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11月の信州行 (その12)



23日午後は 巣栗渓谷から 一旦宿へ戻り、少し昼寝をした後に 長野市内で開催される
  長野えびす講煙火大会
                              を 観に出掛けました。

11月も下旬に行われる という事自体 小生には 何か不思議な感じがするのですが、
今年で第110回目 だそうなので 実に歴史の有る花火大会です。

初めて観る大会なので どれ程の人出やら全く判らず、一応事前に「指定席券」を購入しておきました。
花火を お金を払ってみるのも 人生初の事です。

駐車場から 会場までのシャトルバス乗り場へ向かう途中、地元の方にお聞きすると
花火はこの時期にするものだと 大きくなるまで思っていたそうで、成る程 それはそれで納得です。

しかし 道路から 駐車場から シャトルバスから… 実に大変な人出で、
1時間前に来る様では 河川敷は既に超満員!
勝手の判らない今回は 指定席を買っておいて正解だった様です。

待つ事暫し いよいよ18時に 打ち上げ開始!



有料シートは 当然ながら 河川敷でも一番前の位置で、
直ぐ目の前(頭の上)で 花火が開く感じになり 大迫力です。



知らなかったのですが 案内のパンフレットによれば 長野の花火の歴史は古く
江戸時代に 既に数万人の人出が有ったとかで
  「 … 客で充満し、遂にはどこへ行っても 芋の煮ころがしひとつ買うことの出来ぬほどの盛況 … 」
との記録が有るそうです。



この「えびす講煙火大会」は 長野市内にある 西宮神社のえびす講の日に合わせて
明治32年に始まったそうで、当時は 朝から夜まで 賑やかに打ち上げて、大変な人気だったそうです。

昼間の花火も含めての催しだったので 「煙火」 となった訳ですね。
小生の住まいは西宮市ですが、其処に有る西宮戎神社とご縁が有ると知って 何か親しみを感じました。



最近の花火大会の常として テーマを持たせたり 音楽に合わせた打ち上げをしたり で、
子どもも含め お客さんを楽しませる工夫が 強く感じられます。



この日は風が強く しかもたまたま こちら向きの風なので、花火の外皮が 盛んに落ちて来ます。
小生の顔や頭にも 数cm程の大きさで 厚さが数mmの皮(和紙?)が 何個か当たりました。

会場のアナウンスで 頻りに 「火の粉や落下物に ご注意下さい!」 と呼び掛けていますが
真っ暗な空から落ちて来て いきなりコツンと当たる欠片には、どう注意すれば良いのやら??

でも 火の粉なら兎も角 痛い訳でも無し、皆さん花火を 大いに楽しんで居られます。 



呼び物の 十号玉が打ち上がると、会場から 思わず オ~ッ! という声が上がります。
直径30cmもある玉を 300m以上の高さまで打ち上げ、開く花の直径も 300m以上有るそうです。

兎に角 近くで炸裂するので、腹に響く爆発音 開く花の大きさ ほぼ頭上で開く花を見上げる角度、
そして何よりも その華やかで変化に富む 見事な花の姿には、花火師のプライドを 感じざるを得ません。



次々と上がる十号玉 …



正味2時間もの花火大会は 小生にとって感動モノでしたが、余りにスケールが大きくて
写真に収める事がとても難しく、結局 途中からは 動画撮影に切り替えてしまいました。


写真全て、花火撮影は不慣れで最適な設定が判らず 試行錯誤していると花火を楽しめないので、途中で動画にしてしまった。
    所属する写真クラブの先輩で 花火撮影の大ベテラン氏が居られるので、事後だがコツを伺った。次回は何とか上手く撮りたい。
    しかし録音も出来るので 動画の良さも捨て難い。
    落下物だけでなく 漂う煙で花火が不鮮明になるので、風は弱く向こうへ流れているのがベストコンディション。
写真1
 マニュアル露出 f11, 0.6sec 焦点距離=16mm ISO=800
 画質=RAW WB=オート ピクチャースタイル=スタンダード MF 5DMk3 三脚使用
写真2
 f16, 1sec
写真3
 f16, 1sec 
焦点距離=20mm
写真4
 f16, 1sec

写真5
 f16, 1sec 焦点距離=20mm ISO=400
写真6
 f16, 3sec ISO=100
写真7
 f22, 5sec 焦点距離=20mm ISO=200
写真8
 f8, 10sec ISO=100
写真9
 f5.6, 8sec ISO=400       
       他は同じ

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