東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施コットンクラブ 藍染めと玉巻きほか

2019年08月25日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 8月最後の田布施コットンクラブの活動をしました。今回は、皆さんに藍染めの初歩を体験していただきました。藍染めと言うと普通、紺屋(藍染めを仕事にしている家)さんに行って白い布やシャツを藍色に染めます。一昨年のことですが麻里府で藍染めしましたが、とても紺屋のようにはいきませんでした。今回は誰でも容易にできる生葉藍染めをしました。生葉藍染めに使った藍の葉は、5月に移植した藍の葉です。生葉藍染めは、取り立ての新鮮な葉を使うことが一番のポイントです。

         生葉藍染めの作品を窓ガラスに貼って鑑賞


 藍染めする前に藍畑に行きました。藍が育っている畝は20m位です。各人散らばって一番良さそうな葉を選んで収穫しました。室内に戻ると、布の上に藍の葉を好きな形に置きます。さらに、布と葉をサランラップで覆います。そして、金づちで叩きます。葉汁が布に染みるほど強く叩きます。葉の形が出るように、葉の周辺を特に強く叩きます。叩き終えると、布を取り出して流水で洗います。葉脈などの繊維分が残らないように強くごしごしと洗います。すると、布に葉の形に藍染めが残ります。

  新鮮な藍の葉を収穫     金づちでトントン    流水で布をごしごし
   

 各人、さまざまな形に葉を置いて生葉藍染めをしました。そのため、いろいろな作品が出来上がりました。作品はハンカチにしてもいいし、コースターにしてもかまいません。生葉藍染めが終わると、前回に続いて玉巻きをしました。今回は、Kさんと私の2台の玉巻器を使いました。私は相変わらず経糸作りに専念しました。疲れた頃に皆さんと楽しく談笑しながら休憩をとりました。

    藍葉の表と裏で染めた作品       みんなで楽しく玉巻き作業
 

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