湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

上野界隈2時間散歩

2008-05-05 22:21:30 | お休み日和


というわけで、浅草で昼食を取りぶらぶらしてから、目的地であるアメ横へ。
ただし、妻はいつもどおりスポーツショップめぐりなので、上野駅で別れて一人界隈をぶらり。
実は、古い建物が多そうなので、ただ気の向くまま歩いてみた。
ありますね、驚きますね、どこを歩いていても次々現れる。あまりにたくさんありすぎて、ここではアップできませんが、このあたりはいくら歩いても飽きることはありません。
ただ、残念なのは、やはり耐久年数が迫っている(過ぎている)のか、空き家になっていたり、商店も廃業していたりが多いこと。なんとかうまく残したり、活用していく方法はないのでしょうか。いい建物なんだけどなあ。
それにしても、小田原熱海横浜もそうだけど、古い建物で頑張っている商売で目立つのが床屋さんだ。どれも、映画のロケにそのまま使えそうな理髪店です。

上の写真は、あの同潤会アパートの一つ「上野下アパート」(昭和4年建築)。敷地内には井戸もあるらしい。






上野らしく西郷医院さん(笑)。どんな先生でしょうか。


造作が細かい、ステキな建物。現役のようです。


4軒続きの看板建築


一番奥は、牛乳屋さんだったようです。エンゼルマークと何か球体が…


「マミー」の販促物だったらしい。


なんとも雰囲気のいい喫茶店です。


よくできた鳩の細工だと思ったら、ホンモノでした。


古い家の中を、ちょっと覗いてみました。というのはウソで台東区立下町風俗資料館の展示物。


そして、さらに路地の奥へ…(こちらも民族資料館にて)





おまけは、この一枚。民族資料館の前で行なわれていた紙芝居。なぜかポストを抱いて鑑賞する女性。

昭和のおばちゃん仕切る

2008-05-05 21:44:53 | B食の道


GWに浅草なんぞに行くもんじゃありませんね。
あの雷門の提灯の手前からもう渋滞。って、クルマじゃないですよ、徒歩なのに。仲見世の通りも、七夕まつり以上満員電車未満の大混雑。お正月並みといったらいいかもしれません。



今日は、半期に一度からクォーターに一度に増えた(笑)妻のバレーボールウェア買い出しアメ横ツアー。でも、せっかくだからどこかに足を伸ばして飯でも食ってと、欲を出したのがいけなかった。
浅草は、ほんとお祭りのような混雑で驚いた(もちろん、アメ横もスゴかった)。
しかも、ちょっと名の知れた飲食店は、どこも開店前から長蛇の列。
僕たちも並びました。ただし、開店15分前で2組目だったけど(笑)。でも、開店と同時に席は埋まっていき、外で待つ人もチラホラ。
『来集軒』という名のラーメン屋さん。地図で確認しながら歩いたのに、うっかり見逃してしまいそうになったほど、あまりにも地味な店構え。しかも、ラブホテル街の中(笑)。
個人的には細麺が好みだけど、ここは太麺。でも、味は懐かし系でなかなか。ちょっと離れた場所なのに、続々お客さんがやってくるのが納得できる。
でも、その味よりも驚いたのは、おばちゃんの仕切り。
「お二人さんは並んで座ってください。相席になりますので」
と、キッチリわかりやすく指示。
そして、入店した順番を間違えることなく、次々と注文を聞き厨房に伝えていく。
水を注ぎに来るタイミングも絶妙。
写真をとってもいいかを尋ねると「どうぞ、お撮りください」と小気味いい。
さらに、「もうすぐですのでお待ちください」「あとチャーハンですね」「チャーハンのスープは、いりますか」「取り分けるお皿をお持ちしましょうか?」
など、常に気を遣い、テーブルまでやってきて言葉を発し、行動する。いやいや、恐れ入りました。
しかも、その表情が厳しいので、なんというか姿勢を正して食べなアカン的な雰囲気もするかと思いきや、そうでもない。そう、近所のちょっと恐いおばちゃん、でもほんとはメチャメチャ気が利く優しいお母さんが仕切っている昭和の食堂ってな按配。
とってもおいしくいただけました。ごちそうさまです。


シューマイはねっとり系(これとビールだけ頼んで一杯やっていく常連さんもいた)。チャーハンは、たまねぎの甘さをフューチャーした家庭のチャーハン風(ヤキメシでもない)でしたよ。