東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

天に刺さるように育つサトウキビ

2019年08月24日 | 麦,穀類,雑穀

 背がなかなか伸びなかったサトウキビが、8月に入ってからだいぶ大きくなりました。高さも3m近く伸びているため、私がいくら背伸びしても先端を見ることができません。また、根本から別の葉が伸びてきました。茎の太さも3cmはありそうです。ただ、サトウキビの株の数が6株位ですので、秋に茎を収穫して絞っても黒砂糖を作ることができるか微妙です。田布施産黒砂糖はまだまだ先の事になりそうです。田布施町でサトウキビ栽培が難しい一番の原因は寒さです。10本の茎を越冬させても、寒さで半分くらいは枯れてしまいます。また、越冬できても育つのはさらにその半分です。そのため、なかなか本数を増やすことができません。

            真夏の青空に向って背伸びするサトウキビ


 越冬の方法をいろいろ試していますが、今年は畑で越冬できたサトウキビが2株ありました。野外でも越冬できるのです。寒さが緩和されるように、株元に土を山のように盛るなどの工夫をしたからだと思います。一方で、茎を室内で越冬させるには温度と湿度を保つ必要があります。1月まではどの茎も青々としていますが、2月~3月の間に変色して枯れてしまいます。この期間、暖かい日に太陽光を当てると生存率が上がるようです。この冬も試行錯誤が続きます。

   太くなったサトウキビの茎       サトウキビの葉の上にバッタ
 

コメント
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