東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 20/29 (筬,綜絖通し 3/4)

2020年08月11日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紡いだ糸を織って布を作ることはそれなりに楽しいのですが、個人的には1番面倒なのは経糸を張ることです。私が紡いだ経糸はたこ糸のように双糸になっていません。染色したりしているうちに撚りが緩くなってしまいました。そのため、筬や綜絖の穴を通しにくくて困りました。今回やっとの思いで120本の経糸を筬や綜絖を通しました。しかし、筬や綜絖が軽やかに動いてくれません。とても織りにくいのではないかと思います。

         やっとの思いで筬と綜絖を通した120本の経糸


 ところで、経糸の長さに思ったより余裕がありません。そのため、経糸の端をなるべく無駄がないように止め直しました。最初、24本の経糸を一括りしていましたが、6本ごとに括りました。布を織る場合、経糸を余裕を余裕を持たせておく必要があります。布を何度も織ったことがないため、そのことに気が付きませんでした。

 経糸の端を6本ごとに    6本ごとに括り直す   薄赤の経糸を加える
  

 そんなこんなで、苦労しながら120本の経糸を筬や綜絖に通しました。今後は、織り始めの端を縛って固定する作業があります。整経台で同じ長さで経糸を取ったはずでしたが、染色などしているうちに微妙に長さが違ってきました。120本の経糸が同じ張力で張られるように固定しなければなりません。そして、織り終わりの方に経糸を巻き締めます。それが終わって、ようやく横糸を張ることができます。ちゃんと織れるでしょうか。

  72本の経糸を筬と綜絖に通す      120本の経糸を通し終える
 

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