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ネット検索で見つけたロードサービスのトラブル

2024-05-02 10:05:54 | 日記
独立行政法人国民生活センター 2024年4月23日:公表より

ネット検索で見つけたロードサービスのトラブル

久しぶりのドライブ!
だけど外出先で車が動かなくなった💦
#バッテリー上がり かも…🚗
ネットで #ロードサービス と検索して、料金が安そうな業者に
作業を要請したけど、作業後に高額請求😶
サイトに表示されていた料金よりもずっと高くて後悔…。
⇒188に相談!



相談事例
息子の車のバッテリーが上がり、インターネットで調べたロードサービス業者に依頼したところ高額請求を受けたという
 息子が車で出かけていた時、バッテリーが上がり車が動かなくなってしまったらしい。
 インターネットで調べたロードサービスのサイトで、
 「バッテリー1,980円~」という表示をみて申し込んだ
という。

 すぐに担当者が現場に来て、最初に金額欄が空欄の書面を出され、
 レ点を入れて同意するよう言われ、説明もなかったが言われるままにレ点を入れたそうだ。
 バッテリー交換はせず、充電して作業が終わり、無事に復活したが、総額約5万円の請求書を出されたという。
 高いと思ったが直ったので何も言えないと思い、現金がなかったためクレジットカードで支払ったらしい。
 息子から相談を受け契約書の写真を見せてもらったが、
 基本料金1,980円に加え、緊急対応の費用や、作業費等が記載されていた。高額なので返金してほしい。
 (2023年8月受付 20歳代 男性)

外出先で車のバッテリーが上がったため、インターネットで探した業者を呼んだが、高額な料金を請求された
 外出先のコインパーキングで自動車のバッテリーが上がってしまった。
 インターネットでロードサービス業者を検索し、
 「バッテリー上がり 基本料金2,480円」と表示されていたサイトが一番安かったので、
 このロードサービス業者に電話で作業を要請した。

 ロードサービス業者が現地に到着後、メニュー表を提示され、
 基本料金の他に作業別の料金が表示されていたが、具体的な料金の説明はなかった
 約10分の作業時間でバッテリー上がりは解消したが、請求された料金は5万円超だった。
 サイトの表示料金とあまりにも違うので納得できなかったが、
 外出先だったこともあり、やむを得ずクレジットカードで決済した
 契約書は交付されておらず、料金の内訳表示のある請求書兼領収書が交付されただけだった。
 後日、相場よりも高額な料金を請求されたと分かった。納得できない。
 (2022年11月受付 20歳代 女性)

消費者へのアドバイス
自動車の故障等が生じた場合は、まずは契約している損害保険会社や保険代理店に問い合わせる!
 自動車保険にはロードサービスが付帯しているケースが多いので、
 トラブルに備えるため、日頃から自分が契約している自動車保険の内容をよく確認し、
 家族も運転する場合は、家族とも共有しておくことが大切です。
 なお、損害保険会社や保険代理店に電話がつながらなかった場合でも、
 焦らず、少し時間をおいてから改めて連絡しましょう。


サイト等の表示や電話で説明された料金を鵜呑みにしない!
 自動車の故障等の状況や内容はさまざまなので、
 インターネットで検索したロードサービス業者のサイト等に
 「基本料金××円」「○○作業料、△△円から」等と表示されている場合や、
 電話で「△△円」と説明された場合でも、
 現場の状況次第では必ずしも表示や説明通りの料金で依頼できるとは限りません
 また、事前に説明のなかった「緊急対応費」などを請求するケースもあります
 どのような作業になるのか、状況によってどの程度料金がかかるのかなど、
 契約内容や料金について事前に必ず確認する
ようにしましょう。

 また、現場に来てもらう時は、
 キャンセル時にキャンセル料が発生するのか等についてもあらかじめ確認しましょう。

請求された金額や作業内容に納得できない場合は、きちんとした説明を求める
 事前の説明と異なり、作業後の請求が高額になっていたり、直っていなかったなど、
 料金や作業内容に納得できない場合は、後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、
 その場での支払いはきっぱり断りましょう。


少しでも不安に思ったら早めに消費生活センター等に相談する
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。


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連休、車で外出している方も多いのではないでしょうか。
思わぬ事故にあった場合にあせらないためにも、
普段から自分が加入している保険について知っておきましょう。

ロードサービスを利用する際には、
契約内容や料金、キャンセル料なども事前に確認しておくことがベストですが、
すぐに直してほしいと思っているときなので、
難しい感じがします!

慌てないためには、このような事例があったことを
家族や友人などで共有しておきましょう!
「まさか」はいつやってくるかわかりません。
他人事ではなく、自分事として考えるようにしたいものです👍

旅にトラブルはつきものです。
落ち着いて対処し、トラブルも楽しめるといいですね。
困った時は全国どこからでも共通の電話番号
「188(いやや)」に相談してください!

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春に気を付けていただきたい製品事故3選

2024-05-02 09:45:09 | 日記
NITE(ナイト)独立行政法人製品評価技術基盤機構製品安全センター 発行
PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)2024.4.23 vol451より

 新年度になり新たな生活を始めた方も多いかと思います。
 今回は春に気を付けていただきたい製品事故3選をご紹介します。
 新生活を始める際に、料理の温め直しや時短料理に大活躍する電子レンジを入手する方も多いのではないでしょうか。
 温めてはいけないものを加熱したり、汚れが付着したまま使用したり、加熱し過ぎたりすると破裂や発火のおそれがあります。
 料理に使用するガスこんろは、誤った接続方法によるガス漏れや、
 調理中にその場を離れ調理油が発火して火災につながるおそれがあります。
 また、暖かくなったことで移動手段に自転車を選ぶ方もいらっしゃると思います。
 スピードが出るので点検を怠ると重大な事故につながるおそれがあります。
 新生活での思わぬ被害を未然に防ぐため、事故防止のポイントを確認してください。

春に気を付けていただきたい製品事故3選

【電子レンジの事故】
 電子レンジで禁止されているものを温めると破裂・発火するおそれがあります。

■電子レンジ使用中の破裂事故
 庫内で調理物が破裂し、庫内の底面が割れました。
ゆで卵を含む調理物を加熱したため、ゆで卵が破裂した衝撃により、
 庫内のガラスプレートが破損したものと推定されます。
 なお、取扱説明書には、「生卵やゆで卵、目玉焼きは加熱しない。破裂した衝撃で庫内が破損する恐れがある。」旨、
 記載されていました。

【電子レンジで気を付けるポイント】
○禁止されているものを加熱しない
 卵を電子レンジで加熱してはいけないことはよく知られていますが、
 それ以外の殻や膜に覆われている食品も電子レンジで温めることが禁止されています。
 無理に加熱した場合、内部の蒸気が抜けず圧力が上昇し、破裂するおそれがあります。
 ソーセージなどの膜に覆われている食品は加熱前に切れ目を入れるなどの注意すべき点があります。
 また、電子レンジで使用できない容器を電子レンジに入れると、破損や発火するおそれがあります。
 食品以外のものを温めることは禁止されています。
 消毒のために金属ワイヤー入りマスクを加熱することはやめましょう
 食品用の容器や包装には、電子レンジで加熱できるものとできないものがあります。
 ソフトクッキーや冷凍食品などのアルミ包装や、パンなどの食品包装の留め具として使われる金属製のワイヤーを温めてしまうと、
 金属部分から火花が発生して発火するおそれがあります。
 取扱説明書で温めが禁止されているもの、注意が必要なものを事前に確認しておきましょう。

(参考)『コレ、絶対レンチンしないで!ゆで卵だけじゃない「電子レンジ加熱」NGリスト』
    (クックパッドニュース)https://news.cookpad.com/articles/53403

<温め禁止なものを加熱する再現実験>


○加熱し過ぎない
 食品は、電子レンジで加熱し過ぎると炭化し、発火する場合があります。
 食品の様子を見ながら少しずつ加熱することで、事故を防ぐことができます。
 水分が少ない食品(パンや芋など)は水分を多く含む食品よりも比較的早く炭化し、スパークして発火します。
 特に油分を多く含む食品(天ぷら、肉まんなど)は、加熱し過ぎた際に爆発的に燃焼するおそれがあるため、
 注意が必要です。
 ふた付きの容器に入った食品や、少量(100g未満)の食品を自動加熱(オート)機能で加熱すると、
 正常に温度が検知されないことがあります。
 そのような場合、加熱のし過ぎとなり、発火するおそれがあります。
 取扱説明書等で、自動加熱できる食品の量や容器の形状を確認してください。

○庫内をこまめに掃除する
 電子レンジはこまめに庫内やドアの掃除を行ってください。
 庫内やドアの内側に食品かすなどの汚れが付着した状態で使用すると、
 炭化してスパーク(火花が発生)し、発火するおそれがあります。

【ガスこんろの事故】
 ガスこんろの誤った設置により、ガスが漏れて引火するおそれがあります。
 また、ガスこんろ使用中にその場を離れたり、周囲に可燃物を置いていたりすると火災につながるおそれがあります。

■ガスホースの誤った取り回しによる火災事故
 ガスこんろを点火したところ、ガスこんろ付近から発煙し、周辺を焼損しました。
→ガスホースがガスこんろ底面(グリル下部)に接触していたため、
 グリルを使用する度にホースが加熱されて炭化し、穴が開いてガス漏れが発生、
 グリルの火が漏れたガスに引火したものと考えられます。


■ガスこんろ使用中にその場を離れたことによる火災事故
 当該製品及び周辺を焼損する火災が発生しました。
→使用者が少量の油を小型の鍋に入れて揚げ物を調理中に、その場を離れて寝ていたため、
 調理油が過熱されて発火し、火災に至ったものと推定されます。
 なお、取扱説明書には、「火をつけたまま機器から絶対に離れない、就寝、外出をしない。」、
 「天ぷらを揚げる時は200ml以上の油を入れる。」旨、記載
されていました。

【ガスこんろで気を付けるポイント】

○ガスの臭いがしたら点火しない
 (特にご自身で設置する場合)ガスこんろやガスホースなどの器具は、
 使用できるガスの種類(都市ガス又はLPガス)が決まっていますので、
 正しい組み合わせかどうか必ず設置前に確認してください。
 設置時には、誤った方法での接続、不完全な接続、接続部への異物の挟み込み、
 ガスホースがこんろの上下に位置するなど誤った取り回しをしないよう注意してください。
 こうした接続の不具合により、ガスホースの接続部やガスホースからガスが漏れることがあります。
 設置後に、ガスの臭いがする場合には絶対に火を点けず、販売店やガス事業者に連絡し、点検を受けてください。

(参考)ガス栓・ガス接続具の安全な使い方(一般社団法人日本ガス石油機器工業会)
    https://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/gasu_gassen/index.html

 なかなか点火しない場合に、点火操作を繰り返すとこんろ周辺にガスがたまり、
 再点火の際にたまったガスに引火して大きな炎が上がることがあります。
 こんろ周囲にたまったガスがなくなるまでしばらく待ってから再点火してください。


○その場を離れない、周囲に可燃物を置かない
 ガスこんろの事故の多くは使用者が調理中にガスこんろから離れた際に発生しています。
 調理油の発火やグリルの火災などは数分間目を離しただけでも発生するため、
 ガスこんろの使用中は絶対にその場から離れないでください
 グリル火災を防ぐポイントとして、グリル庫内にたまった脂や食材に火がついて火災となるおそれがあるため、
 調理の都度お手入れをすることも重要です。
 また、ガスこんろの周囲に可燃物があると加熱やガスの炎による引火により火災につながるおそれがありますので、
 熱の影響の少ない場所に遠ざけて置くようにしてください。




【自転車の事故】
 自転車の点検や整備を怠ると、部品が緩んだり脱落したりして、
 転倒などの重傷事故になるおそれがあります。
 また、ハンドルにものをぶら下げたまま走行するとものが車輪に巻き込まれて転倒するおそれがあります。

■自転車の転倒事故
 自転車で走行中、チェーンが外れ、転倒し、負傷しました。
→使用者が、当該製品のチェーンが著しくたるんだ状態で走行したためチェーンが外れ、
 急にペダルの抵抗がなくなって空転した際、バランスを崩して転倒したものと推定されます。
 なお、取扱説明書には、日常点検項目として、
 「チェーンがたるみすぎていないか。適正な遊びは中央部で1.5cmであり、
 たるみが大きくなると走行時にチェーンが外れやすくなり危険であるため販売店で調整を受ける。」旨、
 定期点検として、「購入後2か月以内に初期点検を受ける。」旨、記載
されています。



【自転車で気を付けるポイント】

○初期点検は必ず受ける
 自転車(新車)を購入してから1カ月ほど経過したら必ず初期点検を受けてください。
 自転車は新車で乗り始めてからしばらくすると、
 ブレーキワイヤーが伸びるなど各部が緩むことがあります。
 再度調整が必要になりますので、必ず初期点検を受けてください。

○乗車前に各部を点検する
 乗車前に、不具合があると大きな事故に繋がりやすい部位を点検しましょう。
 車輪やハンドルまわり、ペダルにゆるみやがたつきがないか確認してください。
 固定が甘い状態で使用を続けると走行中に外れるなどして大きな事故に至るおそれがあります。
 特にブレーキの効き具合は必ず確認しましょう。
 ブレーキの効きが甘い状態で走行を続けると、制動不良などによって衝突したり転倒したりするおそれがあります。
 点検方法は、自転車から降りた状態でブレーキレバーを握って車体を前後に動かし、
 車輪が回転しないかどうか確認
してください。
 ブレーキレバーを握った際に効きが甘かったり、逆に固すぎたりする場合は調整が必要です。
 ご自身で調整を行うか、自転車技士又は自転車安全整備士のいる店舗に相談してください。

(参考)自転車の点検チェックリスト
    https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/anzen_check.html

○ハンドルにものをぶら下げない
 ハンドルに買い物袋、かばん、傘などをぶら下げていると、
 車輪に巻き込まれてロックし、バランスを崩して転倒するため危険です。
 荷物はハンドルにぶら下げたりせず、かごやリュックサックなどに入れてください

【注目!新作動画】
○電子レンジ「10.あたため禁止の意外なもの」
 電子レンジで加熱できない金属が含まれていた意外なものを温めてしまったことで発火した事故の再現映像
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/20240402.html

■NITEでは2024年4月2日に注意喚起として
『新生活“事故デビュー”はしないように!~電子レンジ・ガスこんろ・自転車の取扱いに注意~』をプレスリリースしました。
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2024fy/prs240402.html

**********************************

新生活が始まって一ヶ月が過ぎました。
電子レンジ、ガスこんろ、自転車は生活する上で必要なものです。
「使い方なんて聞かなくも大丈夫」と思っている人いませんか。
このような事故が起きているのです。

あまりにも身近すぎて意外と正しい使い方を知らない場合があります。
取扱説明書を確認してみてください。

いずれも点検と掃除!これが大事ですね🖕

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