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2023年7月2日(日) バンコク二日目。

朝起きて部屋から外を眺めると、薄曇り。
雨季ということで、連日の雨を覚悟してきたのだが、昨日今日はなんとか雨には見舞われていない。
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朝食は、昨日残りを持ち帰りしたカニ炒飯の残りをいただく。

冷めても美味しい、絶品の蟹チャーハン。
ホテルの中はこんな感じ。

高くはないホテルであるが、部屋の設備も含めて十分満足である。
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今日はワットポー寺院を訪問してみようか。
まずは朝のチャイナタウンを散策。

流石に市場は既に活動を始めている。

初めて訪問する街の散策は、様々な発見や驚きがあってとても楽しいものである。

そして今回の旅で活躍したのが、Google翻訳。

記号のようにしか見えないタイ語の標識や看板、メニューなどが、Google翻訳を使うことでかなり理解ができるのは本当に便利である。
以前は、Google Mapを使うことで、カリフォルニア出張の休日に独りでバスを3本乗り継いで観光地であるロングビーチを往復することができた。
バスで移動することで、地域の人達が住んでいる地域の雰囲気や、地域の人達のバス内での様子を観察し実感することができ、本当に貴重な経験ができたが、これもGoogle Mapのお陰であった。
今回さらに、Google翻訳という強力なツールが加わったことで、英語圏以外への旅の自由度が格段に上がったことを実感する。
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街には仕事仕様に改造されたバイクや自転車が多い。

チャイナタウンだからなのか、店先には線香を立てる容器も設置してある。

あるくみるきく

移動販売などする人達のために、歩道と車道の段差を解消するスロープが設けられているのは、生活実態に応じた素晴らしいインフラ整備。

それにしても蒸し暑いバンコク。

マスクの着用は初日の数十分で諦め(現地のタイ人のマスク着用率は7-8割で日本と同じくらいと高いのには驚いた!)、その後は最終日までノーマスクで街を散策。
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今日の最初の目的地である、ワットポーに到着。

外国人料金を支払って、見学させていただいた。
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大きな寝仏が有名である。
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ワットポー寺院を訪問した目的の一つは、タイ古式マッサージ。

ここでは、寺院内で本格的なマッサージが受けられるということなので、それを楽しみに来たのである。

料金は、街中より高めの1時間480バーツだが、口コミ評価が高いので期待できる。
結構待ち時間が長いとの情報であったが、今回は開店と同時に入店したため、待つことなくマッサージを受けることができた。
かなりしっかりとしたマッサージを1時間たっぷりと受け、心身ともにリフレッシュして大満足。
ここは来てよかったなあ!
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寺院を辞して、再び街を散策。

近くにある、静かで綺麗な公園。

木陰でのんびりと過ごしている地元の方々も居られた。

街では、バンパーが外れないように、ロープで止めているクルマも発見。
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チャイナタウンに戻り、お昼ご飯は麺のお店。

メニューには英語表記されており、オススメの一品とビールを注文した。

まずはビール。

このお店では、ビールを入れるグラスに氷が入ってサーブされたのには驚いた。
そしておすすめという麺。

一口食べると、ピリ辛ではあるがこれが美味しい。
ビールを飲みながら美味しい麺料理をいただき、大満足のお昼ご飯であった。
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まだ夕方までには時間があるので、事前のチェックで気になっていたチャオプラヤー川のリバーボートを試してみることに。

船着場に向けて、初めての道をGoogle Mapを頼りに歩いていく。

自動車の中古部品を山積みにしたピックアップトラック。
ミャンマーの旅で実感したのだが、新興国では自動車の中古部品はとても重要な消費財の一つ。

電線もすごいカオス状態であり、心の底ではこの光景を楽しんでいる自分がいるのは否定できない。
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ようやく、チャオプラヤー川の船乗り場に到着した。

せっかくなので遠くまで行ってみたく、オレンジラインのチケットを購入。

乗る距離には関係なく、一乗船で16バーツの料金設定のようである。

とても安い。
ミャンマーのヤンゴン旅では、物価が安くなかなか両替したお金が減らないのに驚いたのだが、ここバンコクでは円安の影響もあってか物価の格差が大きいようで、そこそこのお店でビールを飲み、そこそこの料理を食べると独りでの晩ごはんで2,000-3,000円ほど掛かるのだが、屋台での買い食いやここでの乗船料金はとてつもなく安い。
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オレンジフラッグの船がやってきたので、ここから約1時間の船旅となる。

チャオプラヤー川は海運が栄えているようで、多くの船が行き交っており、とても活気があるのには驚いた。

約1時間ほどすると、ノンタブリーに到着。
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ここから少し街の入り口を散策。

バンコク中心街とは異なり、郊外の田舎町らしい雰囲気である。

ここには、ぜひ他の日にゆっくりと訪ねて来たいものである。

船着場の近くにあるトイレは有料。
普通のトイレが5バーツ、VIPトイレは10バーツということだが、普通で良いので5バーツを支払って使わせていただいた。
ヤンゴンでも有料トイレのシステムはあったので東南アジアでは珍しいものではないのだと思うが、日本でも管理や清掃に課題があるエリアなどでは、この有料システムを導入してみても良いのではないだろうか?
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オレンジラインでの帰路では、この旅初めての夕立が。

その雨もすぐに弱くなり、幻想的な風景を楽しませてくれる。

最初に乗船した船着場まで戻ってきた。
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街は、雨上がりの景色。

今日の晩御飯は、チャイナタウンのお店でいただいた。

メニューを見て、海鮮焼きすき焼きを注文。

もちろんビールは欠かせない。

席のすぐ横にある磨りガラスには、送風機とそれに取り付けられたリボンのそよぎが映り込んでおり、幻想的な雰囲気を醸し出している。

ピリ辛で美味しい、海鮮焼きすき焼きとビールを、のんびりまったりと楽しむ夕食。
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食事を終えて店を辞すと、再び夕立が。

バンコクの人々の雨宿り風景。

バス停には、ビニール袋をかぶって突然の雨を凌いでいる叔母さん達も。
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ホテルに戻ると、今夜もビールを飲みながらテレビでキックボクシングを楽しむ。

還暦直前のジジイ旅には、騒がしく鬱陶しい夜の歓楽街よりも、独り静かにたいを感じるキックボクシングを観戦しながら、地元のビールを飲むのがお似合いである。
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その(3)に続く。