今年のジャケツイバラは雨模様の中で見た。
ジャケツイバラ(ジャケツイバラ科 または マメ科)
枝先に大きな総状花序をつけ、遠目にもよく目立つ。
5枚の花弁の1枚に赤い模様が入る。
10本の雄しべが雌しべを取り囲んでいる。
いくつもの枝が絡み合う様子から蛇結茨の名前がついたとか。
別名カワラフジは川岸や斜面に多いからだろうか。
昨年の実が枯れたもの。長さは10cm近くあり幅も広い豆だ。
後ろに見えるノイバラも広い範囲に広がっていた。
猿取と猿梨
ジャケツイバラは古くはサルトリイバラと呼ばれたらしく、今でもそう呼ぶ地域があるという。
そのジャケツイバラと並ぶように蔓を延ばす可愛い白い花はサルナシだった。
サルナシ(マタタビ科)
キウイフルーツはシナサルナシを改良したものだそうで、
このサルナシの果実はキウイより小さいが似たような味がするという。
これは両性花。多数の雄しべに葯は紫色、雌しべの柱頭は多数の糸状に裂けている。
他に雄花が咲く雄株があるはずが、近くには見えなかった。