あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 御手洗&岡村島、初夏のキャンプツーリング(1)

2008年06月14日 | 旅するシーカヤック
2008年6月13日(金) 今日は有給休暇。 梅雨時期だが、運良くこの週末も晴れ間が出るとの予報。
久し振りに、愛媛県の岡村島に行ってみるか。
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御手洗&岡村島コースでは、いつも出発地点としてお世話になる『県民の浜』
今日はいつもより人が多いようだ。 横断隊でも大変お世話になっているIさんもそこに居られたのでお話を伺ってみると、藻塩作り体験の4万人目だとかで、テレビ局も取材に来ているらしい。 なるほど!

それらを横目に見ながら、シーカヤックを運び、パドルを運び、荷物を運ぶ。
今日は穏やかで良い天気。 絶好のキャンプツーリング日和である。

今日は、コックピットの後ろに、かなり前のアカデミーで購入した、シーカヤックの目印となる旗竿を付けてみた。 この付近は漁船も多いので、少しは役立ってくれるといいな。
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県民の浜を出ると、まずは豊島へ渡る。 豊島の南岸は、潮が速くて複雑だ。

今日も潮は小さいのだが、この辺り一帯は波がザワザワと騒がしい。

豊島の南岸を抜けると、次は大崎下島の南岸へ。
ここからは、東の風が吹き出した。 強すぎず、弱すぎず、ちょうど良い風だ。
風を受けやすいように少し沖に出て、追い風に背中を押してもらいながら、快調に漕ぎ進む。

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今日は風も味方し、1時間半ほどで御手洗へ到着。
小さな浜へシーカヤックを引き揚げ、貴重品の入ったペリケースだけ持ってお昼ご飯を食べに行く。

↑ 私のトレードマークの一つである、黄色いペリケース。 これまで使ってきたものが、蝶番部分の金属製のシャフトが少しゆるくなり時々抜けそうになってきたので、ストックしておいた新品に最近入れ替えた。 とはいえまだまだ使える古いペリケースは長男へ。
新しいペリケースには、先日安全祈願で訪れた『大山祇神社』で手に入れてきた、シーカヤックにピッタリの『防水お守り』を貼付けた。 神様、これからも手漕ぎ舟による海旅の安全を見守って下さい!

いつもの食堂へ行き、いつものラーメンを注文。 地元の方にも評判の、年に何度か味わうこの食堂の中華そば。 これがおいしいのである。

食事を終えると、町中を通って浜へ。 11月の豊島大橋開通を睨んでか、かなり町中の改装や整備が進んでいるのに驚いた。
豊島大橋は、観光面ではかなり期待が大きいのだなあ。
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岡村島はもう目の前。
大崎下島は広島県だが、岡村島は愛媛県。 そう、この狭い海峡を渡ると、そこは愛媛県なのである。
あっという間に渡り終え、シーカヤックを引き揚げ、荷物を運び、小さなテントを設営。 シーカヤックでの海旅のルーチンワーク。

さあて、ビールの買い出しも兼ねて散歩に行ってくるか。
フェリー乗り場まで歩いて行き、自動販売機で野菜ジュースを購入。 日陰で良く冷えた野菜ジュースを飲む。 カラカラに乾いた喉に、野菜のエキスが染み渡る。 いやあ、美味い。
港の回りをぷらぷらと歩いていると、『貸し自転車』の看板が目に飛び込んできた。 これまで何度も来たはずなのに気がつかなかったなあ。
見ると、無料と書いてある。 特に手続きも要らないらしい。

フレームやカゴには錆びが浮いており、不安になったが、よく見るとギアには油が注してあり、さわってみるとタイヤの空気もしっかりと入れてある。 すばらしい。 ちゃんと手入れがしてあるんだ、管理されている方、ご苦労様です。

では、ありがたくお借りします!
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内装4段変速のママチャリでしばらく走ると、小さなガソリンスタンドが。 でもこれは、船用のようだ。

看板には、『関前機帆船協同組合』 なんと、機帆船時代の名称がそのまま使われているのだ。 感涙。

登り坂を立ち漕ぎで乗り切り、景色の良い坂を気持ち良く下る。
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海岸沿いに走る島の道を、結局自転車で一周した。 岡村島一周、約11km。
観光用の無料貸し自転車。 これから、新たな楽しみが増えた!

JAのスーパーでビールを購入し、浜へと戻る。
さあて、お気に入りの書斎へ行って、本でも読むか!

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