西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

商工会議所が「新商工会館」建設計画を示しました。でも、この話、おかしな点が多すぎるんですよね...

2019-10-03 14:03:08 | 市政全般に関連すること

関西電力と高浜町・元助役をめぐる一連の騒動、いわゆる「原発マネー」の闇の深さを垣間見る思いがしてなりません。
この件について思うことは色々ありますが、私的な思いはおきまして。
自分の職責上、「やっぱり取り組んで良かった...」と思うのが、昨年6月、私が所属する「会派・ぜんしん」が、いわゆる口利き防止条例を提出し、賛成多数で可決・成立したこと。
これによって、西宮市では同様の事態は起こりにくくなったと自負しています。
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【ご参照】
職員に対する不正・不当な要求=口利き。これを防止するための条例案を今議会に提出します!@2018年6月のブログ

一方で、この条例はあくまで市役所外部の人間が対象であり、内部もしくは元・内部の人間は対象としていません。
そのため、私の感覚から見ると適切とは言いかねる事例も、まだまだあるように聞いています。
この話については色々思うところもあり、また、ご報告できる機会もあろうかと思います。
なにはともあれ、改めて、他山の石とせねばなりませんね。

さて本題。
今日は9月議会の最終日なので、それに相応しい話を書こうと思っていたのですよ。
が、甚だ???な話が飛び込んできたので、そちらの話など。

西宮商工会議所が発行する会報が昨日、うちの事務所に届きました。
で、その表紙にはデカデカと『「新西宮商工会館」令和4年の完成に向け、スタート!!』と書いてあり、『新商工会館完成予想図』のパースも記載されていました。
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でも、この話、色々と疑問に思うことが多すぎるんですよね。
ざっと思いつくままに述べても、
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●現在の商工会館の建物は、その多くが市の財産。
 また建替計画も、市の補助を得ることを前提とした計画となっている。
 →本来、市としての考えを示し、議会へも報告した後、計画を発表するべきでは???
●現在、商工会館が立地している土地は市が所有している土地。
 →本庁周辺施設の再整備が検討されているにもかかわらず、商工会館だけは別立てでいいのか?
   また現在、商工会館には土地を無償貸与しているが、ここに対する整理が必要ではないか?
●既存建物の撤去・新会館の建築に多額の費用がかかることが想定される
 →市が負担する費用について、どう考えているのか?
●公共的な側面が強い建物だが、アスベスト対策は大丈夫なのか?
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等々、それはもう色々と。
繰り返しになりますが、このように多くの疑問があるにもかかわらず、市としての考えを示すこともなく、議会に対する報告もなしに、突然、商工会議所側の考えだけが示されるのは、明らかに不適切です。
市側の人間も、計画を検討した委員会に入っていたにも拘らずの、この展開。
何らかの意図があってのものに思えてならないんですよね。

商工会議所が西宮市の産業政策の重要な一部を担っているのは事実ですし、建替自体に猛烈に反対しているわけではありません。
でも適切な手順を踏んでいないことや、市の負担が見えないまま、こうした内容が発表されることには強い違和感を持っています。
というわけで、この話、しっかり追いかけていきます。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。