湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

カラメルオレに固まるオレ

2009-01-22 23:24:48 | B食の道


それは、今週の月曜の朝のことだった。
出勤途中で買ってきた飲み物を冷蔵庫に入れようとした時だ。
なぜか、オレの『カラメル・オ・レ』が冷蔵庫の上にポツンと置かれていたのだ。
愕然とした。だって、『10℃以下で要冷蔵』と表記されているのに、土日の2日間『10℃以上でNO冷蔵』だったということだ。
去年の11月ごろ、店頭から姿を消してしまったKIRIN『世界のキッチンから~カラメル・オ・レ』。買いだめしておいた内の1本を賞味期限ギリギリで飲もうと考え、冷蔵庫の奥にこっそり温めておいたのに。「温めておいた」は、おかしいな。大事に寝かせておいたのだ。これも発酵するわけではないからおかしいか(笑)。いや、そんなことは、どーでもいい。確かなのは、オレの『カラメル・オ・レ』が、本当に温まってしまったということである。
一瞬、固まったオレだったが、すぐにまた『カラメル・オ・レ』を冷蔵庫の奥に押し込む。ここまで頑張ったのだから、なんとかなるのではないか。もう少し頑張ってくれ!
祈りを込め、また温めた、いや寝かした、いや冷やした…
そして今日、満を持して、しかし大きな不安をはらみながら、遂にストローを刺した。
チュルルル…

(ここでビフォーアフターの曲がBGMに)。
なんということでしょう。甘く、にがく、そして少しだけショッパイ独特の味わいが、あの日とまったく変わらず口の中に広がっていくではありませんか。

そう、チルド飲料にとっては致命的ともいえる試練を経験してもなお、まったく風味を損なうことなく、頑張ってくれたのだ。ありがとう、オレの『カラメル・オ・レ』。もう下痢ぐらいでよければ、いくらでも下ってやろうではないかとキッパリと思えるのだ。
僕は全身全霊でゆっくり味わい尽くし、やがて訪れるかもしれない下腹部の痛みを、いま静かに待っているのである。