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夕べは10時前に床についた。
痛めた腰も、お風呂で温まったことでだいぶ楽になっていたようだ。すぐに寝入ってしまった(いつものことか)。
次に目が覚めたのは、まだ2時前。
いやあ、これからまだたっぷり眠れるぞと得をした気分で寝返りを打とうとしたら、動けない。腰がドエリャーことになっていた。
痛まないように注意を払いながら、そして痛みをこらえながら体の向きを変えてみる。おぉ、動く、動く、あぁよかったぁ。
動いたついでに、トイレにでも行っておこうか…。
んっ?
起き上がれないぞ。え~っと、こっちに力を入れると痛いから、こうやって、ああやって…と、まさに暗中模索しながら(笑)、ようやく立ち上がることに成功した。
歩行にはそれほど苦労しなかったが、今度は腰をおろし寝転ぶのに時間がかかった。ようやく体を横たえたものの、どう体勢を変えてみても腰に“くる”ので眠れないのだ。
結局、寝つけないまま4時半に起床してしまった。
髭を剃る、顔を洗う、歯を磨く、靴下を履く、トイレで座る…やることすべての動作で、腰がいかに重要な役割を担っているかを思い知られるのである。
靴を履くときは、妻に靴ベラを差し込んでもらったほどだ(笑)。
真っ暗な駅への道のりは、ふだんの倍を要す。時々やってくるピキッという激痛に、つかまるところを探して手が宙を舞う。ちょっとした段差が、かなりのダメージになるのだ。
駅ではエスカレーターやエレベーター、階段の手摺りが心強い。早い人の流れに乗れずに恐い思いをする。通勤弱者ともいえる立場になって初めて、いつもは気づかないことを全身で実感することになった。
そのかわり、会社では「大丈夫ですか」「持ってきますよ」「やっておきますから」と、みんなの優しさが涙が出るほど嬉しかったりするのである(もちろん十分イジられたけどね)。
調べてみるとこの『ジックリ腰』、どうやら疲労性の『ぎっくり腰』のようだ。一瞬で来ない『ぎっくり腰』というのもあるんですね。もっとも、それも病名ではないらしいが。
残念ながら、寄る年波に逆らうことはできない。気をつけることが、どんどん多くなるなあ。
写真の犬、ふんわり丸まって。うらやましい。