西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「役所の採用ってコネだらけなんでしょ?」という根強い疑惑。こんなのを助長してはいけません!

2015-06-24 09:41:43 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先日のブログでも取り上げた「西宮市の職員採用の方法が見直されていますよ~」という話。
「総じて良い話だと思います」という感想自体は変わっていないのですが、その後ご意見いただいたり、その内容を踏まえて調査もしたりした結果「ここは改めたほうがよいのでは???」と思う話が出てきておりまして。
それ、何かというと選考過程の透明性の問題なのです。

↓こちら↓が採用試験の流れ。
平成28年度 西宮市職員採用試験 (事務A) の流れ
で、引っかかっているのは、
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●従来、一次試験は筆記だけだった
●が、そこに面接が加わり、筆記と面接の合計点で一次試験の合否を判定することになった
●一方で、筆記&面接それぞれの点数配分が示されていない
 (例えば、100点満点としたときに「面接70:筆記30」と「面接30:筆記70」では結果は大きく違うはず)
●「面接または筆記試験のどちらか一方でも最低基準点を下回った場合は不合格となります」としているが、「最低基準点」が示されていない
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というあたりなのです。
ちなみに、2次試験以降は面接と小論文がメイン。
となると一次試験での筆記と面接の配分によっては
「筆記は、お話にもならない。でも面接した結果、すごくいい子だから!」という理由で、恣意的に採用を行うことが可能になるようにも思えます。
で、それって下手すると、いわゆるコネ採用が可能になる!ということにもにつながるのでは???と。
従来なら客観的な点数だけで判定された「筆記のみによる一次試験」という過程がなくなってしまうわけですから。

ちなみに人事に対して、こういった疑問をぶつけてみたところ、
「そもそも、いわゆる情実採用は一切行っていない。
 そういった指摘自体が心外だし、問題もない!」
的な反応が返ってきておりまして。
もちろん人事の立場だと、そういう話になるのでしょう。
私も、いわゆる情実採用は行っていないと信じたいです。

とは言うものの一方で「役所の採用って、コネが効くんでしょ?」的な質問を受けることは少なくありません。
ここらへん、人事が思っている認識と、世間の受け止め方とは大きく異なるという話なのだと思います。
で、そういうあらぬ疑惑を招くような点があるのなら、そこは改めるべきではないかと思うわけで。

というわけで、ここらへん人事を管轄する総務常任委員会に所属することになった、同じ会派の新人・かんの雅一議員とも連携しながら、取り組んでいきたいと思います。
せっかくの総じて良いと思える取組ですもの。
諸手を挙げて賛成できる取組になればよいなあ、と思いますし。

というわけで今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。