横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

象の鼻

2009-10-31 06:45:14 | 近所

横浜開港150年を記念して整備された象の鼻パーク。



県庁や赤レンガ倉庫などをスケッチしている人たちがいた。
県庁の上部はキングの塔と呼ばれる。
最初の写真に見える緑色の塔は横浜税関のクイーンの塔で、
ほかに開港記念会館のジャックの塔を入れて横浜三塔として市民に親しまれている。



このパネルは開港からしばらく後の様子を示していて、
大桟橋の付け根あたりから弓なりに湾曲した東波止場が象の鼻と呼ばれた。



関東大震災で壊れた後の改修で直線の突堤になっていたが、今年になって復元された。



象の鼻の先端からは赤レンガ倉庫がすぐそこに見える。



大桟橋のほうを見ると、いつもと雰囲気が違う。



いつもロイヤルウイングがいる場所に、護衛艦と輸送艦が停泊していた。
25日に海上自衛隊の観艦式が行われた関係らしい。



ランチクルーズで湾内を回ってきた人たちが下船してきた。

サザンカ

2009-10-30 06:10:34 | 近所
予約投稿です。


サザンカ(ツバキ科)
10月中ごろからサザンカの花が咲いている。



花弁の色はバリエーションがある。



チャバネセセリのほかメジロなどの小鳥が来ることもある。



チャドクガの幼虫はツバキ科の木の葉を食べて育つ。
近くの網に止まっていて、花には興味がないようだ。

チョウとクモ

2009-10-29 06:12:04 | 近所
予約投稿です。


クロコノマチョウ
枯れ葉の上に止まって同化している地味なチョウがいた。
これまでクロコノマチョウは褐色のものを見ることが多く濃い色は初めてだ。
けっこう変異があるらしい。




ウラギンシジミ
初めて見たといえば、この色のウラギンシジミもそうだ。



この裏側の色が、ウラギンの証しだ。



これまで見てきたウラギンシジミは、この派手な色合いのものばかりだった。






これから下はクモの画像です。
苦手の方はパスしてください。





建物の壁際に、ちょっと派手なクモがいた。



コガネグモの仲間のコガタコガネグモだ。
チュウガタコガネグモというのもいるらしい。



クモの上のほうに見える枯れ葉の切れ端みたいなのは卵のうのようだ。
コガネグモの仲間は面白い形の卵のうを作る。

前に見たナガコガネグモの卵のうはトックリかヒョウタンみたいだった。
ナガコガネグモの卵嚢





こちらは林あたりのどこでも見かけるジョロウグモ。
うっかり歩くと顔などを網にかけてしまう。

大きな雌のちょっと上に小さな雄がいる。
さらに上には抜け殻が・・・雌は脱皮したばかりなのだろう。



それゆえに雄がチャンスとばかり近づく様子を見せている。
元気な雌には怖くて近寄れない。



無事、交接体制に入った。



お昼を食べて1時間後に戻ると、まだ頑張っていた。




例年のとおり

2009-10-28 06:00:39 | 近所

ハヤトウリ(ウリ科)
近所で例年のごとくハヤトウリが生っている。



瓜の仲間はどれも、小さな花からしっかりした実がなるものだ。



上のは雄花で、こちらが雌花。子房のふくらみがある。



キチジョウソウ(ユリ科)
我が家の鉢には今年もキチジョウソウが咲いてくれた。



吉祥があってもなくても、花が咲いてくれるだけで嬉しい。




2泊3日で出掛けます。
しばしばで恐縮ですが、コメントの返信が遅れるかもしれません。
よろしくお願いします。

畑のそばで

2009-10-27 06:30:28 | 近所

オニノゲシ(キク科)
畑のそばに咲く花もいつの間にか実っている。
オニノゲシはタンポポと同じような綿毛がいっぱいで柔らかそう。



こちらは枯れ色の茎の先に黒いものがポツポツ。



ニラ(ユリ科)
ニラの実は3つの部屋に黒い種を2個ずつもっているのが基本形だ。
これだけあれば、こぼれ種でいくらでも増えそうだ。



こんな背の高いものも見られる。



ソルゴー(イネ科) ソルガム
昔食べたことのある高粱の仲間だが、今はこれを穀物として食べるわけではない。



ソルゴーはナス畑を取り囲んで植えてある。
ナスにつくキイロアザミウマなどの害虫の天敵はヒメハナカメムシで、
ソルゴーを植えるとそのヒメハナカメムシが集まるのだそうだ。


赤い芽と実

2009-10-26 06:13:59 | 近所

アカメガシワ(トウダイグサ科)
アカメガシワは実がはじけて黒い種を見せているころだが、
剪定されてしまった木の30cmぐらいのところに赤い新芽が出ていた。
小さな葉なのに名前を表わしていて面白い。




ツルウメモドキ(ニシキギ科)
そのそばでは垂れた蔓にツルウメモドキの実がはじけていて美しい。




トベラ(トベラ科) 別名 トビラノキ
海岸の近くでは初夏に白い花を咲かせるトベラの実も熟していた。

ニシキギ科の実に比べると弾け方や種の数がちがって面白い。




愛宕山

2009-10-25 06:34:05 | 近所

地下鉄御成門駅からちょっと西に愛宕MORIタワーがある。
壁面に映っているのは北側に立つ愛宕フォレストタワー、真ん中に覗いているのは東京タワーだ。



さらに進むと愛宕山が見える。
標高25.7mと小さな山だが東京23区の最高峰だ。

京都にいるころ毎日見ていた愛宕山は924mで京都府で最も高い。




山の上に愛宕神社があることも京都と一緒だ。
京都の愛宕神社は阿多古神社と書かれたり愛宕さんと呼ばれたりして、
古くから火伏せ・防火に霊験のある神社として親しまれている。
京都ではどこの家の台所にも「火廼要慎」と書いた日伏札が貼られている。
全国にたくさんある愛宕神社の総本社でもある。

東京の愛宕神社は慶長年間に徳川家康の命により防火の神様として祀られたという。

愛宕神社のHP


愛宕神社の中に名所がいくつかあるが、神社に上る「出世の石段」は間垣平九郎の故事で有名だ。
山上の梅の花を見た将軍・家光が「誰か、馬であの梅を取って参れ」と命じたが、
家臣が躊躇する中、間垣平九郎が愛馬を駆って見事成し遂げたので褒められたという。




上から眺めるとなおのこと険しく感じる石段。
明治以降にも3人が馬で上り下りに成功したそうだ。







愛宕神社のすぐ隣にはNHK放送博物館がある。
ここは1925年にNHKが本放送を始めた場所で、1956年に放送専門のミュージアムとして開館した。

誰でも無料で入れるのがありがたい。
昔からのラジオ、テレビ、放送用機材などが展示されている。



これは1926年に高柳健次郎がブラウン管に映し出すことに成功した「イ」の字を復元したものだ。




テレビの実験公開の様子を伝える写真パネルも面白い。
新橋の場外馬券売り場のところで大相撲中継をやったようだ。
小さな受像機を大勢の人たちが見つめている。




機械ばかりでなく、紅白歌合戦や大河ドラマをはじめ多くの番組や出演者の情報もたくさん残されている。
これは藤山一郎さんの部屋で、使っていたものや楽譜、トロフィーなどが展示されている。



放送技術、番組製作などの一部を体験できる部屋もあって、半日以上楽しめる。




ヨットとフラワーアート

2009-10-24 06:42:25 | イベント

一昨日は現役時代の会社に入社から20年ぐらいいた職場の人たち11人が集まり、
三浦海岸で1泊し旧交をあたためた。

いろんなエピソードを語り合いながら宴会したり温泉に入ったり楽しかった。。



きのうは一人のメンバーが共同所有しているヨットで城ケ島を一周した。
もっとも帆走ではなくエンジンでのんびり回った。




午後は時間が空いたので、みなとみらいのクイーンズスクエアに行った。
フラワーデザインコンテスト・クイーンズカップを見るためだ。

クイーンズカップ

いつもお世話になっているブログ友の ポージィさん が作品を出展されている。



21~22日はフラワーアレンジ部門の展示。
23~24日はフラワーアート部門とウエディングブーケ部門の展示。

ポージィさんはフラワーアート部門。
この写真の中にある素晴らしい作品「diamond ring」でコンテストに入賞しておられたが、
ご自身のブログで記事にされるのに先走ってはいけないので、ここで紹介するのは控える。



代わりにフラワーアート部門1位入賞の作品「四角いタンポポ」を上げておく。



タンポポの種子の部分に色付けをして四角い板に接着し苔の上に乗せたものだ。




ウエディングブーケ部門もたくさんの作品が展示され人気を集めていた。
花嫁さんを引き立てるものだろうが、うかうかするとブーケに負けそう。



ノハラアザミなど

2009-10-23 06:23:43 | 近所

ノハラアザミ(キク科)
市民の森の出口、小さな流れの岸に向かうようにノハラアザミが咲いている。



そこにやってきたのはホソヒラタアブだろうか。



虫たちに人気があるようだったが、気温が低いのかチョウの姿は見えなかった。



シラヤマギク(キク科)
林の中ではひっそりと咲くシラヤマギクを見た。
アザミとはずいぶん風情がちがう。



シロヨメナ(キク科)
シラヤマギクによく似ている花はシロヨメナ。
葉っぱが違うのだけれど、別名がヤマシロギクだったりして紛らわしい。


コウヤボウキとガガンボ

2009-10-22 06:13:30 | 近所

コウヤボウキ(キク科)
林の中でコウヤボウキがひっそりと咲いている。



コウヤボウキの頭花はたくさんの筒状花の集まりだ。
長く突き出た雌しべとクルリンとした花冠が面白い。



最初の写真には蜂が来ていたが、こちらはガガンボの仲間だ。



うんと拡大してみると、長い口吻を持っているのでヒメクチナガガガンボではなかろうか。

花のほうには細い冠毛も見える。


1泊で出かけますので、コメントの返信が遅れます。
よろしくお願いします。

木の実と花あれこれ

2009-10-21 07:32:24 | 近所

ニシキギ(ニシキギ科)
マユミなどと同じようにニシキギも実がはじけて赤い種が顔を出している。
紅葉も花を添える。



ウツギ(ユキノシタ科)
これはウツギの実。
白い花の姿から想像できない面白い形・・コマみたいだ。



キヅタ(ウコギ科)
これは実ではなくて、キヅタのまだ蕾の姿。



小さな花がポツポツと咲きはじめていた。



チャノキ(ツバキ科)
こちらは大きくしっかりしたチャノキの花。
雄しべがたっぷりでキヅタとはえらい違いだ。




シソ科とタデ科の花

2009-10-20 07:53:57 | 近所

レモンエゴマ(シソ科)
神奈川県自然保護センターにもシソ科の植物がいろいろ生えているが、
今回はレモンエゴマを見た。



花は少し前に終わっていた。
それでも茎についた白い毛が遠目には花のように見えた。




ヤマハッカ(シソ科)
伸びた茎をのぼって段々に花がつくのはシソ科に多い。



ヤマハッカも伸び始めはこんな感じ。
葉柄にちょっと翼が付いている。



保護センターにはボントクタデ、ミゾソバなどタデ科も多い。
しかし大きな木の根元あたりに一か所だけ紅い花が咲いているのには驚いた。



詳しい種類は分からないけれどソバの花のように見える。



ヤノネグサ(タデ科)
湿地のヤノネグサは十分に花開いていなかった。



アキノウナギツカミ(タデ科)
ヤノネグサとアキノウナギツカミはとてもよく似ているけれど、葉の形で区別できる。


林の縁で

2009-10-19 08:07:23 | 近所

追分市民の森の水辺にシャクチリソバが咲きだした。



ソバの花らしく白の芯に黄色、そして葯の薄紅が可愛い。



トキリマメは赤い莢がはじけて、中の黒い種が見えていた。




その前を通って笹の葉に止まったのはウストビモンナミシャクという蛾で、
止まった時にお尻を持ち上げるのが特徴のようだ。



ヤマガラは小さな実を探して木の枝から地面まで忙しく動き回っていた。
これからの季節、いろんな冬鳥を見るのが楽しみになってきた。

ラベンダーと温泉

2009-10-18 06:56:23 | 近所

夏にはラベンダー畑がにぎわう富田ファーム。
今はすっかり秋色だ。



わずかにサルビアが色どりを保っている。




ちらほら歩く人が向かう先にはちょっとした温室がある。



そこではラベンダーの花を見ることができる。



バスで来る人たちもラベンダーの香りを楽しむ。






車窓から・・・
翌日、白樺街道を通って上富良野町営バスで十勝岳温泉へ向かった。

マイカーなら止まって撮りたい風景を眺めながら、標高1290mの凌雲閣に着いた。



日帰り入浴させてもらって、露天風呂から標高2077mの十勝岳を眺める。

十勝岳は何度も噴火しているが、20年ほど前の小噴火以降は平穏が続いている。



富良野岳方面はすっかり雲の中。
温泉のあたりも帰るころには深い霧に包まれた。


富良野

2009-10-17 06:00:23 | 近所

先日、1泊で北海道へ行き富田ファームや十勝岳温泉を訪れた。

空港でバスを待つ間、駐車場のあたりを見ていると、
たくさんのナナカマドが紅くなっていた。



近寄ってみると小さな紅い実も。





中富良野駅から花人街道を渡ったところにオープンしたばかりの、
「シェーブル」というダイニングカフェでお昼を食べた。



じゃが芋のポタージュ


私が食べた、知床鶏とキノコのロティ


妻が選んだ、あいなめのポワレ ラタトゥイユ添え





このベゴニアが咲いていた富田ファームや十勝岳温泉の様子は次にゆずる。