あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: ダイドック祝島堪能ツーリング(1)_最高にジューシーな裸ビワ

2008年06月08日 | 旅するシーカヤック
2008年6月7日(土) この週末は、久し振りの商業ツアー。 カヤック仲間であり、横断隊仲間でもある『ダイドック』の看板ツアー ”祝島ツーリング” に、長男とともに参加することになっている。
***
久し振りの祝島訪問。 最初は、ダイドック創業後の初ツーリングで、2回目は瀬戸内カヤック横断隊で、そして今回が3回目となる祝島。 今日は、長男と一緒にタンデム艇を漕いで祝島に渡るというので、とても楽しみだ。
5月連休に初めてチャレンジした、ダブルのアークティックウインドを準備し、集合場所へと向かった。
***
今回は、男女のペア1組と私たち親子、そしてガイドであるダイドックの計5名。 タンデム2艇、シングル1艇と、まとまりの良いツアー。

恒例である、出発前のナビゲーション。
女性の方は初めてのシーカヤックと言うことだが、今日は天候も安定しており、良いツーリングが期待できそうだ! それにしても、初のシーカヤックツーリングが祝島ツアーとは、うらやましい限りである。
***
べた凪の瀬戸内海。 かんかん照りでもなく、かといって寒い訳でもなく、梅雨時期にしては最高のパドリング日和。 

瀬戸内では珍しいと思われる、ホワイトとブルーのアークティックウインドのコンビで、快調に漕ぎ進む。 気分爽快、クルーはバウもスターンも奇々怪々だが、パドリングは絶好調!
家に帰ってから、ダイドックに渡したカメラで撮ってもらった写真を見たが、タンデム艇でのアークティックウインドのコンビは、なかなかいいじゃあないか!
***

途中のきれいな浜で休憩し、追い潮に乗って一気に祝島へと漕ぎ渡る。

ここは、風が吹くととんでもなく荒れる海峡なのだが、今日は幸いにもベタベタの凪。 行き交う船に注意しつつ、潮に乗ってあっというまに祝島へ。
***

少し遅めの昼ご飯は、ダイドック特製のエスニックカレー。 漕いだ後のカレーは、格別である。
もちろん、缶ビールのプルタブを『プシュッ』と開け、『ゴクリ、グビリ』と飲る。 あー、たまらんなあ!
***
食事を終え、少し休憩すると、今回のメインイベントである『ビワ狩り』へ。

山を登り、ビワ畑へと向かう。

ビワ畑に到着すると、ビワもぎの説明を受ける。 今回もぐのは、袋掛けのしていない『裸ビワ』
畑に入り、ビワの木に登り、教えられた通りにビワをもいでいく。
これが楽しいのなんの! ハサミなんか使わない。 軍手も不要だ、素手で充分。 蚊なんてへっちゃら。
野生の本能が騒ぎ出し、おいしそうなビワを見つけては、枝から枝へ、木から木へ。 喉が渇くと、時々『ガブリ』ともぎたてのビワにかじりつき、ジューシーで味の濃いビワを堪能ながら、祝島名物の一つであるビワを収穫しては息子に手渡していく。

時を忘れるとは、まさにこのこと。 他の人がもう取り終え、畑から上がって休憩しているのに、あまりの面白さに我を忘れて収穫していた。

収穫した裸ビワは、お土産にしてもよいということだったので、一つ一つ丁寧に切り取り、息子と二人でパッキングしていく。

詰めても詰めてもまだまだかごの中に残っている。 いやあ、こんなに取っていたかなあ?
家族に、親に、そして近所に、これは良い土産ができた。
今回のツアー参加者の最高齢だというのにお恥ずかしい限りであるが、歳も忘れてビワ狩りを心底楽しませていただいた。
本当に楽しく、そしておいしい一時であった。 お世話になった方々には、感謝しております。
本当にありがとうございました!
***
山を降りると、荷物を持って民宿へ。 さあ、これから楽しい晩ご飯だ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする