湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

昭和のおばちゃん仕切る

2008-05-05 21:44:53 | B食の道


GWに浅草なんぞに行くもんじゃありませんね。
あの雷門の提灯の手前からもう渋滞。って、クルマじゃないですよ、徒歩なのに。仲見世の通りも、七夕まつり以上満員電車未満の大混雑。お正月並みといったらいいかもしれません。



今日は、半期に一度からクォーターに一度に増えた(笑)妻のバレーボールウェア買い出しアメ横ツアー。でも、せっかくだからどこかに足を伸ばして飯でも食ってと、欲を出したのがいけなかった。
浅草は、ほんとお祭りのような混雑で驚いた(もちろん、アメ横もスゴかった)。
しかも、ちょっと名の知れた飲食店は、どこも開店前から長蛇の列。
僕たちも並びました。ただし、開店15分前で2組目だったけど(笑)。でも、開店と同時に席は埋まっていき、外で待つ人もチラホラ。
『来集軒』という名のラーメン屋さん。地図で確認しながら歩いたのに、うっかり見逃してしまいそうになったほど、あまりにも地味な店構え。しかも、ラブホテル街の中(笑)。
個人的には細麺が好みだけど、ここは太麺。でも、味は懐かし系でなかなか。ちょっと離れた場所なのに、続々お客さんがやってくるのが納得できる。
でも、その味よりも驚いたのは、おばちゃんの仕切り。
「お二人さんは並んで座ってください。相席になりますので」
と、キッチリわかりやすく指示。
そして、入店した順番を間違えることなく、次々と注文を聞き厨房に伝えていく。
水を注ぎに来るタイミングも絶妙。
写真をとってもいいかを尋ねると「どうぞ、お撮りください」と小気味いい。
さらに、「もうすぐですのでお待ちください」「あとチャーハンですね」「チャーハンのスープは、いりますか」「取り分けるお皿をお持ちしましょうか?」
など、常に気を遣い、テーブルまでやってきて言葉を発し、行動する。いやいや、恐れ入りました。
しかも、その表情が厳しいので、なんというか姿勢を正して食べなアカン的な雰囲気もするかと思いきや、そうでもない。そう、近所のちょっと恐いおばちゃん、でもほんとはメチャメチャ気が利く優しいお母さんが仕切っている昭和の食堂ってな按配。
とってもおいしくいただけました。ごちそうさまです。


シューマイはねっとり系(これとビールだけ頼んで一杯やっていく常連さんもいた)。チャーハンは、たまねぎの甘さをフューチャーした家庭のチャーハン風(ヤキメシでもない)でしたよ。

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