神保町は小さな建物が多いエリアだが、ちょっと南へ進むだけで大きなビルばかりになる。
そんなビル街の中にも、所々で魅力的な近代建築に会える。その前を歩く昼休みのビジネスマンやOLたちは、当たり前の風景だと思って気にもとめないようだけどね。
僕などは、こんな古いビルのカビ臭い一室で、暑かったり寒かったりで苦労をしながら仕事がしてみたいなどと思ってしまう。
おっと、ウチのビルだって昭和の竣工で、冷暖房の効きが悪く快適とはいえなかった(笑)。
今日は三省堂書店に行った足(もちろん自転車)で、ぐるりと回ってみた。時間があれば、このあたりもゆっくり“歩いて”みたいなあ。
上の写真は『共立講堂』のモダンな入口。昭和9年の建物だ。
『博報堂』旧本社屋は昭和3年建築。お化粧直しか、それとも壁の落下防止のためか、現在緑色の網がかけられている。
『学士会館』は、巨艦のようで圧倒される。こちらも昭和3年のもの。上階にいくほど窓が小さくなっているとこの本に書いてある。だからだな、建物自体がでっかく見えるのは。
その窓の意匠がどうしても「♪6月6日に雨ザーザー降ってきて~」のかわいいコックさんに見えちゃうんですよね。