので草苺と呼ばれた。
実が出来たら食べてみようと思いながら、昨年のその頃には忘れていた。


モミジイチゴ(バラ科)
木イチゴは何種類かあるが、近所の林にはモミジイチゴが多い。


トゲのある枝を長く伸ばして、白い花をいっぱいつける。
葉の形がモミジに似ているのが特徴だ。


そのモミジは新芽の季節。
生まれたばかりの葉が紅い。

どちらもケシ

2007-03-21 08:19:55 | 近所

ムラサキケマン(ケシ科)紫華鬘
市民の森の北側の日当たりの良いところで、
ムラサキケマンがたくさん咲いていた。
まだ他では見ないので、はしりだろう。


先日のジロボウエンゴサクもそうだが、
ケシの仲間なのが意外に思うような形をしている。


ポピー(ケシ科) ヒナゲシ、虞美人草
ケシの花といえば、やはりポピーだろう。
一面に咲いていたりすると、その素晴らしさに息を呑むが、
一輪だけの姿も魅力的だ。


赤、橙、ピンク、黄色など色もさまざま。


白い花が強い日差しのために黄色く写ってしまうのも面白い。

レンギョウとウチワノキ

2007-03-20 12:10:20 | 近所

レンギョウ(モクセイ科)
遠くから見て一面の黄色が広がっているが、
トサミズキなどと雰囲気のちがう花が咲き出した。


レンギョウやシナレンギョウも仲間だが、
これは多分チョウセンレンギョウと呼ばれているものだろう。


ウチワノキ(モクセイ科)別名:シロレンギョウ
真っ白だがユキヤナギとは違う雰囲気の花、
なるほどレンギョウの仲間だ。


この花のどこがウチワ?
花の後に出来る実(果)が扁平な円形で団扇に見えるのだという。

市民の森、あれこれ

2007-03-19 08:36:16 | 近所

市民の森の入り口付近では、
まだロゼットから茎を伸ばさないで咲く花も見られる。


キランソウ(シソ科) 別名:ジゴクノカマノフタ
もう少しすると生き生きした緑の葉が増えることだろう。


オニタビラコ(キク科)
普通は数十センチの長い茎の先に、いくつも花をつける。
こんな咲き方を見ると別の花かと思ってしまった。


森の中へ入ると、大きな木の上のほうが赤く色づいている。


フサザクラ(バラ科)
ズームしても情けない写真だが、名前に反してサクラの仲間ではない。
花びらがなく、房のように下がったオシベが目立つ。

さらに奥へ進んで、前に見たクヌギカメムシの卵塊を観察した。

ここから虫の記録です。
虫や卵が苦手の方は下記の画像ファイルをクリックしないでください。

1月18日の観察記事では クヌギカメムシは卵塊だった

先週見ると、既に孵化していた。2齢ぐらいだろうか。 先週の様子
しばらく卵塊のゼリーを吸いながら成長し、クヌギの新芽が出る頃には上のほうへ登って行くらしい。