祝島名物の一つである『枇杷』狩りで、もぎたてのビワをたっぷりと堪能し、山を降りると民宿『くにひろ』さんへ。
荷物を置き、風呂に入ってシーカヤックとビワ狩りでかいた汗を流す。 あー、気持ち良い!
***
風呂から上がり、他の方が風呂に入っておられる間に、長男を誘ってしばし集落を散策。
祝島は、『練塀』で有名な島。
この練塀は、家の構造壁を形成するとともに、防風、防火、防波の機能、加えて集落の景観を良くする機能も持っているのだそうだ。
以前訪れた時に比べて練塀がきれいだなあとは思っていたのだが、帰って調べてみると、2007年に『練塀修復プロジェクト』が行われたとのこと。 ふむふむ、道理で漆喰の白さが際立っていた筈である。
***
夕食には、島の魚や島豆腐などなど、祝島の民宿ならではの料理が並んだ。 これは美味そうだ。
おいしい魚を食べ、ビールを飲み、途中からは島の方々も加わっての大宴会となった。
ごちそうさまでした。 また、楽しい時間を過ごさせていただきました。 本当にありがとうございます!
***
翌朝。 朝食を食べると、最近設置されたという島の掲示板に、昨日産まれた豚の子供の記事が出ていると教えていただき、みんなで見学に行くことに。 明日には、見学会も催されるとのこと。
島で豚の子が産まれたことをみんなで祝い、喜びを共有するこの雰囲気。
これこそが、本来のコミュニティであろう。 最高じゃあないか!
***
私と長男は、そのまま島の散策へ。
↑ 上関の白井田の神社でもそうだったが、祝島の神社にも、本殿の前に『橋』のような構造物が設置されている。 これまであまり見た記憶がない。 今後のフィールドワークの宿題が、一つ増えた。
↑ 祝島では、時折吹く強い風に対応するため、窓枠に木の板が嵌め込めるようになっている。 板には一枚一枚、『東1』とか『西5』とか、嵌め込む場所と順番が記されていた。
***
散策を終えると民宿に戻り、民宿のご主人とダイドックとともに、島の生活や今後の展望、シーカヤックで訪れた瀬戸内の島々の話で盛り上がる。 こういう時間がまた一際楽しいものだ。
『そろそろ行きますか!』の声で、荷物を片付け、宿のご主人とおかあさんにお礼を言って浜へと向かう。
浜では民宿のご主人と、K先生が見送ってくださった。 『本当にありがとうございました! また、遊びに来ます』
***
今日も、少し雲と霞が掛かってはいるが、風も波もなく、シーカヤックツーリングには最高のコンディション。
ダイドックが以前のツアーで祝島に置いていたシングル艇に、昨日収穫した大量の『祝島の枇杷』と、ダイドックへの祝いとして送られた『祝島の鯛』とを積み込み、出発した。
海峡横断も、ほとんど潮の影響を感じることなく順調に漕ぎ進み、長島に渡って小休憩。
ここで、『おい、お前後ろを漕いでみるか?』と長男に提案。 彼は、小学校高学年の頃には、妻や次男を乗せたタンデム艇でスターンを漕いではいたのだが、私とペアの時には常にバウマンであった。
でも、そろそろ世代交代、次世代への継承を考える時期である。 今日はコンディションも良いので、彼に任せてみよう。
バウとスターンを入れ替わり、小休憩した浜を出発。
私はこれまでのカヤック人生の中で、イベントの試乗会ではタンデム艇の前を漕いだことがあるが、実際のツーリングでバウを漕ぐのは初めての経験である。
普段と違う風景と、後ろの人のパドリングのリズムに合わせる感覚、そしてなにより人にラダーを任せる感触がなかなか馴染まないが、これも彼の経験のためである。
***
お互い慣れない感じのまましばらく漕ぎ、お昼ご飯を摂る予定の浜へ。
ここは、景色が良くて良い浜だ。 今日のメニューはパスタらしい。 『せっかくなんで、祝島でもらった鯛を入れてみますか』とダイドック。 『それはいいねえ!』 『鯛スパゲティか!』
クーラーバッグから取り出された2匹の祝島鯛は、それは美しい鯛であった。 『この鯛は、ほんとうにきれいだねえ』
今朝絞めたばかりという新鮮な鯛をダイドックが手早く捌き、あっという間に、おいしい『鯛スパゲティ』の完成。
みんなで浜に座り込み、おいしい鯛スパを平らげる。 うーん、美味い。 K先生、ごちそうさまでした!
昼ご飯の後は、きれいな砂浜に寝転がり、海を眺め、空を眺め、のんびりまったり、ダイドックと四方山話。
***
ここから出発地点までは、もう目と鼻の先。 最後も息子にラダーマンを任せて漕ぎ出した。 先ほどよりは少し、この感覚に馴染んできたうようだ。 彼も、自分なりに考えながらラダーを操作していることが感じられる。
他の人より先に漕ぎ出したので、待つ間、少し沖に漕ぎ出してみた。 しばらくすると長男が、『父さん、あれは?』
見ると、海面からヌッと頭がでて消えて行った。 少し離れた場所でも、大きな陰が動いている。
『スナメリだ! おー、あっちへ行ってみようぜ』 漕いで行くが、スナメリは姿を消してしまい、残念ながら写真に撮ることはできなかったが、これは良いものを見た。
『生野島にキャンプツーリングに行った帰りに、竹原沖で見た時以来だなあ』 『うん、そうだねえ』
***
しばらく漕ぎ、無事出発地点に戻って来た。 お疲れさまでした!
荷物を片付け、ダイドックがお祝いにもらった鯛のお裾分けをいただいた。 これで、祝島の枇杷』と『祝島の鯛』が、家で待つ妻と次男への良いお土産となった。 うれしいな。
祝島の皆さん、ツアーをご一緒させていただいた方々、そしてダイドック。 本当にありがとう。 おかげさまで息子も私も祝島をたっぷり堪能できました。 また、一緒に漕ぎましょう!
荷物を置き、風呂に入ってシーカヤックとビワ狩りでかいた汗を流す。 あー、気持ち良い!
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風呂から上がり、他の方が風呂に入っておられる間に、長男を誘ってしばし集落を散策。
祝島は、『練塀』で有名な島。
この練塀は、家の構造壁を形成するとともに、防風、防火、防波の機能、加えて集落の景観を良くする機能も持っているのだそうだ。
以前訪れた時に比べて練塀がきれいだなあとは思っていたのだが、帰って調べてみると、2007年に『練塀修復プロジェクト』が行われたとのこと。 ふむふむ、道理で漆喰の白さが際立っていた筈である。
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夕食には、島の魚や島豆腐などなど、祝島の民宿ならではの料理が並んだ。 これは美味そうだ。
おいしい魚を食べ、ビールを飲み、途中からは島の方々も加わっての大宴会となった。
ごちそうさまでした。 また、楽しい時間を過ごさせていただきました。 本当にありがとうございます!
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翌朝。 朝食を食べると、最近設置されたという島の掲示板に、昨日産まれた豚の子供の記事が出ていると教えていただき、みんなで見学に行くことに。 明日には、見学会も催されるとのこと。
島で豚の子が産まれたことをみんなで祝い、喜びを共有するこの雰囲気。
これこそが、本来のコミュニティであろう。 最高じゃあないか!
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私と長男は、そのまま島の散策へ。
↑ 上関の白井田の神社でもそうだったが、祝島の神社にも、本殿の前に『橋』のような構造物が設置されている。 これまであまり見た記憶がない。 今後のフィールドワークの宿題が、一つ増えた。
↑ 祝島では、時折吹く強い風に対応するため、窓枠に木の板が嵌め込めるようになっている。 板には一枚一枚、『東1』とか『西5』とか、嵌め込む場所と順番が記されていた。
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散策を終えると民宿に戻り、民宿のご主人とダイドックとともに、島の生活や今後の展望、シーカヤックで訪れた瀬戸内の島々の話で盛り上がる。 こういう時間がまた一際楽しいものだ。
『そろそろ行きますか!』の声で、荷物を片付け、宿のご主人とおかあさんにお礼を言って浜へと向かう。
浜では民宿のご主人と、K先生が見送ってくださった。 『本当にありがとうございました! また、遊びに来ます』
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今日も、少し雲と霞が掛かってはいるが、風も波もなく、シーカヤックツーリングには最高のコンディション。
ダイドックが以前のツアーで祝島に置いていたシングル艇に、昨日収穫した大量の『祝島の枇杷』と、ダイドックへの祝いとして送られた『祝島の鯛』とを積み込み、出発した。
海峡横断も、ほとんど潮の影響を感じることなく順調に漕ぎ進み、長島に渡って小休憩。
ここで、『おい、お前後ろを漕いでみるか?』と長男に提案。 彼は、小学校高学年の頃には、妻や次男を乗せたタンデム艇でスターンを漕いではいたのだが、私とペアの時には常にバウマンであった。
でも、そろそろ世代交代、次世代への継承を考える時期である。 今日はコンディションも良いので、彼に任せてみよう。
バウとスターンを入れ替わり、小休憩した浜を出発。
私はこれまでのカヤック人生の中で、イベントの試乗会ではタンデム艇の前を漕いだことがあるが、実際のツーリングでバウを漕ぐのは初めての経験である。
普段と違う風景と、後ろの人のパドリングのリズムに合わせる感覚、そしてなにより人にラダーを任せる感触がなかなか馴染まないが、これも彼の経験のためである。
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お互い慣れない感じのまましばらく漕ぎ、お昼ご飯を摂る予定の浜へ。
ここは、景色が良くて良い浜だ。 今日のメニューはパスタらしい。 『せっかくなんで、祝島でもらった鯛を入れてみますか』とダイドック。 『それはいいねえ!』 『鯛スパゲティか!』
クーラーバッグから取り出された2匹の祝島鯛は、それは美しい鯛であった。 『この鯛は、ほんとうにきれいだねえ』
今朝絞めたばかりという新鮮な鯛をダイドックが手早く捌き、あっという間に、おいしい『鯛スパゲティ』の完成。
みんなで浜に座り込み、おいしい鯛スパを平らげる。 うーん、美味い。 K先生、ごちそうさまでした!
昼ご飯の後は、きれいな砂浜に寝転がり、海を眺め、空を眺め、のんびりまったり、ダイドックと四方山話。
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ここから出発地点までは、もう目と鼻の先。 最後も息子にラダーマンを任せて漕ぎ出した。 先ほどよりは少し、この感覚に馴染んできたうようだ。 彼も、自分なりに考えながらラダーを操作していることが感じられる。
他の人より先に漕ぎ出したので、待つ間、少し沖に漕ぎ出してみた。 しばらくすると長男が、『父さん、あれは?』
見ると、海面からヌッと頭がでて消えて行った。 少し離れた場所でも、大きな陰が動いている。
『スナメリだ! おー、あっちへ行ってみようぜ』 漕いで行くが、スナメリは姿を消してしまい、残念ながら写真に撮ることはできなかったが、これは良いものを見た。
『生野島にキャンプツーリングに行った帰りに、竹原沖で見た時以来だなあ』 『うん、そうだねえ』
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しばらく漕ぎ、無事出発地点に戻って来た。 お疲れさまでした!
荷物を片付け、ダイドックがお祝いにもらった鯛のお裾分けをいただいた。 これで、祝島の枇杷』と『祝島の鯛』が、家で待つ妻と次男への良いお土産となった。 うれしいな。
祝島の皆さん、ツアーをご一緒させていただいた方々、そしてダイドック。 本当にありがとう。 おかげさまで息子も私も祝島をたっぷり堪能できました。 また、一緒に漕ぎましょう!