東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

各種綿が開花中、秋に綿の収穫

2019年08月26日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色
 夏も終わりに近づいて綿畑は賑やかです。ほとんどの綿は花が咲いています。この賑やかさだと、秋は綿の収穫で忙しくなりそうです。ところで、今年の綿作りで大失敗したことがあります。それは、和綿が芽生えた時にネキリムシの被害にあいました。全滅の株がたくさんありました。その後、その株に和綿の種をまいたつもりでした。ところが、間違えて洋綿の種をまいたようです。和綿の中に洋綿が花を咲かせていて、そのことに気が付きました。今、洋綿と分かりしだい株ごと引き抜いています。やれやれ。 
 
         特徴的な和綿の花、洋綿のようにピンク色にならず


 和綿の次に多く栽培しているのが洋綿(バルバゼンセ)です。去年と同じ畑で栽培しているのですが、育ちがよくありません。おそらく連作したための忌地(いやち)現象だと思います。去年同時期と比べて背が去年の半分程度しかありません。ただ、背は低くても花がどんどん咲いているため、綿の収獲はできそうです。今年初めて種をまいたジャンボコットン(品種不明)も順調に花を咲かせています。何故ジャンボコットンなどと言う名前があるのか、綿が収穫できてから分かると思います。他の洋綿と同じならば来年は栽培しないつもりです。
 
  ジャンボコットンの花   和綿に似た灰綿の花    洋綿(バルバゼンセ)
  

 ところで、灰綿の花が和綿の花にとても良く似ています。今まで洋綿と思っていたのですが、和綿と同じ系統品種なのでしょうか。さて、唯一花が咲いていないのが緑綿です。綿の色がやや緑色をしています。緑にむらがあるため、よくカーディングしないと均一な緑になりません。退色するようで結局灰色に近い色に落ち着きます。扱いにくい綿です。一番元気に花を咲かせているのが茶綿です。この綿は繊維が短いため、やや紡ぎに難点があります。しかし、最初から茶色が濃いので染色の必要がありません。綿の中で一番色が濃い茶綿です。

 これから花が咲く緑綿のつぼみ       元気に花を咲かせている茶綿 
コメント
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