東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 18/29 (筬,綜絖通し 1/4)

2020年08月01日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 仕事と野良仕事が少し空いたので、経糸を織機に張る作業をしてみました。経糸のほつれで筬や綜絖を通すことができないのではないかと心配していましたが杞憂でした。しかし、想定外のいくつかに遭遇しました。その一つが、綜絖通しが綜絖の穴を1cm位しか通らないことです。二つ目が、経糸を綜絖の穴に通すときに、二つ折りになった経糸が通りにくいことです。こじるようにすれば何とかなりますが、プラスチック製の綜絖がたわんで壊れないか心配です。三つめが、綜絖二枚の間で経糸を手渡すのが難しいことです。狭くて手が届かないため、筬通しを使って経糸を綜絖通しに渡しています。そんなこんなで経糸張りに苦労しています。やっとのこと薄黄色の経糸24本を綜絖に通しました。

     やっとのこと綜絖に通した薄黄色の経糸24本


 ところで、経糸の色の順番は、薄朱,薄緑,薄黄,薄青,そして薄茶にしました。中心となる薄黄の経糸を最初に張ってみました。薄黄の経糸の中心部を織機に固定しました。そして、綜絖通しを使って慎重に経糸を通していきました。整経台で経糸を作った時に結んでいたあやがとても役に立ちます。経糸を綜絖に通す作業は、卓上織機で布を作った時に経験(3月)していました。その経験がとても役に立ちました。

  5色の経糸の並び    経糸の中心を固定    経糸のあや部分
  

 あやを頼りにしながら、偶数番目の糸と奇数番目の糸を間違いなく綜絖に通します。とても目が疲れます。老眼鏡のお世話にならないと、とても経糸を通すことができません。忍耐の連続作業といったところでしょうか。今回は、薄黄の経糸24本を綜絖に通すことができました。次は、経糸を筬に通す作業です。焦らずのんびり作業するに限ります。

  綜絖通しに経糸1本を掴ませる     綜絖に通した経糸24本
 

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