東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

実り始めた、昔懐かしの硬質トウモロコシ

2020年10月06日 | 野菜:果菜

 8月初めに種まきした硬質トウモロコシが実り始めました。あまりに遅く種をまいたので、収穫できないだろうと思っていました。しかし杞憂でした。暑い夏でしたので、ぐんぐん育ったのではないかと思います。トウモロコシは光合成の効率が良いC4植物とのこと。そのため、効率よく二酸化炭素を吸収することができ成長が早いそうです。毎年6月頃に種を蒔いていますが、7月遅くに種をまいても十分収穫を見込めることが分かりました。今、雄花と雌花がどんどん出ています。ちなみに硬質トウモロコシとは、販売されているスイートコーンと品種が違います。昔田舎でよく育てていた実が硬いトウモロコシです。火であぶってから、歯でかみ砕いて食べます。

    8月上旬に種まきした硬質トウモロコシ、もう実り始める   


 盛んに出ている雌花のひげですが、白いものに加えて紺色のものがありました。紺色のものはあまり見たことがありません。雄花を切り取って、よく受粉するように雌花のひげにこすりつけました。この調子だと11月上旬にはトウモロコシを収穫できるのではないかと思います。焚火を始める季節でもあるので、子供の頃のように火であぶりながら食べようと思います。今の子供は焚火もできないし、硬いトウモロコシをかみ砕くことも知らないと思います。とても硬いトウモロコシですが、噛むほどに美味しさが口内に溢れます。私だけの秘めた至福の時です。

    雌花の白いひげ            雌花の紺色のひげ
 

コメント
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