横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

冬のシジミチョウ

2013-11-30 06:43:37 | 近所



ヤツデの白い花は冬に盛りを迎える。







花の少ない時期アブやハエの仲間に人気があるがヤマトシジミなど蝶の姿も見られる。







シジミチョウといえば雑木林の周辺では冬でも暖かいとムラサキシジミが姿を見せる。






ムラサキシジミは表翅の斑紋の色がきれいだ。






こちらはウラギンシジミ雌の水色の斑紋。雄の斑紋は赤くなる。







ウラギンシジミは翅裏が銀白色で夏の間は止まっても翅を広げない。
冬には体を温めるためか翅を広げることも多いので赤や水色の斑紋を見ることができる。



木の葉

2013-11-28 06:01:49 | 近所



今年は何かと忙しく紅葉の有名なところへ出かけることもままならない。







しかし身近でも楽しめる木々はあるものだ。







モミジバフウはカエデの葉より大きく葉脈の様子が面白い。







先日の夜に吹いた強風で家の近くで大量の葉が落ちて吹き溜まりが出来ていた。
紅葉の木々はどうなっただろうか。


二人目

2013-11-26 06:59:17 | 近所



昨日、長女が出産し私たちに二人目の孫が出来た。
長男のところの男の子はもう中学3年なので実に15年ぶりだ。

娘夫婦は大変苦労の末にようやく授かったので大変喜んでいる。







今度の孫は女の子。
この子が成人するころまで見守ることができるよう元気でいたい。


良いことがあるかな

2013-11-23 06:10:55 | 近所



キチジョウソウ(ユリ科)
今年も我が家の鉢でキチジョウソウが咲いた。
旺盛な葉に比べると花の数が少ない。広い庭の一隅にあると花に気付かないかもしれない。
そのためか花が咲くと吉祥(めでたい兆し)とされたらしい。







吉祥は「きちじょう」とも「きっしょう」とも読む。
「きちじょう」の例としては東京の吉祥寺が有名だ。
しかし幼少期から学生時代まで京都で育ったので上京するまで吉祥寺のことは知らなかった。
京都には菅原道真ゆかりの吉祥院天満宮がある。こちらは「きっしょういん」と読む。







花序の上の方には雄花がたくさんつく。







そして下の方には赤い雌しべがある両性花がいくつか咲く。





冬が近いが

2013-11-21 06:36:00 | 近所



12月が近づいてもまだアカボシゴマダラの幼虫はエノキの葉を食べていた。
もう少し寒くなると枯葉の裏などで休眠越冬するのだろう。







アキアカネもまだ健在でチラホラ飛んだり翅を広げて日光浴したりしている。







イトトンボも池の近くで飛んだり止まったりしていた。







オオアオイトトンボであろうか。







12月初めごろまで見られるようだが、そろそろ産卵しておきたいところだ。







運悪くオオシロカネグモの網に引っ掛かってしまったのがいた。

早速オオシロカネグモがやってきたが何かもたもたしている。
オオシロカネグモは水面から上がってくるユスリカなどの小さな虫を捕る。
今回はトンボのような大きなものがかかって始末に困っているようだった。



晴れの日の雑木林

2013-11-19 06:36:08 | 近所



10日ほど前に雨模様の中を歩いた自然環境保全センターの雑木林。もう一度歩く機会があった。






今回は天気がよくて大いに気持ちがよかった。






前回は固く閉じていたリンドウが綺麗に開花していた。






近くではヒメツチグリの仲間も観察することができた。
よく見るツチグリとはちょっと違った姿だ。






スズメバチの駆除のためか幹にビニールが巻かれたところでジョロウグモが産卵していた。
もう冬が近いことの現れの一つだろう。



土も水もなくて咲く

2013-11-16 06:06:07 | 近所


家の中に紫色の蕾ができた。







球根から何本かの芽が出て、その先端に蕾がついている。







数日して花が咲いた。サフラン(アヤメ科)だった。







3裂して長く伸びた雌しべはラッパ状で先端にギザギザがある。
この真っ赤な色の雌しべを乾燥して着色料にすると鮮やかな黄色を出せるのだから驚く。








さてサフランは植えてない球根から数本の茎を伸ばし花が咲いた。

サフランの球根は6月下旬ごろ土から掘り起こして日陰で乾燥させる。
球根は夏の間は休眠していて涼しくなると芽が伸びて開花する。
器やザルに入れて日当たりの少ないくらいところに置いておくだけでよい。

花が咲き終わったら短く切った芽を少し出して土に植えると良いそうだ。


午時花

2013-11-14 06:28:04 | 近所



アメリカキンゴジカ(アオイ科)
上瀬谷の田んぼ近くで毎年アメリカキンゴジカの花がたくさん咲く。







今年は撮る機会がないうちに花の時期が終わっていた。
たくさんできた果実も種子を飛ばしてしまったのがほとんどだ。







キンゴジカは昼ごろの短い時間だけ開花している。その点で午時花と呼ばれるのだろう。

アメリカでないキンゴジカも金でないゴジカもあるわけだが今まで見る機会がなかった。







先日新宿御苑に行ったときに温室の中でゴジカと書かれたプレートがあった。







ゴジカ(アオイ科)
インドや東南アジア原産のゴジカの花は橙色だ。
アメリカキンゴジカよりずっと大きいが数は少ない。







シベなど花の作りがユニークなのだけれど今回はうまく撮れなかった。
葉はかなり細長い形だ。





木の実、草の実

2013-11-12 06:09:31 | 近所



神奈川県自然環境保全センターの一隅に無数のギンナンが落ちていた。
センターのギンナンは少し前に拾い尽くされていたのだが、この場所は気付かれていないようだ。







イヌガヤ(イチイ科またはイヌガヤ科)
そばにカヤとイヌガヤの木が並んでいてイヌガヤの方に実が出来ていた。







地面に落ちるぐらい熟したのは果肉が結構甘くて美味しい。







谷戸の方へ行くとウツギの木にからんだ蔓に黒緑の実が出来ている。







アマチャヅル(ウリ科)
花冠が落ちた跡が鉢巻のようで面白い。


秋が深まって

2013-11-10 06:32:58 | 近所



一枚の田んぼの真ん中で煙が上がっていた。







稲刈りや脱穀が終わって籾殻が燃やされているのだ。
来年の稲作のために役立つのだろう。







隣の田んぼでも籾殻の山が火をつけられるのを待っていた。







畦を歩いているとアザミが咲いていて葉や茎でない緑色のものが見えた。







カマキリがいたのだ。
カメラを近づけると両方の鎌を持ち上げた。







これ以上近づくなと威嚇しているつもりなのか。
参りました、お手上げですと言っているようにも見える。







二日後に同じ所を通るとまだ同じアザミにいた。







寒くなると動きまわる気力も弱っていくのかもしれない。



雨の中でも咲いていた

2013-11-09 06:15:07 | 近所



コウヤボウキ(キク科)
雨の自然環境保全センターは花が少なくヤクシソウなどは花弁を閉じてうなだれていたが、
同じキク科でもコウヤボウキはがんばって咲いていた。







頭花はリボンのような花弁を持つ筒状花が10個以上も集まっている。
雨に濡れていても蟻が来ていた。







カールした花弁の先に露をためている小さな花があった。







キッコウハグマ(キク科)
直径1cmもないが姿の良い花はキッコウハグマだ。







コウヤボウキと同じく筒状花だけの頭花だが、
筒状花がわずか3組しかないので大変すっきりしている。
今は雄性期で雄しべだけが見えているが、やがて雄しべの間から雌しべが顔を出すはずだ。



雨の中で

2013-11-07 06:17:48 | 近所



チドリノキ(カエデ科)
神奈川県自然環境保全センターでのミニ観察会は2回続けて雨の中の開催となった。

チドリノキは実の形からカエデの仲間と分かるが葉は切れ込みのない長楕円形だ。







リンドウ(リンドウ科)
雨の中では花も少なく昆虫たちもどこかで雨宿りのようだ。
リンドウも晴れていないと花が開かない。







マヤラン(ラン科)
林の中のあちこちにポツリポツリとマヤランが咲いていた。







マヤランは腐生植物だから菌類が頼りのはずだけれど、
1カ所で固まっているわけでないのは林全体がマヤランに適した環境なのだろう。







マヤランは6月に見たり12月に咲いたりしているので特別に花期があるわけではないようだ。


葉も面白い

2013-11-06 06:33:53 | 近所



新宿御苑の熱帯睡蓮。
全ての葉が根元のほぼ1カ所から四方八方に出て水面に浮かんでいる。

温室では熱帯の植物が見られるので葉も変わったのが多くて面白い。







キッショウテン(キジカクシ科)
刺されると痛そうな、強烈なトゲ。肉厚の葉の先端についている。







キッショウテンはリュウゼツランの仲間で花は60年に一度しか咲かない。







アロカシア・グリーンベルベット(サトイモ科)
深緑色に真っ白な葉脈から一見して厚手の葉かと思ったら向こうが透けている。







なるほどサトイモの仲間と思える葉の形だ。
アロカシアとはクワズイモの意味で、食用にはならず観葉植物として親しまれているようだ。







ベゴニア・マソニアナ(シュウカイドウ科)
ベゴニアといえば形も色もさまざまな花でおなじみだが、
ベゴニア・マソニアナは根茎性ベゴニアの1種で花よりも葉が観賞される。






珊瑚のような

2013-11-04 06:50:06 | 近所



サンゴノボタン(ノボタン科)
新宿御苑の温室に花序の姿や色が珊瑚みたいなのがあった。
東南アジアやアフリカなど熱帯で見られるサンゴノボタンだそうだ。







日本のノボタンよりずっと小さい花だが鉤形のシベなどはノボタンの特徴だ。







ジュズサンゴ(ヤマゴボウ科)
同じ温室に小さな白い花と赤い実が混じっているのがあった。
こちらは南米あたりが原産のジュズサンゴだ。







咲きはじめに真っ白なのは花弁でなく萼だという。







緑の実ができる。







そして成熟すると赤い色に変わり萼だけ緑色で残っている。







花序の変化とか緑の実が赤い色に変わっていくところはヨウシュヤマゴボウと似通う。
近所でよく見るヨウシュヤマゴボウは北米の方が原産だけど同じヤマゴボウ科の仲間だった。 


ツワブキ

2013-11-02 06:16:13 | 近所



今年は猛暑が残ったりしていたがやはり10月は10月。新宿御苑ではツワブキが満開だった。







暖かな日だったので蝶もやってきた。







ツマグロヒョウモンの雄。新宿御苑はパンジーなども多いので繁殖しやすいのだろう。







そして蜂は蝶よりずっと数が多かった。







ハラナガハナバチというのだろうか。ツマグロヒョウモンと呉越同舟の食事風景。







また至るところに赤とんぼが飛んでいた。







一休みのアキアカネ。今月いっぱいぐらい活動するのだろう。