東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 29/29 (完成)

2020年10月18日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 羊の毛刈りから約半年、ようやく羊毛の手紡ぎ布が完成しました。仕事や野良仕事などの合間をみてはのんびりと制作しました。紡ぎ,染色,そして織りなどの専門家ではない私でも、経糸も横糸もすべて自分で紡いだ布が完成しました。山口県産(田布施農工高校)の羊毛100%です。完成までの道のりは、下のそれぞれの作業工程をクリックしていただけたら分かるとと思います。
 羊の毛刈り原毛洗浄1原毛洗浄2カーディング足踏み紡ぎ1足踏み紡ぎ2かせくり
 染色1染色2染色3染色4染色5玉巻き経糸径テスト整経経糸染色1経糸染色2
 筬・綜絖通し1筬・綜絖通し2筬・綜絖通し3筬・綜絖通し4横糸追加1横糸追加2
 デザイン織り1織り2織り3フリンジ加工完成

         ようやく完成した羊毛手紡ぎ布


 前回フリンジ加工しましたが、私はフリンジについてあまり知りませんでした。そのため、ほとんどはKさんにやっていただきました。ありがとうございました。また、織機をお借りしたSさんもありがとうございました。今回は、手作り布をぶら下げる支柱を短く切ったり、その支柱に糸を付ける作業をしました。この糸を使うことによって、掛軸のように布をぶら下げることができます。この糸を支柱に取り付けてようやく、羊の毛刈りから約半年間かかって手紡ぎ布が完成しました。薄い彩雲のような柄にもみえるため、作品名をタペストリー「羊紡染彩」にしようかと思っています。とにかく山口ウール展に出せる作品が完成したので良かったです。

  支柱に糸を付ける    掛軸のように吊るす   野外で完成布を鑑賞
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする