あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 生野島キャンプツーリング(1)

2008年06月01日 | 旅するシーカヤック
2008年5月31日(土) 梅雨入りを目前に控え、晴天に恵まれた週末。 海水浴シーズンに入って行けなくなる前に、お気に入りの島である『生野島』へ一泊二日のキャンプツーリング。
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いつもの浜を漕ぎ出す。 今日は天気も良く、時間もたっぷりとあるので、バウを南西に向けて、まずは契島へと向かった。

周囲が1.6kmと小さいこの島は、全島が亜鉛の精錬工場になっており、別名『軍艦島』とも呼ばれている。 

定期船もあるのだが、工場関係社以外は立ち入り禁止とのことであり、未だ上陸したことがない未知の島。
うーん、一度見学してみたいものだ。
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生野島の西岸を漕ぎ抜け、南岸を通っていつもの浜に上陸した。 午後1時前。 あー、腹減ったあ。
浜を何度か往復して荷物を運び、シーカヤックを揚げる。
まずは、お気に入りの東屋に陣取り、お待ちかねのビール! うーん、こりゃウマーい。
途中のスーパーで買って来た290円のお弁当を食べ、ビールを飲み、海を眺める。

お気に入りの場所であるここからの景色は、私にとって最高の”ビールのつまみ”である。
今日はもう、何もする予定はない。 のんびりまったり、この最高の景色の中で、”のんべんだらり”と過ごすだけである。
2本目のビールのプルタブを『プシュッッ』 『グビリ』 『プハーッッッ』

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2本目のビールを空けるとエアクッションに空気を入れ、それを枕にしてベンチにゴロリ。
今日の本は、久し振りに引っ張り出して来た『蘇る金狼(大藪春彦、角川文庫)』 痛快なハードボイルド。 たまにはこんな本もいいんじゃないか!
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夕方。 これからが、シーカヤックにテントを積んで島に渡るキャンプツーリングの中で、最高に楽しい時間である。
午後5時を過ぎてもまだまだ明るいが、お腹が減って来たので夕食の準備にかかる。
今日のメインは、簡単なスパゲティ。 最近お気に入りのオピネルを取り出し、ピーマンを切る。 その次はタマネギだ。

オリーブオイルでまずは野菜を炒めておき、適当な所でソフト麺を入れる。 更に2分炒めてから、粉末のソースを絡めると、簡単スパゲティの出来上がり。

一本目のビールは『エビス』 スパゲティもイケる。
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エビスビールを飲み、スパゲティを食べ、次第に暮れて行く瀬戸内の海を眺め、そしてまたエビスビール。
次のつまみは、キュウリだ。
洗ってオピネルの背の部分でトゲを削いだキュウリを『ポキリ』と折り、シェラカップの上で塩を『パラリ』と振って『ガブリ』と齧る。 そしてビールを『グビグビグビリ』

次第に暗くなって行く東屋の下でヘッドランプを点け、ビールから焼酎へ。
ほど良く気持ち良くなって来たところでシュラフに潜り込み、あっというまに眠りに落ちた。

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