東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 28/29 (フリンジ加工)

2020年10月12日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 織機から手紡ぎ毛糸布を取り外す日がやってきました。フリンジの言葉さえもよく知らなかった私です。このさいkさんに教えていただき、織機から手紡ぎ毛糸布を取り外してフリンジ加工をしました。敷物にしようか、足ふきマットにしようか、座布団にしようかなど考えていましたが、結局タペストリーにすることになりました。次回、吊り下げ加工すれば晴れて完成となります。

       羊の毛刈りから約半年、ほぼ完成のタペストリー


 最初ハサミでチョキチョキ切ろうと思っていましたが、切らないことにしました。経糸を止めていた糸を解いて外すことにしました。つまり、織れなかった経糸を全部残してフリンジとすることになりました。私はその辺のところは知らないので、言われるままに織機から外しました。段ボール織りでも切った経糸をフリンジとして加工します。ただし、フリンジとは言っても切った経糸を2本ずつ結んだだけです。単にほつれないようにしただけです。

   経糸の糸を解く     綜絖と筬から外す    取り外した経糸
  

 手紡ぎ毛糸布を織機から完全に取り外すと、机の上に広げてみました。そして、どちら側を下にするか決めました。その結果、経糸が多く残っている側を房として下側にすることにしました。そして、コットンクラブで糸巻き台を制作した時に余った丸棒を横に通して、布をぶら下げることにしました。あれこれ末端の始末をして、何となくタペストリーらしくなりました。今回いろいろ教えていただり加工してただいたkさん、ありがとうございました。
 次回、丸棒を短くしたりぶら下げる紐を付けたりします。そして、ようやくタペストリーの完成となる見込みです。

   上部:細い木製丸棒を通す     下部:残した経糸を房として残す
 

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