横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

魔女からの贈り物

2006-05-31 11:12:13 | 近所

我が家の朝食は毎日トーストに紅茶、
それに野菜スープかサラダと納豆が標準。
トーストにはバターだが、きょうは苺ジャムが加わった。


この苺ジャムは魔女からの贈り物だ。
いつもブログで仲良くさせていただいている
ごん魔女さんのプレゼント企画に幸運にも当選したのだ。
ご主人(鉄人と呼ばれている)が丹精された苺を
ごん魔女さんが愛情をこめてジャムに仕上げられたもので、
手作りとは思えないお洒落なシールもうれしい。


苺の形が崩れていなくて、口に入れるとトロリとして甘い。
しばらくの間、朝食が楽しみになる。
お宅で採れたエンドウ豆も一緒に頂いたので、
こちらは昨夜の豆ごはんで堪能した。

ごん魔女さん、鉄人さん、ありがとうございました。


野生化した花

2006-05-30 15:30:37 | 近所

コレオプシス(キク科)オオキンケイギク
いま近所では、この花が目立っている。
大金鶏菊とは花弁のギザギザを鶏の鶏冠に見立てたものらしい。


高さ1mにもなって群生する様はコスモスのようでもある。
もとは栽培種だったのが、たくましく野生化したのであろうか。


ノコギリソウ(キク科)
ほかにも帰化植物や栽培種が野生化したものが見られる。
このノコギリソウも、この場所に毎年咲く。


これはセイヨウノコギリソウというのかも知れない。
まだ区別をよくしらない。


ヒルザキツキミソウ(アカバナ科)昼咲月見草
コレオプシスやノコギリソウより早くから咲いているヒルザキツキミソウも
北米から帰化して野生化したものだとか。
マツヨイグサや月見草の仲間で、これらが夕方から咲くのに対して
昼咲月見草は文字通り昼間から咲いている。


アカバナユウゲショウ(アカバナ科)夕化粧
これはマツヨイグサと同じく夕方から咲くので夕化粧だが、昼間でも咲いている。
オシロイバナのことも夕化粧というので、科名をつけてアカバナユウゲショウ。


ヒルガオ(ヒルガオ科)昼顔
これから日に日に数が増えると思われるヒルガオ。
朝顔と同じ1日花であるが昼を過ぎてもしぼまない。
この仲間のヨルガオ(よくユウガオと呼ばれる)は夏に咲く。

都会の郊外というのは野生化した花がたくましい。


ウツギのつづき

2006-05-29 19:13:10 | 近所

5月13日に「卯の花は、まだ?」 として、ウツギの名前のつく花を取り上げた。

そのときに咲いていなかったウツギのほか2種類が、最近咲いている。

ウツギ(ユキノシタ科)
今や卯の花が咲く垣根も少なく、
エゴノキなど白い花の多い季節であまり目立たない。


サラサウツギ(ユキノシタ科)
この菊咲きのような花は、
泉の森へ向かう道路際に何本も植えられている。


何の花か分からなかったが、よく調べてみると八重のウツギで、
ほんのりピンクが入ることからサラサウツギというらしい。
ウツギに比べると、華やかなものだ。


ハコネウツギ(スイカズラ科)
瀬谷駅前の小さな公園にはタニウツギにちょっと似た花が咲いている。
白い花が次第にピンクの濃い色に変化しているようだ。


ニシキウツギと非常によく似ているらしいが、
花筒が急に細くなっているのがハコネウツギだという。
その他の区別点を知らないので、確信はない。



雨が上がったので

2006-05-28 22:29:13 | 近所

イイギリ(イイギリ科) 雌花
ようやく雨が上がったので、昼から泉の森へ行った。
いつの間にかイイギリの花が咲いていた。


昨年の秋には、こんな赤い実をいっぱいぶら下げていた。


イイギリの雌花
イイギリもキウイなどと同じように雌雄異株だ。


イイギリの雄花
雄花はオシベも長く、全体的に雌花より大きい。


カラタネオガタマ(モクレン科)唐招魂
モクレンの仲間としては遅咲きのほうなのか、
ようやく小さめの花が咲いた。


キツリフネ(ツリフネソウ科)
ニリンソウなどが咲いた林は、
いまキツリフネが群生している。


カワセミ(カワセミ科)
シラカシの池に大勢のカメラマンが集結している。
みなさんの狙いは、池の中の木にとまるカワセミだ。
飛ぶときはカシャカシャカシャと連写の音が聞こえる。

とりあえず撮ってみたが、三脚もなく結果は見えていた。
集まった皆さんがバズーカのようなレンズを持っている理由も分かる。

雨の週末

2006-05-28 11:11:16 | 近所

アジサイに散ったエゴノキの花
この週末は雨続きで、多くの人をがっかりさせていることだろう。
横浜は二学期制を採用したために、
5~6月に行われるようになった運動会も影響を受けている。

植物たちには必要な雨かもしれない。

ミツバの花
セリ科の花で晴れたら撮ろうと思っていたが、
露・水滴を撮る練習にしてみた。


ハナカイドウの葉


ナツヅタ 高校の擁壁で


ドクダミ 校庭で

なかなか思うような絵には撮れないものだ。

午後は晴れそうなので、何か撮りに行こう。

キウイの花

2006-05-27 10:42:25 | 近所

我が家から近くの高校までは林を抜けていった。
この林が開発されて老人保健施設になる。
お世話になる施設かもしれないが、
すべての木が伐採された光景を見ると複雑な気分だ。


工事現場から左方向に上って行ったお宅の庭には大きな棚があって、
フェンスの外まで延びた蔓に花が咲いている。
キウイフルーツの花だ。


キウイ(マタタビ科)雌花
マタタビ科の仲間は、ほかにマタタビとサルナシぐらいしかない。
キウイは雌雄異株だから、近くに雌株と雄株とがないと実らない。
雌株につく花には白いメシベがいくつもある。


キウイ雄花
雄株につく花はオシベばかり。
どちらも花の径は3~4cmぐらいのものだ。

ここは毎年たくさん実が出来る。
秋に全部収穫されているから美味しいのだろう。

住まいと優しい絵

2006-05-26 13:48:51 | 近所

きのう、電車で3駅のところにある住宅展示場へ行ってきた。
家を建てるわけでもリフォームするわけでもない。
この3階建ての家の中を使って、金沢まりこさんの作品展が開かれているのだ。
 
金沢さんに関しては、昨年(3月28日) ひとはもっとゆっくりがいい で記事にした。

普段ここは、ある工務店が快適な住まいを、
お客さんに提案したりアドバイスするために用意しているものだが、
今週はギャラリーにもなっているのだ。


和室

ダイニング
家の中のすべての部屋、ロフト、廊下、中庭など
いろんな場所に金沢さんの優しい絵が展示されていた。
素晴らしい住まいと絵がマッチして、両方を楽しめた。


2階で

バスルーム

金沢さんのプロフィールや、
あかね雲、ターシャデューダ、君ヲ想フなどの素晴らしい絵と、
8月にみなとみらいで行われる展示会の予定などを 
HP 工房みちくさで見ることが出来る。

展示場を出ると玄関付近に花が飾られていた。
一番上の写真の右の方に見える赤い花はブラシノキ。

カリステモン(フトモモ科)ブラシノキ、赤いのは金宝樹とも。
同じフトモモ科のユーカリと同じようにオーストラリア原産らしい。
赤いのはオシベの花糸で花弁は咲いてすぐ落ちるという。


先日行った金沢動物園には白いブラシノキが咲いていた。
花糸は白いが全体としては黄緑色に見える。
蕾を見るとたくさんの花の集まりだということが良く分かる。





スイカズラの仲間

2006-05-25 15:53:20 | 近所

ツキヌキニンドウ(スイカズラ科)突抜忍冬
昨年は、この花を探したものだが、
今年は比較的近いところで見つかった。


忍冬とはスイカズラのことで、
花茎がすぐ下の葉から突き抜けているように見えるので、
ツキヌキニンドウと呼ばれる。
葉は対生だけれど、この葉だけは2枚が合着して1枚のように見える。


スイカズラ(スイカズラ科)吸葛、忍冬
スイカズラも去年は気が付かなかったけれど、
近くの高校のフェンスやそばの林にいっぱい咲いている。


どれも二つの花が寄り添って咲く。
白い花がだんだん黄色くなって、白と黄色の花が並ぶので
金銀花とも呼ばれる。何かおめでたい感じの花だ。


ガマズミ(スイカズラ科)
近くの林ではガマズミも花の季節だ。
同じスイカズラ科でもツキヌキニンドウはスイカズラに近いが、
オオデマリ、ヤブデマリなどはガマズミに近い仲間だ。


カンボク(スイカズラ科)肝木
金沢自然公園で見たカンボクもガマズミに近い仲間で、
シダの谷にひっそりと咲いていた。
三裂した葉はちょっとカエデ類を思わせる。


セージかサルビアか

2006-05-24 18:55:50 | 近所

チェリーセージ(シソ科)サルビア・ミクロフィラ
先日の金沢動物園の中で見かけたチェリーセージは
木質化して大きな株になっていた。
セージは英語から、サルビアはイタリア語から来ているようだ。


チェリーセージ(シソ科)サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス
チェリーセージは色のバリエーションがあって、
ご近所のホットリップスもそのひとつだ。
前にホットリップスという名前を知らずに載せたことがある。
気温の低いときに白い部分が増え、夏は赤一色になるらしい。


パープルセージ(シソ科)サルビア・オフィキナリス
泉の森に咲いていたのはコモンセージの一種で、
若い葉が紫色をしていることからパープルセージと名づけられた。
コモンセージはハーブとしても、料理にも使われる。


自然の中の動物園

2006-05-23 15:22:10 | 近所

先日、金沢自然公園へ行った。金沢動物園ホームページ
自然の地形を生かして山肌に植物区と動物園が配置されている。
くねくねと長い滑り台などが楽しいこども広場や、
バーベキュー広場も用意されている。
もちろん自然林やシダの谷などでは草木の花が豊富に見られる。

ちょっとした池でメダカが泳いでいた。
知る人ぞ知る吉本の池乃メダカ、ではない。


桐:ゴマノハグサ科
バーベキュー広場のちょっと下に咲いていた桐の花のほかにも
ヒトツバタゴ、スイレン、カンボク、ピラカンサなどいろんな花が咲いていた。
4月はもっと華やかだっただろう。

動物園はユーラシア、アフリカ、アメリカ、オセアニアのゾーンに区分されていて、
各区の間は何分か山道を歩いて行くようになっている。
また象とキリンはいたが、ライオンや虎もいないしサル山もない。
種の保存に力を入れているので珍しい動物たちが中心だ。
一部を載せておこう。

モモイロペリカン:アフリカ区
繁殖期に羽が桃色になるという。


ヒガシクロサイ:アフリカ区、希少動物
去年1月に生まれた男の子がまだ乳離れしないのかな。


インドガウル:ユーラシア区、希少動物
世界最大級のウシ、体重は1トンにもなる。でも臆病らしい。
足の下のほうは白いソックスをはいているし、
角の間のふくらみには毛がふさふさ。


マーラ:アメリカ区
南アメリカ南部の乾燥草地に住み、
一夫一婦性が一生続く。


オオツノヒツジ:アメリカ区
お母さんの角で自分の頭をゴシゴシ掻いている子供。
山や崖の見晴らしの良い岩にいて、オスはカールする大きな角を持つ。


アオバネワライカワセミ:オセアニア区
鳩より一回り大きいぐらい。
見ている間じーっとしていて、一度だけ泣き声を聞いたが、
笑い声かどうか微妙だった。


ユーカリ:フトモモ科
この木がこんなに植えられているのは・・・


コアラ:オセアニア区、希少動物
コアラは1日に17~20時間も寝るという。
ちょうど食事の時間に行き合わせた。


この子は満腹になったのか、どこかへ行きたがっている。
行ったり来たり可愛いしぐさだった。

実の形もさまざま

2006-05-22 19:40:41 | 近所
春になって、草も木もいろんな花が咲いて、
目を愉しませてくれた。ときには香りのおまけもついた。
花が咲けば、たいていは実が出来る。
まだ熟したり種を飛ばしたりする時期ではないようが、
いくつか今の様子を見ておこう。
ムスカリ
ユリ科
3つの翼で出来ていて横から見るとハート型。
この中に小さな種が入っている。
バイモ(アミガサユリ)
ユリ科
こちらは翼が6個で面白い形をしている。
オダマキ
キンポウゲ科
クレマチスの仲間やオキナグサとちがって
髭もじゃではない。
ちょっと見ではチューリップのような形だ。
コノテガシワ
ヒノキ科
花も面白い形だったが実も面白い。
ロウバイ
ロウバイ科
ちょっとピンクに色づいているところは
梅にも似ているが形はかなり違う。
コブシ
モクレン科
ちゃんと受粉していれば
握りこぶしのような形になるのだが、
これはどうなのかな。
ヒメコウゾ
クワ科
実の中には、熟すと美味しいものもあるが、
この実はどうだろうか。
やめた方が良いとも聞く。
ブルーベリー
ツツジ科
こちらは夏に摘み取って
ジャムなどにして美味しい。
ナツグミ
グミ科
これは山などで見つけると、
ちょっと摘まんでみたくなる。
サトザクラ
バラ科
この赤いのはまだ硬い。
黒く熟したのもつまんでみたが
苦味があった。
やはりサクランボには及ばないようだ。
ボケ
バラ科
これはジャムにしたり
ボケ酒を作ったりできるらしいが、
まだ作ったことも食べたこともない。
シロヤマブキ
バラ科
4つの実が特徴だが実らないのも出てくる。
いずれ黒く輝く。
同じバラ科でも食べることはないようだ。
ミヤサマカエデ
カエデ科
この葉を持った木の名前が分からず、
長く悩んでいた。
この実を見てカエデ科らしいということから、
ミヤサマカエデ(宮様楓)と知った。
ノムラモミジ かな?
カエデ科
カエデの仲間の実は
プロペラか翼のようなものをつけて
遠くへ飛んでいく。

アカシアと仲間たち

2006-05-21 20:23:40 | 近所

境川の堤防に何本か大きな木があって、どれも花で白くなっている。


ハリエンジュ(マメ科)ニセアカシア
近づいてみると藤の花にちょっと似て、良い香りがする花がいっぱいだ。


別名ニセアカシアだが、日本では普通にアカシアと呼ばれている花だ。
アカシア蜂蜜はこの花の蜜だという。


ハナエンジュ(マメ科)アカバナニセアカシア、バラアカシア
ご近所の庭に咲いていたこの花は、しばらく何か分からず悩んでいた。
花はハリエンジュよりちょっと大きいが、どうやら仲間のハナエンジュらしい。


キングサリ(マメ科)キバナフジ
ハナエンジュのすぐそばのお宅では、
藤の花のように下がり、花の形はハリエンジュにも似た黄色い花が咲いている。
金鎖とは面白い名前だ。右はアブチロンかな。


エンドウマメ(マメ科)
マメ科が続いたので、豆の花も撮ってみた。


ハナウド

2006-05-21 07:42:41 | 近所

ハナウド(セリ科)花独活
境川の堤防のこちら側の道路際に、
放射状に開いた白い花の塊が何本も見えた。
ハナウドのようだ。


ハナウドと言ってもウコギ科のウドとは別のもので、
シシウドとともにセリ科の花だ。
不ぞろいな花びらの形がユニークだ。早いものは実になっている。


セリやニンジンなどセリ科の花は、このような咲き方をするものが多い。
ミツバもセリ科だが花のつきかたは、ちょっと可愛いいらしい。

いまごろのバラ科

2006-05-20 09:07:48 | 近所

バラ(バラ科)
ご近所に、たくさんのバラを楽しめるお宅がある。
ていねいな丹精で葉もきれいだし、どの木も蕾がいっぱい付いている。


カナメモチ(バラ科)アカメモチ、ベニカナメモチ
バラ科の仲間は梅からはじまっていろんな花が、つぎつぎと姿を現す。
小学校の生垣で見た小さい梅のような花のかたまりは、
新芽が赤いのでアカメモチとも呼ばれるのだろう。


シャリンバイ(バラ科)
こちらは公園の植え込みなどの低いところで咲くシャリンバイ。
タチシャリンバイとかマルバシャリンバイとか、区別を良く知らない。


ノイバラ(バラ科)
ノイバラも近くの林や川辺のあちこちで見かける。
冬芽を見ようと探したときには、こんなに生えているとは思わなかった。


塀に生えて咲いていた藤の花の向かいのお宅では、
山椒のような木に大きな花が咲いている。
山椒は小さい黄色い花のはずだが・・・


サンショウバラ(バラ科)ハコネバラ
別名の通り、富士箱根周辺地域に自生している花のようだ。


我が家の狭いところにも何種類かのバラが咲いている。



ヤマボウシとドクダミ

2006-05-19 14:19:41 | 近所

ヤマボウシ(ミズキ科)
雨の中休みに木の上を見ると、
ハナミズキを引き継いでヤマボウシが咲きだしている。
花びらに見える白いのは総苞で、緑色の法師頭がこれから咲く花序だ。


ドクダミ(ドクダミ科)
足元を見ると梅雨に似合うドクダミまで咲き始めた。
花の構造はヤマボウシに似ている。


小さな花に花弁はなく、黄色いオシベ3本と先が3裂した白いメシベからなっている。
よく見るとそれぞれの花の脇に白く細いものもついている。これは苞だろう。
花序の一番下の方の苞が発達したものが、大きい花びらのように見える総苞だ。
総苞は4枚のことが多いが、少し小さいものが加わることもあるようだ。


=付録=


前に見たオキナグサの花。こちら
5月1日に実のできたところの写真を載せたが、翁の名前ほどではなかった。
きのう花を見たのとは違う場所で、髭が立派になったのを見つけた。

前に見た実は下の左のに近い状態であった。