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あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: ロードスターで沖家室島へ一泊旅行(1)

2008年09月21日 | 旅するロードスター/アテンザ
2008年9月20日(土) この週末は、妻と二人で周防大島&沖家室島を楽しむ一泊ドライブ旅行。
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山陽自動車道を降りて快適な一般道を走り、周防大島に入る手前でちょうど昼前。

お昼ご飯は、大畠に来るといつも立ち寄る『ちどり食堂』
ガラリと扉を開け、『こんにちは』 すると、『おや、こんにちは。 今日はねえ、残念ながら瀬戸貝がないんよ』
『そうですか。 最近は、瀬戸貝が無い事もあると聞いてたんで、無かったら他のものを食べてみようと思って来たんですよ』

妻と並んでカウンターに座り、メニューを眺める。 『日替わり定食は何ですか?』 『今日は、メバルの煮付け』
『じゃあ、日替わり定食とラーメンをお願いします』

調理されているあいだ、瀬戸貝の話しや夏の間の様子、おばちゃんの休日の過ごし方などなど、楽しい四方山話。
『息子さんはどう?』 『はい、上は研修も終わって仕事してますよ。 下は、宿題やら試験やらいうて、勉強が忙しそうです。 クラブも頑張ってますけどねえ』 『ほうね、それは良かったねえ』
『はい、親が一番気楽に遊んでますよ』と笑う。

『そうそう、前に、あなたの知り合いじゃと言う人が来たよ』 『ええ、聞いてます』 『見たらクルマにカヌーが積んであったから聞いてみたんよ』 『そうなんですか。 他にも、自転車で訪ねて来た人も居るんですよ』

カウンターにラーメンと日替わり定食が並んだ。 『いただきます!』
妻が頼んだ日替わり定食には、メバルの煮付けが二匹と、肉じゃが、みそ汁、そして見た事が無いものが。
『おばちゃん、これは何ですか?』 『これは、トリ貝のひも』 『そうなんですか。 うん、ウマい。 (笑いながら)これはビールが欲しくなるなあ』 するとおばちゃんも笑いながら、『今日はクルマじゃけだめじゃねえ』

『ごちそうさまでした。 また寄りますよ』 『気をつけて行ってきんさい』 『はい』
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今日は、これまで行った事が無い所に行こう!
まずは嵩山へ。 くねくねと曲がりくねった細い山道を、ローギア、セカンドギアでゆっくりと登って行く。

頂上からは、北側と南側のいずれも眺望が開けており、絶景である。 『ここはいいねえ』
休憩所のテーブルに座り、途中で買い込んで来た飲み物とお菓子でおやつタイム。
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山を下りると、次は星野哲郎記念館へ。

きれいな建物。 中は演歌の世界なので、お客さんの年齢層も高い。 入口近くにあるシアターでは、十数分の映像で、北島三郎の演歌が堪能できる。 うん、サブちゃん、やっぱりいい。 海の男は演歌やのう。
これまで知らなかったのだが、私が好きな『男はつらいよ』の主題歌も、星野哲郎さんの作詞であった。
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片添に寄り、フラのイベントを少しだけ見学。
 
夏の名残がたっぷり残った美しい浜を前に、ハワイの音楽が流れ、フラが踊られる。 のんびりまったり、なかなか良い雰囲気である。
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夕刻、沖家室島へ。
 
今日の宿は、『鯛の里』
ちどり食堂のおばちゃんに、今日は沖家室の鯛の里に泊まるんですと話すと、あそこは食べきれんくらいのおいしい魚料理を出すらしいねえと言われたくらい、魚料理で知られた民宿である。 また、宮本常一ファンにも有名な宿。

ガラリと戸を開け、『こんにちは。 今着きました。 よろしくお願いします』
ここにお世話になるのは2回目である。 以前は、シーカヤック仲間であるエルコヨーテさん、エクストリームNさんと共に、カワノヨシオさんのルーツを探すためにやってきたのだ。
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お風呂に入ってさっぱりと汗を流し、待望の夕食。 妻に、ここの魚料理をぜひ食べさせたかったのだ。

食事をとる部屋に入ると、刺し盛りがドーンとおかれていた。 『これはすごいねえ』 『ここは、ほんとうに魚がうまいんだよ』
鯛、おこぜ、そしてカワハギ。 それとは別に大きなサザエ。 この刺身だけでも来た甲斐があるというものだ。
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『じゃあ、カンパーイ!』
 
ビール、刺身、ウチワエビ、ころころサザエ。
 
妻が一番楽しみにしていた『アワビ』 一つは刺身で、もう一つはバター焼きで。 そしてアラ煮、炊き込みご飯。
最高の贅沢である。
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途中からは、松本さんも一緒にお酒を酌み交わし、昨年のホクレア号の話しで盛り上がる。
私が知らなかった、周防大島でのナイノア船長とのエピソードなど、興味深い話しも聞かせていただいた。 また、もちろん宮本常一の話しも。
飲んで、食って、会話して。 楽しい夜は更けて行く。

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瀬戸内シーカヤック日記: ロードスターの燃費が!

2008年06月22日 | 旅するロードスター/アテンザ
シーカヤック運搬用&家族での移動用に使っているステーションワゴンとは別に、ドライブ&通勤用にロードスターを使っている。

↑ 一年中、雨や雪が降らない限りはオープンドライブ。 通勤も、もちろんオープン。 海沿いの道を走る通勤は、会社に行くという事も忘れるくらい爽快である。

毎日の通勤に使っているこのロードスターの燃費が、最近スゴい事になっているのだ。
前々回の給油時が、15.1km/L、この週末に入れたときは、なんと15.4km/L。

NB、1.6L_5MTのカタログ燃費が、10.15modeで14.2km/Lなので、実燃費がそれを大幅に上回っている。 これは驚きであった。
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自分で余裕駆動力を調整できるMTの良さを駆使して、通勤時には余裕駆動力ミニマム制御で走行しているため、以前から燃費は良く、通勤主体で、春から秋は14km/Lを少し越え、冬は暖気運転とライト点灯の頻度が高まる影響からか13.6km/L絡み。 また遠出では、一部高速を使った下関までの往復ドライブで、17km/Lを超えた事もある。
これでもすごいと思っていたのだが、通勤主体での最近の15km/L超えは驚異!

この理由ははっきりしていて、オイルの影響。
私はディーラーのカード会員になっていて、特に銘柄指定せず、ディーラーが設定したオイルに交換しているのだが、以前は純正のSL_5W-30だったのが、最近交換した時にはECO_0W-20に変わっていたのである。
その時には『フーン、オイル変わったんだ』程度に思っていたのだが、給油してみてその効果に驚いた。

走り屋ではなく、屋根を開けてのんびりまったりと走るのが好きなので、低粘度オイルで充分だろう。
こんなに変わるのなら、次にタイヤを替える時にはエコタイヤも検討してみるかなあ?
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↑ 妻とのドライブにも活躍。

↑ ミニマムパッキングに徹すれば、二人でキャンプにいく事もできる。 長男とキャンプに行ったこの時には、ダッジオーブンや折りたたみ式のコットも積んで行った。

↑ もちろんワインディング走行も楽しい。 まさに人馬一体! ヒラリ感!

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瀬戸内シーカヤック日記: ロードスターでエルコヨーテへ

2008年03月30日 | 旅するロードスター/アテンザ
2008年3月29日(土) この週末は、いつものメンバー3人で山口のエルコヨーテさんの工房に集まり、長州赤鶏をメインにした宴会の予定。
数ヶ月ぶりの再会、楽しみである。
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朝、ロードスターの屋根を開け、山陽自動車道を西に向かって走っていく。 天気も良く、気温も適度。 正にオープンドライブ日和。

まずは、防府天満宮により、息子の合格のお礼参り。 『おかげさまで合格できました。 ありがとうございました!』
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ロードスターは、更に西を目指す。 秋穂の海が見える高台の公園でお弁当を食べ、宇部、そして下関。
綾羅木では、前から気になっていた博物館を見学。

その後は、本州最西端の岬へ。

ここは、瀬戸内横断を終えたあと、下関から日本海を北上していった『古代人ツアー』で漕いだ場所。


折しもこの目の前の海を漕いだのは『福岡県西方沖地震』の時で、フェザークラフトの船底を、『ドンドンドン』という不気味な震動が襲って来た事を良く覚えている。 それはそれは、貴重な経験であった。


最西端の岬を見学し、暖かい缶コーヒーを飲んでしばし休憩。 うん、良い所だ。
そこから海沿いに北上して、『大河内温泉』へ。
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夕暮れの響灘沿いでのオープンドライブを楽しみ、初めて訪れる温泉へ。 静かな山間の温泉。
気持ちよい風呂と、済んだ空気。 適度な温度の源泉湯。 ここは、良いお湯だ。

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夕方7時。 集合時間にエルコヨーテさんの工房へ。
いつものメンバーである、エクストリームNさん、エルコヨーテさん、そして私。

今日は、長州赤鶏三昧の予定だが、そこに下関、唐戸市場の新鮮な寿司もそろって、海の幸!、里の幸! なんともぜいたくな宴会である。

工房の中では、炭火で焼き鳥が炙られる。 モーモーと煙る工房で、焼きたての香ばしい焼き鳥。 そしてビール。
尾肉。 首肉。 皮にきも。 うーん、たまらん。

ここ数ヶ月の想い出話、たのしいばか話に花が咲き、楽しい時間は過ぎていく。

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雨降りとなった翌朝は、ゆっくり起き出し、おいしい朝食を摂り、コーヒーを飲む。 そして再び雑談。
帰りには、エクストリームNさんと一の俣温泉に入ってのんびりまったり。

うん、オープンドライブを楽しみ、温泉を巡り、長州赤鶏と唐戸市場の寿司ををたっぷりと堪能した。

思いがけずも2週続けての下関訪問となったが、いやはや、またまた充実した週末であった。

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瀬戸内シーカヤック日記: ロードスターでオープンドライブ&ムツゴロウラーメン

2008年03月09日 | 旅するロードスター/アテンザ
2008年3月9日(日) 今日は、最近免許を取ったばかりの長男と、ロードスターでドライブに出掛ける事にした。


↑ 『中国山地のワインディングとロードスター』 これは、昨年妻とドライブに出掛けた時の写真

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朝。 まずは近くの工業団地に行き、先週の課題だった『スタート時の半クラ』の感触を確認。
さすがに2回目となると慣れたようで、危なげのない発進になった。 坂道発進もOK。

じゃあ、出発だ!


↑ これは、先週長男と出掛けた時の『海沿いのワインディングとロードスター』

街を抜け、郊外の海沿いの道を、屋根を開けたロードスターで駆けていく。
自分が運転していないのは不思議な気分だが、それはそれで、なんとなくうれしい気分。

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昼前になったので、お昼ご飯を食べに戻ろうと、いったんコンビニの駐車場に入る。
缶コーヒーを飲んで一休みし、長男に引き続き運転を任せ、出発するためバックで方向転換していると、一人のおじさんがにこにこしながら近づいて来た。

『おー、これは寒うないんか?』と、おじさん。 『ええ、ヒーターを入れていると暖かいもんですよ』と、私。
『ほお、そうかそうか』 『じゃあ、失礼します』

おじさんは、笑顔で見送ってくださった。

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お昼ご飯は、『ムツゴロウラーメン』 ここのラーメンがおいしいのだ。
到着したのは開店寸前。 しばらく待ち、暖簾が掛かったところで店に入る。 今日は一番乗りだ。

カウンターに並んで腰掛け、『ムツゴロウラーメン、二つお願いします』
待っている間にも、お客さんはどんどんと増え、すでにカウンターはほぼ満席状態。 やっぱり人気があるんだなあ。

二人でラーメンを食べていると、店のご主人から『ところで、オープンカーって寒くないんですか?』と話しかけられた。
そうか、店の前でクルマを停めて、開店時間を確認しているときに見ておられたんだな。

『ええ、寒くないんですよ。 というか、ヒーターを入れると暑いくらいになることもあるんです』
『夏は大変なんでしょうね?』 『ええ、冬よりは夏が厳しいですね。 屋根を開けていると、エアコンも効きませんし、直射日光がビシバシと刺してきますからねえ』

『オープンカー、欲しいんですよ!』 『そうなんですか。 好いですよー!』 『そうですよねえ』

その後も、奥の方で、『安い中古でいいんだけどなあ』 『オープンカー欲しいよなあ』と、他の店員さんと話しておられる声が聞こえてくる。

再び、『お客さんのは屋根は自動ですか』 『いいえ、手で開けるやつなんですよ。 でも、一瞬です』

『本当に好いですよ。 ぜひ! 人生の楽しみが、確実に一つ増えますよー』

***

おいしい『ムツゴロウラーメン』を食べ、汁まで全て飲み干すと体が温まり、二人とも汗が吹き出してくる。 ああ、旨かった。

『ごちそうさまでした』と店を出て、ロードスターに乗り込もうとすると、店のご主人が出て来られた。
これは、やっぱり屋根を開けるところが気になるんだろうなあ。

ドアを開け、乗り込み、内側から指差しながら『ここと、ここに、金具があるんですよ。 これを、こうやって外して、こう押すと』 そう、屋根が一瞬のうちに開くのである。

『ね、簡単でしょう?』 『うんうん』

そして、閉める時は、と言って外に出て、『ここをこう持って、こうすると』 一瞬でクローズ状態に。 『なるほど』

***

『じゃあ、帰ります。 本当においしかったです。 ごちそうさまでした!』

ロードスターでオープンドライブ。 屋根を開けていたおかげで、二人の方との思いがけない出会いがあった。
やっぱ、オープンでしょう!

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