東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

10月最初の楽しい木工工作(巣箱作り)

2020年10月13日 | 子供の育成関連



 10月最初の少年少女発明クラブの活動です。9月から引き続いて木工工作です。去年は木箱作りでしたが、今年は少し難しい巣箱作りです。私が子供の頃、ほとんどが農家の子でした。そのため、納屋にはいろいろな道具がありました。さらに、私の祖父は大工でした。大工として岩国の錦帯橋修理をしたそうです。つまり、納屋には大工道具を含めていろいろな工具がありました。そして、その道具で遊んで怒られたような記憶があります。小学6年頃には、ノコギリや斧などほとんどの道具を使えるようになっていました。これらの道具が使えるかどうかは、やはり家庭環境にあるのだと思います。

       板を切る前に図面を書く、子供にはこれが難しい


 3年前にも巣箱を作らせたことがあります。その時は、あらかじめ板に線を引く位置を教えました。型紙のようなものを子供達に渡したのです。そのため製図も何もしないで、言われたとおりに板に線を引いただけでした。なぜその長さなのか、などを考えずにいきなり工作に入りました。今回は、自分で図面を書いてから、板に線を引くことにしました。予想はしていましたが、今の子供にはとても難しいようです。

  書いた図面を確認   図面どうりに線引き   鳥が出入りする穴
  

 3年前の巣箱作りは、2回の活動(2時間 x 2回)で完成しました。早くできた子は巣箱に色を塗る余裕があるほどでした。しかし、今回は2回の活動で巣箱を完成した子はいませんでした。それだけ、巣箱の形を自分で考えて工作することが難しいことが分かります。次回3回目が最後の巣箱作りです。今回の出来具合だと、完成するのは10人中8人ではないかと思います。図面をいい加減に書いて、いきなりノコギリで板を切り始めた子がいました。次回完成するかどうかハラハラします。
 今回の木工作の目的は、巣箱を綺麗に完成させることではありません。いろいろな道具を体験して使い方を学ぶことです。ノコギリを使っていて指を怪我した子供がいました。それも一つの勉強だと思います。

  ノコギリで真剣に板を切断       鳥が出入りする穴の研磨
 

コメント
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